最高の人生の見つけ方(2007)のレビュー・感想・評価
全208件中、81~100件目を表示
おじさん二人の人生最後の旅。
棺桶リスト。幸せに生きている男と金持ちで鼻持ちならない男。
自分の人生を謳歌しているように見えるふたりが、人生の最後の数ヶ月を共に過ごすことで心のしこりを解きほぐしていく。
よくある病に侵されて残り人生が少ない人がどう生きるか、その短い時間の中で素晴らしい時間を過ごす話。
その境遇なのが一人じゃなくて二人いるのが良い。全く違う人生を歩んできた二人が妙な友情でもって繋がれ、旅を始める。
とにかく二人のキャラクターが良い。ジャック・ニコルソン演じるエドワード。モーガン・フリーマン演じるカーター。
博識で家族に包まれ幸せに暮らしているカーター、一見何も後悔などない人生を歩んでいるかのように見えるが実は歴史学者になりたかった夢破れ、今の生活があることを吐露する。自由が欲しいと旅をすることに。
一方、複数の病院を経営する事業家エドワード。お金には困ってはいないが、四度の結婚に加え、愛した娘からは嫌われ、既にもう何年も会っていないという。
残り少ない人生とわかった時、二人がどうその時間を過ごしていくのか。旅を始めるまでもそうなのだが、二人の友情が少しずつ深まっていく様がとても心地いい。金しか興味がなく、人に対しても横柄な態度をとるエドワードが、カーターに対して思いやる気持ちをはっきりと示すところは、もともともっていたエドワードの人間味が非常に感じることが出来、とても良い。やっぱり、こういう「不器用な男」は好きだ。
エドワードが娘にきちんと会いに行くところは、まぁ、素直すぎる感も否めないけどやっぱりそのシーンみたいよね。世界一の美女が孫娘なのも良い。
秘書にもきちんと最後に見せ場が用意されているところも好き笑
邦題何とかなんないかな… amazonプライム鑑賞
楽しそうな二人の雰囲気がいい
いよいよってところで、やりたかったことを次々とやっていく。それを心地良いやり取りで楽しませる。まあ、単純にそういう見方でいいと思う。現実的でないところは置いといてってことで。
なのでツッコミを入れないとなると、以上になる。ほめるにも簡単にはなる。。
楽しそうな二人の雰囲気がいい、そういう映画。
ニコルソン&フリーマン!この競演が見られるだけで大満足!
入院先の病室で偶然出会った2人の老人が、死ぬ前にやりたいことをリストにし、それを実行していくというハートフル・コメディ。
監督/製作は『スタンド・バイ・ミー』『ミザリー』のロブ・ライナー。
主人公の一人、我儘な大富豪エドワード・コールを演じるのは『シャイニング』『ディパーテッド』の伝説的名優ジャック・ニコルソン。
主人公の一人、真面目な自動車整備工カーター・チェンバースを演じるのは『ショーシャンクの空に』『セブン』の伝説的名優モーガン・フリーマン。
ハリウッドを代表する2大俳優、ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンの競演が見どころの一作。
やはりジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンのパワーは凄く、この2人が画面に映るだけで、何やらとんでもない傑作を観ていると脳が判断してしまいます。
ジャック・ニコルソン扮するエドワードは、皮肉屋で嫌味な大富豪。この様な役をやらせればジャック・ニコルソンの右に出るものはいないでしょう。
モーガン・フリーマン扮するカーターは妻を愛し神を信仰する、博識で温厚な修理工。この様な役をやらせればモーガン・フリーマンの右に出るものはいないでしょう。
…とまあ、いつものジャック・ニコルソンと、いつものモーガン・フリーマンが、不治の病を罹ったことでそれぞれの人生を見つめ直すという、非常にありきたりな脚本の映画。
ありきたりな脚本ではありますが、老いと病、家族と孤独、理想的な生き方と死に方という普遍的なテーマを誠実に描いており、クライマックスの展開ではしっかりと感動させてくれます。
「棺桶リスト」に書かれた「荘厳な景色を見る」や、「世界一の美女にキスをする」といった何気ない「やりたいこと」が、後半で大きな感動を呼ぶことになるという構成が上手い!
