劇場公開日 2008年5月10日

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最高の人生の見つけ方(2007)のレビュー・感想・評価

全162件中、141~160件目を表示

5.0しあわせなじじ~たち

2009年8月23日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

悲しい

ネタバレも何もないですよね。

余命6ヶ月を宣告されたじじ~が最後に好き放題やって人生を楽しみます。

やんちゃなじじ~はちゃんとお亡くなりになります。

はちゃめちゃなことばかりやりますが、最後にほろっとさせられます。

元気なうちにご覧ください。
いいな~こんな最後も

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赤いおじさん

4.0最後まで楽しく!!

2009年8月7日
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

笑える

この題名を見て思い出すのは、「死ぬまでにしたい10のこと」
こちらは、主人公もまだ若く、10では足りないよね~なんて思いながら、涙ボロボロだった。

でも、この「最高の人生の見つけ方」は、一応お爺さんになっていたし、ストーリーもユーモアを交え、楽しく?!作られていた。

善良な一市民のカーターの願いは
「知らない人に優しくする」
「絶景を見て感動する」
「涙が出るほど笑う」

資産家のエドワードは
「ライオン狩りをする」
「スカイダイビングをする」
「世界一の美女にキスをする」

と、お互い価値観の違うものを書き並べる。
それを、二人一緒に成し遂げていくのが良い。

「死ぬまでに~」を見た後では、ストーリーに新しさはないものの、ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンの名優二人の演技はさすが!!

カーターのウンチクの一つに、古代エジプトの言い伝えがあった。
二つの質問にYESと答えられると、天国へ行けるというもの。
「人生に喜びを見つけられたか」
「他の人に喜びを与えられたか」
二人は、きっと天国へ行けたことでしょう。

人生のなかで、最高の友に出会えたこと。
その友と一緒に行動できたこと。
それが、最高の人生を手に入れりことができたということかな。

秘書のトミーとエドワードの、ウィットに富んだ会話も良いな~。

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りりー

3.5俳優の力につきますね

2009年1月4日

泣ける

笑える

ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンという超ベテラン俳優が主演を張れば、ストーリーは変に凝ったものより、この映画みたいにシンプルに流れていればいいのだと思います。

余命わずかと伝えられた男二人の旅物語。
二人は全く対照的で、フリーマンは家庭一筋の庶民派、ニコルソンは一代で富と名声を築きあげるが家庭とは縁のない男。普段なら絶対友達になれそうにない二人は、たまたま同じ病室になり、次第に打ち解け、旅にでる。

世界の名所が惜しみなく出てきて、それだけでも楽しい。内容は、もちろんハリウッドなので安心して観ていられるし、オチもいたって定型です。そんな平凡なストーリーの中で、二人のベテラン俳優は水を得た魚のごとくそれぞれの演じる役柄を演じきってます。

昔だったらフリーマン派だったのだろうが、今ではニコルソンの心情も分かる気がする。最後に必ず確信犯的に愛で終わらすハリウッドは、やはりそれはそれでいいものだと思いました。

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あんゆ~る

4.5いい

2008年12月13日

楽しい

試写会でみました。これはいい。すっきり感動です。なかなかやりたくてもできないことってたくさんあると思います。でもお金のかからないことが一番できないんですね。

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ロリくま

4.0生きてる、手ごたえ、感じてますか?

2008年10月13日

泣ける

幸せ

余命六ヶ月と宣告されたジジィ二人が
生きているうちにやっておきたいこと
すなわち、「棺おけリスト」で残りの人生、
思い存分楽しみます。
最高の人生にすべく、やり残した事を実現させるのです。

出だし、二人が余命6ヶ月と診断され
通常通りに病院でおくる闘病生活では、
人としての尊厳もなく
まるで生かされているかのように余命をながらえているだけで、
あまりにも、辛いシーンでした。

このシーンがあるから、
その後の生きているうちにやりたい事を
やっていくシーンに爽快感を覚え、
素直に感情移入できていきました。

やっぱり人生、
生きていると実感できなければ。
そして、その時一番身の回りに
あって欲しいものがなければ。
ジャック・ニコルソン演じるジジィが最後に
世界で一番の美人選んだ女性は納得の女性でした。

ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマン
このジジィ2人の演技がとても素晴らしく、
とても感動できる作品でした。

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カサキショー

4.5ステキな映画でした

2008年10月10日

幸せ

死を迎えるギリギリのところで、素晴らしい
友情を育んだ2人が、とても羨ましかった。

みんな、誰もが孤独で、誰もが自分の死を
いつか1人で受け止めなければならないのに、

エドワード(ジャック)とカーター(モーガン)は、
残った短い時間を人生の喜びへと昇華させたの!

