「陰鬱な音楽青春映画」コントロール タブローさんの映画レビュー(感想・評価)
陰鬱な音楽青春映画
Joy Divisionのファンなら間違いなく楽しめる作品。バンドメンバーの雰囲気が本人たちに寄せてあり違和感がなく見られる。ライブシーンも迫力があって良い。
有名バンドを題材にした他の音楽映画よりも話のスケールが小さくて、そこが良い。あくまでもイアン・カーティスという1人の人間の生涯を描いたドラマであり、彼の見ていた風景も我々と同じような日常であり、同じ人間であることがよく描かれている。
終始モノクロの映像は、陰鬱さをより加速させているようにも思えるが、色をなくしたことでカラー映像だとどうしても目立つ現代の色彩がなくなり、当時の時代感を上手く演出できていたと思う。
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