性格、生き方、思想、肌の色まで何もかも正反対の2人が、不治の病という共通の不幸により繋がり、親交を深めて様子は微笑ましい。
お互いの心の内をさらけ出し、最高の人生を生き抜く為に思い悩み、奔走する姿に共感。
凸凹コンビが最高の相棒になっていくというバディ・ムービーとしても一級品です。
やはりジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンは素晴らしい役者であると再認識。この2人の共演を観られるというだけでも十分に価値がある映画。
時間も97分と丁度良く、気軽に観ることができ、しかもしっかりと感動できる良作👍
思わず自分の最期はどうありたいか考えた
原題「The Bucket List」
現在上映中「最高の人生の見つけ方」の原案となった洋画です。
余命6ヶ月~1年と宣告された環境が全く違うふたりの主人公が世界中を旅しながらタイトルの「棺桶リスト」に書いた事を叶えていくお話。
約1時間40分、人生を振り返るふたりの会話がとにかく温かく、クスッっと笑えたり胸に沁みたり…。ラスト30分は泣き続けました。最後は二人とも天に召しますがラストシーンはハッピーエンド。
涙腺が崩壊しました。
全人類が悔いが残らない人生を送りたいですね。
性格正反対
ミシェル・ファイファーの名前(うろ覚え)もジャック・ニコルソンの顔も『ダークナイト』の宣伝目的なのかと思ってしまう
早い話が『死ぬまでにしたい10のこと』のおっさん版。それも偶然同じ病室になったおっさん(といってもアカデミー俳優)2人が作ったリストなのです。冒頭から「エドワード(ジャック・ニコルソン)は死んでしまった」などというカーター(モーガン・フリーマン)のナレーションがあるものだから、何気なく結末を予想してしまいますが、こうしたハート・ウォーミング・ストーリーであってもギミックが仕掛けられていた。あなどれないロブ・ライナー監督・・・てな感じです。
歴史学教授の夢を諦めるものの生活のため自動車修理工となって、家族を愛し、クイズ番組オタクであるカーター。どんな状況でもクイズ番組の問題には答えてしまう驚異の頭脳を持っているのです。対するエドワードは一代で財を成し、いやみな大金持ち。カーターがふと棺桶リスト( BUCKET LIST)を作り出したことで、生きがいを見出す。スカイダイビングやカーレース、そして自家用ジェットで世界旅行。一般市民の目から見ると、贅沢すぎる冒険。それでも、彼らが本当に充実した人生は何か?を改めて見つめるところに映画の良さを感じました。
このまま終わると普通の映画かな~などと思ってもみたのですが、「見知らぬ人に親切にする」「世界一の美女にキスをする」「泣くほど笑う」(号泣度順)などの肝となる項目の実現によって、自然と涙がこぼれてしまう。やられた・・・特にコピー・ルアクには・・・世界一高いコーヒー豆の謎を解き明かすのは、やっぱりクイズマニアなんだなぁ~
とにかくずるいのはナレーション。これじゃ予想できません。世の中、金が全てじゃないんだよ!と気づかせてくれる終盤の展開。秘書のショーン・ヘイズは遺産を分けてもらえたのかどうかも気になるところですが、ラストシーンからすると、多少はもらっているんだろうと想像しながら、チベット問題を解決してもらいたい意図まで感じてしまいました・・・
〈2008年映画館にて〉
分かってても泣けるストーリー。これはズルイよ。
日本版リメイクが今月公開になったので、それを観る前にオリジナル版を観たくなり視聴しました。
視聴前には大まかなストーリーは予告編などを観ていたので把握していました。
非常に面白かった。そして感動で涙しました。
45年間家族のために自動車整備工として働いてきた実直な男と、いくつもの病院を経営する金持ちで我侭な男。対照的な二人が末期がんを患い余命宣告を受け、入院した病室がたまたま一緒だったところからストーリーが始まります。同じ末期がんという境遇から意気投合し、次第に仲良くなり、棺桶リストに書き込んだ「死ぬまでにやりたいこと」をするために家族の反対を押し切って二人で病院から退院し、「やりたいこと」をやりつくす旅に出掛ける。
二人の男が仲良く旅をするバディもののような側面もあり、短い人生で家族とどう過ごすかという家族ものの側面もあり、ジャック・ニコルソン演じる傲慢な男がモーガン・フリーマン演じる誠実で知的な男の影響でどんどん人間的に成長していく様が描かれた成長物語でもある。
多分私も気付いていないあらゆる映画の要素を盛り込んだような作品だったと思います。
冗談交じりにリストに書き込んだ「世界一の美女にキスをする」が、ああいう形で回収されるとは…予想外でした。あと、秘書がめちゃくちゃいい味出してましたね。この映画の中で一番好きなキャラかもしれません。
最高の人生の目撃者
結局、12個のBucket Listの幾つか(1,2,3,5,12)はダブルミーニングで、それが泣かすネタなんですよね。いやダブルミーニングって言うより、和訳が恣意的って言うべきか。
1.Witness something truly majestic
2.Help a complete stranger for a common good
3.Laugh till I cry
4.Drive a Shelby Mustang
5.Kiss the most beautiful girl in the world
6.Get a tattoo
7.Skydiving
8.Sit on the Great Egyptian Pyramids
9.Go on a Safari (previously “Hunt the big cat”)
10.Drive a motorcycle on the Great Wall of China
11.Visit the Taj Mahal
12.Get back in touch
「Get back in touch」(娘との仲直り)
「Kiss the most beautiful girl in the world」(孫娘とのキス)
「Help a complete stranger for a common good」(見ず知らずの人の前でのSpeech)
「Witness something truly majestic」(尊厳のある人生の目撃)
「荘厳な景色を見る」と訳されている"Witness somthing truly majestic". 「真に厳かな何ものかの証人となる」って意訳できます。その「証人」となったのが秘書。それが主題。日本版ではムロツヨシさんが重要ポジションですね。
2人の名優に心からの拍手。日本版リメイクを前に、再見しましたが、日本版はスルーしよっかなと思いました。さっすがに、この二人の名優の絶演の後じゃ、満足できない気がします。それくらいにニコルソン&フリーマンが良かった!
前向きな人生のラスト
最高の人生の終え方
全208件中、81~100件目を表示