20世紀少年のレビュー・感想・評価
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同級生の縁を大切に。
カルト教団のきな臭い足音がひたひたと近付くなか,
不屈のロック魂で世界を救うため立ち上がったケンヂとその仲間。
終盤のロボット襲撃は,
「マスク着用人数が少ない」などの
細かいツッコミが見えてしまっているものの,
不気味な破滅の行動が恐ろしくて,画面に釘づけ。
笑いを抑えた世界観に,
希望と不安を反映させた時代性をきちんと落とし込み,
「ともだち」が何者なのか推理させるミステリーに集中させてくれ,
原作ファンの贔屓目なしに面白かった!!
エンドクレジット後に第二部の予告が流れます。
ケンジの歌を最後まで聞きましょう!!
まずまずの滑り出し
キャスティングを含めて原作をトレースすることに重点を置いた1作目。これはこれでいい。あとは続編でどう独自色を出してくれるかだ。
一部気になったキャスティングも実際に見るとさほど違和感はない。ただともだち関連ではあのお面のままではマンガ的過ぎるし、組織構造にしてももう少し説明があったほうが良かったのでは?
2時間20分あるが前半はテンポよく進む、ケンヂがギターをかき鳴らしたあたりからスイッチが入るのがいい、またラスト30分くらいは血の大みそかをじっくりと見せようとする。この映像化は難しかったと思うがギリギリで許せる範囲。むしろその前の国会議事堂爆破の方がよかったりして。T.レックス使えてよかったね。
やっぱり原作の漫画はスゴイ!!
沢山の伏線をはった話を、登場人物の多い話を三部作ですがよくまとめたなと偉そうですが、そう思いました。第一部はやはり登場人物の紹介でほぼ終わってしまうのは仕方ないと思います。が、もう少しテンポ良く最後の大晦日までもっていき、みんなと一緒に「ケンヂ~っっ」って叫びたくなる程の興奮を味わえたら幸せでした。実際、漫画ではそれほどの興奮があったのだかスゴイと改めて感じました。ちょっとした役にそれなりに知名度のある方をキャスティングしていたためか「えっここでこんなに時間いる?」と感じた場面もしばしば・・・
それと、個人的には削って欲しくないケンヂが偽フクベエの子ども達にケンちゃんライスを作るとこなどケンヂがみんなに信頼というかそれぞれの人間性をもう少し伝えて欲しかったです。みんなの結束があまり感じられませんでした。
しかし、映像など粗いという話もありますが、むしろあのくらいがちょうどいいと思いました。これから二、三と楽しみです。
ドラマになってない?
そのまんまの展開やセリフで、原作ファンを納得させようという気概は感じますが、エピソードの羅列が延々続き、多数いるキャラクターそれぞれに感情移入できる場面がありません。
そのため、ストーリーだけが進行し、見ているこちらはおいてけぼりを食らったような感覚になります。編集の粗さも物語のスムーズさを奪っている要因ですね。
監督はちゃんと現場から仕上げまでコントロールできているんだろうか?と心配になりました。
正直な評価はCですが、これだけ似ている人たち(しかも子役まで似ている)を集めたところをかい、C+にしました。
まず、登場人物説明。
見てきましたぁぁぁ★
漫画を読んでいたので、
配役に期待と不安を持ちつつ鑑賞。
配役は若干、顔が似ている人当てはめた感あるけど
違和感はほとんどなし。(笑)
(実際、顔が似ている人を選んだみたいですね。)
コミックと異なるストーリーと書かれていたけど
序章では漫画に忠実・・・。
でもちょっと上映時間長いわりには
内容にたいして説明不足な点がある気が・・・
(漫画を知ってるせいだろうか・・・)
第2章に期待大デス↑
3部作なので全部見てからじゃないと評価は難しいけど
第2章を早く見てみたいです♪
テレビレベルの人に映画を撮らせるな
うん、金の無駄使いをした。
いや、僕とてこの映画から漂いまくる地雷臭はちゃんと感じていたのですが・・・母が観たいと言っていたのと、「どれほどの地雷か確かめてみたい」というしょうもない欲求とが重なり、本日観て参りましたよ『20世紀少年』。
まぁ感想を一言で言うとですね・・・「 テ レ ビ 乙 」。
・も う と に か く 全 て が テ レ ビ 臭 い 。 顔のアップがやたら多かったり、カッティングがダサくて薄ら寒かったり、不自然極まりないしセリフ回しが頻発したり、人間があり得ない挙動をしたり(セリフの順番が来るまで人間が画面内でフリーズしてるとか)。テレビ臭くて安っちいバカげた演出の見本市みたいになっていた。 テ レ ビ レ ベ ル の 人 に 映 画 撮 ら せ る な バ カ 。
・羽田での万丈目の振り向くタイミングとか、主人公ケンヂの実家にきたゾンビとか、「血の大みそか」でのケンヂ一派の横並びとか、ほんとにテレビ演出のクソダサい部分をそのまま映画に持ってきてるのがムカついてしょうがなかった。
・CGや合成がヘボ過ぎ。「バカにすんな!!」と観てて腹が立つくらい浮いてる。「レーザー銃」とか「倒壊した国会議事堂とその前の機動隊」とか「羽田空港」とか、果ては「血の大みそか」まで、全部ヘボい。こんなののどこに20億円かかってるんだよ!?バカじゃねーの?