あの充実した素晴らしい数日間、彼らの人生は
彩られ、幸せな死を迎えることができたと思う。

あなたの人生は喜びを得られるものでしたか?
あなたの人生は他者に喜びを与えられましたか?

かけがえのない人生を自分なりに充実させたい、
そんな気持ちになれるステキなドラマだった。

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こぶたのベイブウ

5.0人生と友情

2008年10月6日

泣ける

笑える

名優二人が共演すると演技合戦となりそれが観ている方はたまらなく面白く興奮させられる。
この作品、モーガンフリーマン、ジャックニコルソン共演、となればやはり演技合戦と普通はなるがこの作品は当てはまらない。というのは、お互いかなり力を抜き、あえて演技合戦にしてないとこが本当に素晴らしい。ジャックニコルソンの愛らしさ、可愛さがこの作品にあり、初めてジャックニコルソンを可愛く思ってしまった。監督のロブライナーはスタンドバイミーを作った人。これは老いた二人のスタンドバイミーである。
テーマは重いのに約100分の中に笑いあり友情たっぷり、家族愛、そして人生、全て詰まっている作品に大拍手したいと思う。今のとこ今年イチです。

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ましゃ

4.5父さんと一緒に見たい。

2008年8月8日

泣ける

笑える

幸せ

他のレビューワーの方も書かれていましたが、主演のジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマン(交通事故、大丈夫?心配だよー)の二人の笑顔が素晴らしい。死を目前に人生を楽しむ男の顔はやっぱりこうなるのだろうな、と思いました。

あらすじは「大病院を経営する億万長者と町の修理工が病院で同室となる。二人の抱える病気は実は重く、二人はBucket list (往生前リスト)を作り、実行に移すが・・・」という話。

死、恐怖、家族という普遍的な問題を名優二人が淡々とコミカルに演じていきます。おもしろかったです。今度、父親と一緒に見たいなー、と思いました。お盆前にDVD発売間に合えばよかったのに、日本でも。

おすすめです!

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dobuboba

4.5いい顔して笑うなー

2008年7月2日

泣ける

幸せ

両名優の様々な表情が観れて、素直に感動できる作品でした。
ついつい自分の両親や友人を思い出し、観てる途中でちょっとだけ映画と関係なく切なくなりました。とても素敵な映画だと思います。

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bs29sb

4.5いいんじゃない。

2008年6月26日

泣ける

監督、ロブ・ライナー
主演、ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマン

映画の内容については・・人それぞれだ。
人生の終わりに、やりたかった事というのがこれか? みたいなトコもあります
が。(^^) それはそれとして。
やはり、二人の俳優の映画だろうと思う。わけだけど。

が。 カーターは元気そうに見えるし、エドワードはやはり太りすぎでしょう。

余命半年くらいという人って、こんな感じか?
日本公開でのタイトルの付け方、これでいいのか。
監督OR脚本家は、棺桶リストの作品を作ったんなら、 これだけではダメだろ
う。主演が二人ではテーマが散漫になる。 一人にして、その人の人生の最後を
、しっかり描いてほしい。という気がする。

テーマ、といえば、これはやはり、家族愛だろうか?
あんなに避けていたエドワードも、娘に会いにいって、 そうして最高の美人か
らのキスをもらうのだ。
あれはよかったなぁ・・

そういや、『ランボー最後の戦場』のラスト。 あの先に、ランボーを待ってく
れている家族はいたんだろうか。

そんな風に思ってみると、家族のない私にはまた格別な映画になってくる。

それにしても。ジャック・ニコルソン。
ジャック・ニコルソンといいスタローンといい、まったく。 あ、俺も他人のこ
たぁ言えなかった。(;^_^A
私は、西田敏行を連想してしまった。 なぁんか、しゃべり方が似てる。?

