紀元前1万年のレビュー・感想・評価
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動物のCGと砂漠の美しさ
総合:65点
ストーリー: 55
キャスト: 70
演出: 75
ビジュアル: 85
音楽: 70
他の人の評価がかなり悪いので見るのをやめようかとも思ったのだが、実際に見てみるとそこまで悪くなかったです。
確かに設定は無茶苦茶で、人類の文明と絶滅した動物の登場した時代がずれていたり場所がずれていたりします。物語も最後の部分とかそんなにたいしたものではない。
しかし冒険の途中で絶滅動物が画面いっぱいに動き回る場面はかなり面白く、ディスカバリー・チャンネルの絶滅動物編のようなドキュメンタリー番組代わりに楽しめる。砂漠の光景を美しく撮影するカメラワークも素晴らしい。音楽もでしゃばりすぎずに状況を盛り上げる。セットや服装も手が込んでる。全体に金がかかっているのがわかる。どんなに駄目なのか粗探しをして文句を言おうと最初から構えないで、映像を楽しもうとすればそれなりにいいかなと思います。
作品の狙いが不明…。
技術面で言えば、素晴らしいが、どうしてこれ程にストーリーがずさんになるのか…。
確かにあれほどにリアルなマンモスやサーベルタイガーを再現しようと思えば膨大な時間がかかるのはわかるが…。
状況設定が嵐のように過ぎ去り、ただただ淡々とストーリーが進んで行き、ラストには一度死んだようにみせたヒロインを生き返らせるというタブーを見せてくれた。
いったい観客をどういう感情に持って行きたいのかよく分からない。
映画館だと大迫力かもしれないが
予告を少し見た感じでは、紀元前1万年に生息した動物と人間を描く映画だと思ったけど、ほぼ人間を描いてた作品。
アポカリプトは逃げる方でしたが、こっちは追う方でしたね。
確かにマンモスとサーベルタイガーがちょこっと出てる程度で、舞台が紀元前1万年である必要はあったのか?
「太古の動物と共存し、突然訪れる気候の変化に戸惑う人類、そして人間ドラマを交えながら迎える氷河期」という内容のほうがおもしろい気がする。
映像を楽しんで見ました。
マンモスの大群や、ピラミッドなどの圧巻のCG映像という触れ込みの作品。
だけど、期待しないで見たのが良かったみたい。
確かに、映像は良かった。
地面を揺らす、マンモスの大群。
間近に迫る、大きな牙のサーベルタイガー。
凶暴なダチョウのような 殺人恐竜もどき。
壮大なピラミッドの建設の様子。
どれも見ていて、迫力あり。
また、素晴らしい自然。
白い雪野原。
夜の砂漠の月の青い光と星。
黒いゴツゴツとした岩。
深いジャングルの緑。
1万年前という、生きていくだけでも、きっと大変な時代での、愛の強さ。
便利な機器のない時代の、若者の一途な愛を見守りました。
寒い土地から、暑い土地まで、遥か彼方までの旅、お疲れ様でした。
マンモー
ブルーレイで観たのでかなり綺麗な映像でした。
ストーリーはかなりかなり単純。大したひねりもなく最後までストレートに走ります。
マンモスのシーンはかなり迫力あり、凄い映像だなって思いサーベルタイガーのシーンがもっと見せて欲しかった。ローランドさんはいつも自国主義。英語話すのは少数(1部族)で後は他の言語。しかしながら主人公部族は英語。インデペンデでも感じたがいつも自国はヒーローにして撮っている。見せ場もキレも少ないがマンモスのCGは凄いと・・・他ないかなぁぁぁ。次のローランド作品に期待。確か2012だったよね。
紀元前1万年
正体不明の奴隷狩りに許嫁を連れ去られた若者の許嫁の奪還の旅。
メル・ギブソンの傑作「アポカリプト」と同じようなストーリーラインだが、方向はまるで異なり、こちらはピーチ姫を追いかけるマリオなハラハラドキドキ感。
とにかく、誰も見たことが無い紀元前1万年前なのである。
しかもローランド・エメリッヒなのである。
ローランド・エメリッヒと言えば、最強の装備を持つ超巨大UFOに対し、MacだかWindowsだかのコンピューターウイルス送り込んで混乱させ、その上核の特攻攻撃で凶悪宇宙人の野望を見事に打ち砕いた男だ。
ビジュアルの為なら何でもする。
少年の心を持つ、正に男の中の男なのである。
その男が、これが1万年前の世界だと言うならそうなのだ。
多少怪かろうが、理屈に合わなかろうが気にすることはないのである。
そんなことより、見たことの無い動物や世界遺産の建築現場など、見ることが叶わぬものを見事な映像で示してくれる。
立派な男子の仕事なのである。
これでいいのである。
許嫁を演じたカミーラ・ベルのエキゾティックで可憐な美貌が、CGメインのビジュアルに効果的なアクセントとなっている。
“リアル・ギャートルズ”ってか!
“確信犯的バカ映画監督”ローランド・エメリッヒ。「ユニバーサル・ソルジャー」「スターゲイト」「インデペンデンス・デイ」ハリウッド版ゴジラ「GODZILLA」「デイ・アフター・トゥモロー」…。この監督の“トンでもフィルモグラフィー”に、また新たな大作が加わりました(^^;。エメリッヒ、またまたやってくれちゃいました!