・役者はさすがにいい人が多い(更にビジュアルイメージは原作にかなり近い)だけに、安っちい演出が余計に悔やまれまくる。
・日本の子役ってなんで教科書音読してるみたいな奴ばっかりなの!?レッスン方法に問題があるんじゃないの!?ヤン坊マー坊の子役はけっこうよかった。ケンヂ、オッチョの子役はイケメンで、成長後の役者にも似てる。ユキジの子供時代(『仮面ライダー電王』のコハナ)はスゲーかわいい。
・成長したカンナ、一瞬しか出てこなかったけど雰囲気ありそう。さあセリフをしゃべったらどうなるのか・・・。
・ストーリーは原作準拠なので、安定感ある(原作も途中までは超面白かったし)。ただまぁ、やっぱり設定厨の僕としては、目をつぶれないご都合主義的展開も多い(テロリストとして指名手配されてる人間が、ファックスで複数人に潜伏先の地図を送るとかありえないだろ、とか、あんだけの巨大ロボットはどっから発進したんだよ、とか)。
・「時代感」を軽視している。原作では「おおお!」と興奮するポイントだった「あの頃成田空港はなかった」の部分も適当に流され、「『鉄人28号』は外からリモコン操作、乗り込み操縦式のロボットが出てきたのはもっと後」というくだりは完全カット。「登場人物たちの生きた過去」があったからこそ「今の大惨事」の恐ろしさがわかるはずなのに、「過去」をただ、話を進めるためのコマぐらいにしかとらえてない印象を受けた。「過去」を大事に描くことで「現在」の重みが変わるんだろうが!!
えーとまぁそんなわけで。
とにかく本作は、珍しく「監督がダメなせいでダメになった映画」だとはっきりわかる映画です(普通のダメ映画は複合的要因によってダメになることが多く、あまり一つのポジションのダメさが際立つことはない)。
この監督を起用した奴もバカ。
しがらみとか癒着っていやだねぇ。
映画観て腹が立ったのは『バトルフィールド・アース』以来だよ(自己弁護のために言っとくけど、これも地雷だとわかってて観に行ったんだからねw)。
まぁテレビで観たら、きっとここまでイライラできないわけで。
この 「 映 画 を ナ メ や が っ て ! ! ! ! 」 と い う は ら わ た の 煮 え く り 返 る よ う な 不 愉 快 さ は劇場でしか味わえないと思うので、まぁ映画館で観てみるのも一興かと。
これを観て湧いてくる怒りのレベルによって、自分がどれだけ「映画」というものを尊敬し、好いているかを思い知ることができると思いますので。そういう意味では良い機会になるのではないでしょうか・・・なりませんか、なりませんね、はい。
クソ映画です。
ていうか「テレビドラマをなぜか映画館で上映しちゃいました」レベル。
映 画 を ナ メ る な 。
原作を知らない幸せ
一緒に見た友人は原作を読んでるので元ネタを知らない私が羨ましかったみたいです
まだ一章なので謎も多いですがストーリーも理解出来ないって意味では無くイイ意味で複雑です
本来このような3部作は最後まで見てから評価すべきなのかもしれませんが・・・
自分は充分楽しめました
3部作を映画で見てから漫画を読んでみようと思います
浦沢直樹の漫画の世界なら、成り立つかもしれませんが、そのまま映画にしたら駄目ですよ
計60億円の巨費を投じた三部作というのにつられて見てしまいました。元々堤幸彦監督作品は好きな方ではありません。作品には会っているかもしれませんが。
浦沢直樹の漫画の世界なら、成り立つかもしれませんが、それをそのまま映画にしてしまうと、至る所にリアルティを感じさせない話になってしまうものではないでしょうか。 世界を救うというテーマに立ち向かうのは、幼なじみの8名のグループ。何の取り柄もない彼らに世界を救うことがミスマッチに思えました。
やはり、HEROSくらいの超能力グループでないとねぇ(^^ゞ
彼らの少年時代の空想がそのまんま大人になっても生き続けているような話なのです。 タイの闇社会に関わっていたオッチョがいてくれたからこそ、とりあえず武器調達に現実感はあったものの、荒唐無稽なストーリーが続きます。
