「本当の勇気を持っていなかったからだ」紀元前1万年 shimoさんの映画レビュー(感想・評価)
本当の勇気を持っていなかったからだ
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映画「紀元前1万年」(ローランド・エメリッヒ監督)から。
主人公が、マンモスを1人で倒した、として
一躍、部族の英雄になったが、ナレーションが語った。
「危機感が迫っている」に続いて、
「本当の勇気を持っていなかったからだ」と。
事実は、縄が絡まって離れたくても離れられなかったし、
倒した槍も偶然(勝手に)、マンモスに突き刺さった。
結果だけ見れば、勇敢に立ち向かい倒したことになるが、
それを知っているのは、本人だけ。
だから最初は、有頂天になって「リーダー」きどり。
しかし、良心の呵責に耐えかねたのか、
本当の勇気を見せて、誰もから認められた時、
自分の力で、リーダーの印である白い槍を手に入れる、
そう思ったのか、潔い判断だった。
今の社会、なかなかこうはいかない。
だからこそ、真のリーダーが求められている気がする。
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