ちゃんとストーリーがあるのですが、ハッキリ言って『そんなの関係ねぇ~!』状態です。色々ストーリー展開もされるのですが、≪敵≫である戦ってる相手も最後まで何者なのか、よ~わかりませんし、途中でちょくちょく伏線的に出てくる主人公の父親の話も、結局最後まで何の発展もしませんし、何より予告編にも出ていたサーベル・タイガーも、もっと活躍するのかな~?って思ってたのに、『何しに出てきたんや?』程度で終わっちゃいましたから…。
まあ、今回も映像は素晴しいです!この映画の情報を初めて聞いた(マンモスと人間が出てくる映画だって)とき、『それって「ギャートルズ」の実写版やん!』って思っちゃったんですけど、そんなレベルで語れるもんではございませんでした。マンモスの群れを人間たちが追い掛けるシーンだけでも、『凄えなあ~』と、口ポカン状態で見ておったのですが、更に後半ピラミッド造営の為に働く奴隷達との“労働コラボ”が描かれたモブシーンなんか、『ホンマにどないして撮ったんや??』って、思わずのけぞりながら観てしまいました。
地味なキャストで出演料を節約して、その分を映像製作料に充てるという、典型的な“エメリッヒ映画”でございます。今回は特に殆んどのキャストが『あんた誰?』状態ですので、いつもより更に拍車が掛かっております。でもストーリーがな~(>_<)。
しかし、エメリッヒ映画は作品ごとに見事なほど“アタリ”“ハズレ”がハッキリしておりますね。全作共通して“壮大なるバカ映画”(←褒めてるんですよ!)ではあるのですが…。今回は吾輩的には“大ハズレ”だったかな~?う~ん、まるでエメリッヒは『ホームランか三振か』の“浪速の春団冶”川藤幸三氏のようですな(^^;。
マンモスをもっと!
謎の集団にさらわれた仲間の救出劇がメイン。
つまり,全体の70%に登場するのは人間。
期待していたマンモスの活躍は最初と最後だけ・・・。
サーベルタイガーなんてゲスト扱いにも程がある。
予告編から受けた紀元前1万年に棲息する
動物と人のサバイバルアドベンチャーは,
ほんの申し訳程度でがっかり。
少ないながらも,その映像は見事で興奮する。
でも,カタルシスには欠け,スペクタクルも不十分。
「アポカリプト」にそっくりな展開に,
「300」「キングコング」のような背景で
繰り広げられる人間ドラマは単純でしょぼいし,
感情が動かないどうでもいいラブストーリーが退屈。
余韻なんて微塵も無いから,長いエンドクレジットに眠気。
有名俳優のいない『トロイ』かと・・・
24日国際フォーラム試写会。この映画は「時代考証に問題ありTOP10」ということで、最近、話題になっていましたが、ここまで昔の話ならば1万年でも10万年でも関係なし、というのが観客の感想。(ちなみに試写会のゲストは「紀元前1年!」と、タイトルすら間違えていましたが。)ただ、「面白ければいい!!」のですが、個人的には期待はずれ・・・ストーリーもCGもたいしたことありません。過去のローランド・エメリッヒ 作品の中では一番の駄作のような気がします。ドキドキも盛り上がりもなく、ただ単調にエンディングに向かいます。残念ながら、面白さは『はじめ人間ギャートルズ』のほうが数段、上かもしれません・・・。
度肝を抜くスペクタル、でもストーリーローランド・エメリッヒ監督作品と言うことで勘弁してやってください(^^ゞ
ローランド・エメリッヒ監督は仕掛けはでかいのですが、ストーリーとしては大味になりやすいのが難点です。
確かに紀元前1万年という時代は、一度も映画で描かれていません。恐竜時代でもなく、古代でもなく小地蔵的に言えば、海に沈んだアトランチス文明とそれを受け継いだエジプト文明の中間期あたります。資料なども乏しい中で、よくもまぁ、想像だけで巨大スペクタル作品としてまとめたものです。
作品の中で、ピラミッドの建造シーンが登場しますが、これはCGでなく映画史上最大のセットであると言うから、もう驚きのひと言です(@_@)
まぁ映画を見たと言うよりも、アミューズメントで巨大なアトラクションを体験した来た感動に近いでしょう。
勇壮なデレーたちヤガル族のマンモス狩りは、手槍1本で巨大なマンモスと戦う壮大な戦いを描いて見応えありましたよ。
あと一族を奴隷としてさらっていったナゾの一団とそれを取り返しに追ってきたデレーたちとの草原の戦闘では、後半恐鳥も加わり、手に汗握る迫力あるシーンとなりましたが、あまりに場面展開の速さについて行けませんでした。
もちろんラストの奴隷解放の戦いもすごかったです。
ただ不満ところもあります。
巨大なピラミッドと失われた文明。それに神話や神秘思想が当然絡み合っているはずなんですが、明かされるのは大神が沈んだ大陸からやってきたと言うだけ。おそらくアトランティスの末裔なのでしょうけれど、デレーたちよりも遙かに高度な文明をもった大神たちの一族について何の説明もなかったです。
これが古代エジプトの源流となる王国であったとしたら、あまりに脆くて弱すぎます。 圧倒的に少数のデレーたち部族連合が一度襲いかかるだけで、総崩れになるのですから。もう少し波乱もあり、また彼らが何故ピラミッドを建造しているしているのかその背景にも突っ込んで欲しかったですね。
デレーとエバレットのラブシーンも乏しく、二人への思いもあまり感情移入できませんでした。
映画として見たら、ちょっと不満が残る作品かもしれません。まぁ、ローランド・エメリッヒ監督作品と言うことで勘弁してやってください(^^ゞ
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