得体の知れない新興教団「ともだち」と関連政党「友民党」も何が魅力で人が集まっているのか意味不明。人をボアしようとする凶悪集団がオウム真理教のようになぜ取り締まらずのさばったのかも分かりません。
結局大量の原作の消化のため、かなりはしょくったシナリオであることは間違いないと思います。ストーリーが飛び飛び過ぎていて、見ているとストーリーの落としどころであるケンジ一派が地下に潜行して、「ともだち」教団の世界征服への凶行に直接対決することとその背景にある「よげんの書」の内容に強引に引っ張ってしまった点が否めません。
キャストは唐沢を初め第一級の出演陣を集めていて、それなりの熱演をしているのですが、やはり原作を読んでいないとなかなかストーリーを理解することは難しいでしょうね。
まぁ、それでも1月公開の続きは見てしまうでしょうけれど。
エンドロールの最後には、次回の予告編が上映されるので最後まで席を立たないことをお勧めしておきます。
コミックの予備知識無しでもOK。
浦沢直樹作の大ヒットマンガ「20世紀少年」を浦沢自身の監修での映画化。コミックとは異なるストーリー展開になっているそうです。映画は全三部で予定されていて、今回は、その内の第一作。第二作は、2009年1月公開予定のようです。
実は、マンガを全然読んだ事が無いので予備知識ゼロの状態で見に行きました。少し説明が過ぎるきらいはありましたが、事前知識ゼロでも内容を把握する事はできました。映画のチラシの裏表紙にマンガのキャラクターとそれを演じた俳優陣が示されているのですが、見本があるので頑張って似せたと言う事はある&演じた俳優により似ている・似ていないのレベル差はあるものの、それでも、結構似ていると思います。
主要キャラクター(と言って言いと思います)の唐沢寿明、豊川悦司、常盤貴子、香川照之、石塚英彦、宇梶剛士のうち、男性陣は大体同じ年代ですが、紅一点の常盤貴子は彼らよりも10歳くらい年齢が下なんですけど。むしろ、黒木瞳の方が歳は近い・・・。まぁ、そう言うところには、触れない事にしましょうか。
子供の頃の話を除けば、物語の舞台は1997年、2000年と比較的最近で、記憶のあるところですが、結構細かいところまで時代考証をしていた気がします。例えば、ケンジのコンビニの冷蔵庫の中。陳列されていた缶コーヒーは、KIRINのJIVE他のそれなりに昔の商品でした。JIVEは、1987年-1998年に製造販売されていたモノなので、1997年の設定としては正しいですね。でも、ドコからJIVEを持ってきたんでしょうね? 他方、羽田空港爆破のシーンですが、第二旅客ターミナルがあったような気がしますが、第二旅客ターミナルが出来るのは2004年なので、有ったとしたら間違いですね。それと、ケンジのコンビニはどこにあるんでしょう? 都心だと思うんですが、そこと成田空港(?)の間をあっという間に移動しているのは、目を瞑りましょうか。
トヨエツの無頼漢的な演技は上手いですね。他方、ケンジの唐沢は、うーん。何とも、微妙。悪くは無いんですが、良くも無いです。それと、上記でも少し触れましたが、一人だけ若い常盤に若干の違和感。まぁ、若い方が良いのかも知れないですけどね。光石と竜が、刑事の役で出ているのですが、それぞれ、”ヤマさん””チョーさん”と言うのは、『太陽にほえろ!』へのオマージュなのでしょうか?
三部作の第一作と言う事で、第一作なりの結末はつくものの、作品のエンディングは「To be continued」で終わります。映画は「本格科学冒険映画」と銘打っているんですが、どの辺りが、そうなんでしょうか? 第一作だけでは「本格科学冒険映画」振りを理解する事は出来ませんでした。第二作では、この第一作に出ている人物が成長して活躍するようです。
待った甲斐あった!まずは及第点
自分、原作は連載当初からスピリッツで欠かさず読んでおりました。
そしてよく想像したもんです…実写でやったらどうなるのか…実写でやってくれないか…
配役もよく想像しました。ケンヂは誰だ?ユキジは誰だ?オッチョは誰だ?ヨシツネは?マルオは?ケロヨンは?フクベエは?サダキヨは?キリコは?…そして、カンナは?