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むろ

4.5羨ましい生き方だな・・・

2008年6月1日

楽しい

 自分は宝くじで3億円当たったら、仕事を辞めて、世界一周旅行して・・・などと夢見ることがある。だから、二人が次々に普通の人が実現できそうにないそんな夢みたいなことを実現させていくのを見て、羨ましくてたまらなかった。それにしても、モーガン・フリーマンはすごい。偏屈なクリント・イーストウッドにも、わがままなジャック・ニコルソンにも、大らかな包容力で対峙できるのだから。原題から考えると不思議だが、見終わった後、すがすがしい気分になり、心が晴れ晴れとした。

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瑞

4.0最大のテーマ!!

2008年5月28日

泣ける

笑える

生きていることの喜びや、悲しみを・・・
平凡すぎる毎日だと忘れがちになっています。この作品をみて改めて生きていることを実感し、喜びや悲しみや怒りや苦しみや・・・感じて生きるということの意味を考えさせられました。
笑って、泣けて、しんみりできて・・・かなり濃い1時間37分を過ごせます。
見終わったあとに、心にきっとなにか明るいものが灯されるはず♪

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のりちゅーぶ

4.5さすが!大物俳優2人。。。泣けたぁ♪

2008年5月27日

泣ける

笑える

単純

題材が神妙なだけに、どんな展開になるだろうと思ったけど、ほのぼのしてるし、涙の中にも笑いありで、とてもいい作品でした。お金に糸目をつけない大富豪のエドワード(ジャック・ニコルソン)と頭脳明晰のカーター(モーガン・フリーマン)が同じ病室になったことがきっかけで親しくなり、残り少ない最期の人生を共有する・・・
大富豪と頭脳明晰の二人が一緒!というのは、もはや怖いものなし!といった感じでしょうか。二人のやりとりがとても笑えました。
冒頭シーンとラストシーンのつながりが、なるほど!こうなるのねぇ~・・・と妙に感動したのが印象的。
この映画、この二人の共演だったからこそ、予想以上によくまとまったのかも♪

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ゆりこ

5.0笑って、泣いて、最後はやっぱり笑顔かな

2008年5月26日

泣ける

笑える

悲しい

こんな書き方は不謹慎なのかもしれないけど、人が亡くなる映画で、観終わった後こんなにも清々しい気分でいられたのはこの映画が初めてです。

二人で考えた死ぬまでにやりたいことのリスト。
確かに最後まで二人でやりぬきました。
多少コジツケ感が否めないものもあるけれど、それも納得せざるを得ない素敵なコジツケで。

笑えるユーモアと、泣ける悲しみが見事なバランスでブレンドされた映画だと思います。

ロブ・ライナー、ジャック・ニコルソン、モーガン・フリーマンのビッグネームの成せる業ですね。でも忘れちゃいけないのは秘書トマスを演じたショーン・ヘイズ。ビッグネームに挟まれながらも、存在感ある素敵な演技でした。