正直、全部ピッタリとは思いませんでした。ケンヂも正直、「え?唐沢さん?」とか思ったし…で、一体どうなることやらと、期待半分不安半分で劇場へ…
うん、良かったと思います。唐沢さんも違和感なく、あの世界観に溶け込んでて、ストーリーに関しても、原作知らない人にも丁寧に分かり易く作ってた気がするなあ…
只、ちょっと気になったのは、堤さんの癖が少し出てたことかなあ。あの人の映像表現嫌いじゃないんだけど、それが露骨に分かると何か、『そこ、20世紀少年じゃない!』とか思ったりして…トータルで言えば満足なんですけどね!
原作本5冊分を見事に2時間22分に、タイトに納めた製作者に、まずは及第点を上げたいです。
原作を知らない人には理解しにくい?
私は原作を読んだことがありませんが、なにやら
「映像化不可能と言われていた作品、遂に映画化!!」との
触れ込みだったので、ちょっと期待して見に行きました。
感想は・・・とりあえず、長い・・・。
テンポが悪いのか、時間が前後するからなのか、
よく分かりませんが、とにかくとても長く感じました。
それはつまり、物語に入り込めていなかったって事なんだろうと思います。
その割には 物語のディテールがかなり端折られている感じがあって
「ともだち」がこんな計画をするに至った理由や、
ケンヂや周りの人間が立ち上がるまでの気持ちの推移などが
説明不足な気がしました。
とはいえ、今半部分は 結構ドキドキしながら観てました。
何も知らないで観ると こういうドキドキ感が味わえます。
3部作なので 今後説明されるのかもしれませんが、
なんかとっても 消化不良な感じ。
3部作と言えども、個人的には1作はそれとして楽しめる方がいいと
思っているので(「バック・トゥ・ザ・フューチャー」みたいに)
え?ここで終わりなの?って感じでした。
正直 人物関係とか 2作目が公開になるまで覚えていられる
自信がありません・・・。
3部作全部そろってから 続けてみるのがいいのかも。
しかし 「ともだち」が誰かって 髪型とかで分かっちゃう気が・・・。
いいのでしょうか?
序章なのでこれからですね
試写会で見てきました。
私は原作を読んだことがありません。
チラシには原作者:浦沢直樹監修、コミックと異なるストーリーと書かれていました。
3部作の1作目なのでこの作品のだけでは高評価は難しいような気がします。
今後の展開がどうかに因ると思います。
見た印象ではお金かけてる・不必要にCGを使ってると思いました。
子どもの時代の顔と大人になった顔が一致しない人がいて、少々判りにくかったです。(原作を読んでいればすんなりとわかるのかもしれんません。)
エンドロールの後に第2部の予告がありますので、最後まで観てください。
昭和の子供をバカにしてんの?
試写会で見てきました。
私、丁度この世代なんですけど、あれほど汚くなかったですよ。
前半は眠くなりました。テンポが悪すぎて。
もうちょっと次の展開にワクワクさせられるようにできんかったんかな。
謎の人物「トモダチ」が誰なのかはっきりしないまま話が進むのはいいとしても、ハットリくんのお面を被ったままの奴なんて絶対いませんでしたよ。
トモダチが何故、新興宗教の教祖と成り得て、信者を爆発的に増やせた、いきさつ、原因も全く説明されていない。
リアリティが無い。
平凡パンチなど、当時のアイテムを出したのはアマチュアでもできること。
昭和の高度成長時代の勢い、あのパワフルな時代の空気感は全く表現できていない。
見ていられるのは最後の巨大ロボットとの戦いのみ。
あとは見ていて退屈。
あと絵的に汚過ぎて、映像美というものが皆無。
カメラマン、監督、共に映像の勉強を「やり直した方がいいんじゃない。
キャストは良い感じ!!
20世紀少年は原作から見てますが映画の本編は原作に則った感じになるのかが心配です^^;
やっぱりファンは原作と同じ方がワクワクすると思います。
キャストは一部なんだかなぁって思うキャラもいますが全体的に良い感じだと思います。
公式HPには小泉響子の名前が出ていないのですが小泉響子無しで話が進んでいくんでしょうか^^;
60年代がリアリティーに描かれているか楽しみ
1960年代の高度成長時代にあっても純朴だった(それゆえに辛辣だった)少年達の友情、遊び、夢が時代を超えて近未来に未曾有の破壊(物質的、精神的)におよぶ破天荒であるがまたノスタルジーを感じさせるこの物語をどこまでリアリティーをもって、またドキュメンタリー的に描いているか、そこが興味のポイントです。
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