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chomoge

4.5泣くほど笑える

2008年5月25日

笑える

楽しい

興奮

病室で隣り合わせたエドワードとカーター。その二人の男が余命半年を告げられて、一緒に一生の旅に出る。カーターが記しながらも捨てた「棺おけリスト」の紙をエドワードがゴミ箱から拾いあげて見たのがきっかけだ。これまでとは全く異なる時空に跳び込む二人。スカイダイビングに興じ、二人でカー・レースをやる。夕暮れのピラミッドを眺め、万里の長城をオートバイで走り抜ける。
余命を知っても、淡々とこれまでと変らぬ生活をしたいという人もいるだろうが、余命を知らないから、これ幸いと人びとは5年先、10年先を見込んで地道で退屈な生活に甘んじているとも言える。だから、5年先がなくなった以上5年分を半年でやり終えたいという気分は大いにわかる。ここで、はじけなくてはという気分は十分に納得がいく。
二人の男の性格が好対照なのがいい。それぞれの主張や言い分が本音で面白く真剣に描かれている。
原題は「棺おけリスト」だが、ただ、そのリストの中で一つ気になったのが「世界一の美女とキスをする」だ。確かに、結果として世界一の美女とキスをすることになるのだが、リストの趣旨からははずれているような気がしてならない。はぐらかされた気分になる。「世界一の美女とやりまくる」なら、こんなはぐらかし及び洒落は通用しなかったはずだし、どうせ棺おけリストに書くなら、生半可に「キスをする」ではなく、多少下品でも不健全でも隠微でも、思い切って「やりまくる」と書かなくては。いや、書いてほしかった。
まあ、この点はともかく、まあ、ともかくとも言いたくないが、よくできた映画で退屈させない。愉快で楽しい。すっかり笑える。泣くほど笑える。自動車修理工として一度も法律に触れることなく誠実に地道に着実に家族のためにつくし続けてきたカーターが、死んでから加担させられた「違法行為」も、この際やっぱり笑って見過ごしてやろうよ。

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アマポーラ

4.5終わりよければ・・・

2008年5月22日

泣ける

笑える

映画館で予告を観た時から観たいなぁと思っていた作品。

余命6ヶ月、残りの時間をやりたいことをやってすごせたら・・・
誰もがきっとそう思うと思う。

楽しくほのぼのできて最後は泣ける。
自分だったら何がしたいだろう、こんな風に自分もいろんなことが出来たらいいなと思えました。

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とっくん

4.0ほのぼの、ジ~ンと。

2008年5月22日

泣ける

楽しい

幸せ

超ベテラン名優2人の共演。“怪優”&“渋優”が、人生最後の自分探しを、感動的に描きます。

 “大物俳優共演!”くらいの予備知識しか持たずに観に行ったんですが、この映画ロブ・ライナーの監督作品だったんですね。“人生最後の数ヶ月間”という、ともすれば重くて、暗くなりがちなテーマを、ユーモアと優しさに溢れた映画に撮り上げています。そうそしてソレは、“怪優”ジャック・ニコルソンまでも、“柔和な老紳士”に変えてしまっています。いや、ベースはいつもの“ギラついたニコルソン”なんですけどね(^^;。
 でも、軽いだけじゃなくキチンと人生の終焉について、考えさせられる内容になっています。ラストシーンには、心地良い感動を憶える事、間違い無しです!
 人間ホントにやりたいことをするのが一番なんです。たった一度の人生なんですから…。そのことに気付くのに、遅いということはない。この映画は、そんな事を我々に投げ掛けてきます。うん、願わくば吾輩も最後は楽しく逝きたいモンです。『終わり良ければ、全て良し』ってね。

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mori2

5.0Such a good movie.

2008年5月21日

泣ける

笑える

幸せ

2人の会話としぐさの端々にそれぞれの性格や人生がにじみ出てる感じ。
映画のキャラクター上ではなくて2人の人間としての。
内容、メタファー、伏線もすばらしかったけど、
見所はこの2人のやりとりです。

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ふうせる

4.5「最高の共演の見つけ方」演技合戦ではなく「共鳴」

2008年5月16日

泣ける

笑える

幸せ

<ストーリー>
自動車修理工のカーターのところに、先日の病院の検査の結果を知らせる電話が入り、彼は入院することになる。一方実業家のエドワードは、係争中の案件を審議している裁判所でむせび吐血する。慌てて自らがオーナーである病院に入院するが、自らが決めたルールのため個室に入ることが出来ず、カーターと相部屋になる。

裕福ではないが知識豊富なカーターと、皮肉屋だがユーモアも解するエドワードは次第に打ち解け始める。そんなある日、エドワードは医者からあと半年から1年の命だと告げられ、同じ日にカーターも同様の宣告を受ける。翌朝カーターが書いていた"棺おけリスト"のメモを見つけたエドワードは、実際に死ぬまでにしたいことを全て実現しようと提案する。

<個人的戯言>
【♪レ~ジ~メ~♪】
もう文句ないでしょう、この主役二人の会話の妙!脚本と俳優自身のアイデアも盛り込まれたこのやり取りがとにかく楽しいですし、また「棺おけリスト」を始めとした「仕掛け」も、粋な形でストーリーの重要なポイントに繋がっていきます。充分過ぎるほど語られている「二人の人生の比較」を再度強調する場面は余計ですが、演技合戦にならず、二人の大物俳優がまさしく"共演"していて、持ち味も遺憾なく発揮した奇跡的作品です。それは死期を知った時の選択という、ちょっと重めのテーマも「この二人にならえばいいじゃん!」と思わすほどです。

【げだげだ独り言詳細】
最初の入院するまでのそれぞれのシーンは、それぞれが「いかにも」な役どころと演技で、特別二人の俳優に思い入れのない私でも、もうかなり嬉しくなってしまいました。実はジャック・ニコルソンに関しては、以前は私にとって「出演していれば観に行く俳優」でしたが、「アバウト・シュミット」の老いた役がイマイチピンと来ず、たぶんそれからしばらく空いて「ディパーテッド」が久々だったように記憶しています。今回は潜在意識の中に彼の演技が観たいというのがあったのかも。

そしていよいよ「ごた~いめ~ん!」。ここからは、もうとにかく二人のやり取りが楽しくてしょうがない!元々の脚本もかなりよく出来ていたようですが、それに加えてジャック・ニコルソンもいろいろアイデアを加えたそうです。しかもこれが「火花バチバチ」の演技合戦ではなく、「アンサンブル」として面白くなっている辺りが凄い!共同作業的台詞のやり取りに釘付けでした。

そして「棺おけリスト」差し詰め、「死ぬまでにしたい10のこと」老人編の一つ一つや、ただ二人で楽しむだけでなく、次第にそれぞれの「本当にしたいこと」に触れる仕掛け等も絶妙。更に金持ちエドワードの秘書や、医者、看護婦とのやり取りでさえもユーモアが散りばめられています。

やがて二人は「本当にしたいこと」を見つけるわけですが、ここで二人の「人生」を比較するシーンを見せる部分だけがちょっと余計でした。それまでに既に周知の事実となっていることを、改めて交互の見せるのはやや陳腐な印象です。サラッと流した方が「粋」というもの。

ラストの辺りの金持ちエドワードの、何のてらいもない、素直な演説についに決壊・・・「リスト」の項目の実行は「世界一の美女にキスをする」が最もよかったかな?自分の死期を知った時の、自身の考えと家族の思いにも触れられていて、答えなどないですが、主人公の二人は、回り道をしながらもその答えを見つけ出しました。あなた自身なら?あなたが家族なら?でもこの二人の俳優の「共演」に、自分の考えが影響を受けそうなくらいの見事な「共鳴」でした。

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ジョルジュ・トーニオ

3.5最高の人生の見つけ方

2008年5月12日

笑える

楽しい

残された時間をどう過ごすか。切実でシリアスな高齢者問題。難病ものも合わせて近年増加傾向にあるこの手の作品。まず食指が動くことはないのだが、ジャック・ニコルソン対モーガン・フリーマンのヘビー級タイトルマッチとなれば話は別。

水と油ほどに違う親爺同士の掛け合いは、それぞれの持ち味をそのまま反映させた役どころ。眉毛の巧みな動かし方ひとつでアクの強いワンマン実業家を怪演するジャック・ニコルソン。ドライビング・Miss・デイジーでの鮮烈な演技を彷彿とさせる暖かみで応ずるモーガン・フリーマンといった塩梅で、懐の深さと人間味が光る千両役者の揃い踏みは楽しく、見応え充分。

重い設定と胃にもたれそうなキャスティングを、ハリウッド得意の、凸凹コンビの珍道中という王道のフォーマットにうまいこと落とし込んで、笑わせどころはたっぷりと、泣かせどころはスマートに、ロブ・ライナーは軽快なタッチでネガポジ反転させ、後味のよい大人のコメディーに仕立てあげている。

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rasen