最高の人生の見つけ方(2007)のレビュー・感想・評価
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本当の”幸せ”とは?
普通な家族を持つ父のカーター と 世界的な実業家である独り身のエドワード が病院で会うところから始まり、二人でやりたいことリストを埋めていくというヒューマンドラマ。
幸せな家族を持つが、子供たちのために日々自分のしたいことを我慢してきた父 カーターと家族よりも自分のキャリアややりたいことを優先してきた エドワード。誰かを優先すれば自分の行動に制限ができ、自分のやりたいことを優先すれば周りとの暖かい関係が難しくなる。この二つのジレンマがうまく表現されている映画だと思った。
これからの世の中は生き方がより多様化していき自由な時代になっていく。しかし、それぞれの生き方には、メリット・デメリットが存在し、自分自身で取捨選択していかなくてはいけない。自分にとっての”幸せ”とは何かを考えさせられるとても良い映画だった。
幸せの定義
冒頭で「幸せとは?」と問われる。そして映画を視聴し終える頃には、それが何かを再確認できた。ズバリ、人との繋がりなのだと。
もし自分が余命半年を宣告されたとき、悲しんでくれる人は果たしてどれだけいるか?思わず考えさせられた。独りはやっぱり怖い。
また、それと同時に人生には限りがあることを実感を持って知れた。棺桶リストも作りたい。今会社に縛られて、貴重な時間を浪費し、不自由。人生の間際になって自由を手に入れるのではなく、今すぐに手に入れたい。そのために何をすべき考えたい。
カッコいいね
フリーマンとニコルソンがカッコいいよね。リメイクを先に観たのでストーリーが最初から想像できましたが、想像を越えたストーリーで最高ですね。(今回はリメイクを先にみてとっても良かったです。フリーマンに引き込まれてしまいました。)もう一度みたい。
とある人生の終わり方
「人間は死に向かって歩いている」大好きな池波正太郎さんの言葉だ。
ただし、日常で死を意識することはあまりない(ありがたいことだが・・)。なぜなら仕事やら生きていく上の雑事やらで、気づくと夕暮れだからだ。
そうして主人公の2人とも、セリフ曰く「霧のように45年が過ぎ去ってしまった」のだろう。けれど彼らにはやり残したことがあった。その霧の45年でやれたことがあったからこそ、やり残したことが出来たのだと思った。露のような、霧のような人の一生だからこそ、自分が夢中になれるような方向を向いて生きていきたい。
死ぬ時に後悔のない日常を送る為には…
人生で喜びを得たか?
自分の人生は他人に喜びを与えたか?
心に残る言葉だった。
今の毎日に後悔などひとつもないほど
自分の人生にまだまだ満足していないけど
自分が年老いて
人生を振り返ったときに
生きている意味を見出せるように
後悔ないように生きたい!!
素晴らしい作品です
[最高の人生の見つけ方]は、じわっと心に響いて、素晴らしい作品だ。
何回見てもいっぱい笑えて、泣けます。
なんといっても、モーガン・フィリーマンとジャック・ニコルソンがカッコイイです。
映画中の主人公二人は最初にがん病棟で出会いました。
家族のために自分の夢を犠牲にして働いてきたカーター、そして、お金持ちけど性格が悪いな実業家きたエドワード。
ストーリーの展開もちょうどいいと思います。
余命6カ月残して、冒険旅行をする二人。旅行中は色々の風景を見て、すごく感動します。
一番好きなシーンは、エジプトの旅行です。二人でピラミッドを見ているシーンは感動します。
特に、カーターはエドワードに二つの質問を聞きました。
ひとつは 「人生で喜びを得たか?」
二つ目は「自分の人生は他人に喜びをもたらしたか?」
その質問は考えさせられました。
もし時間があったら、是非この作品を見てみてください。
この2人の最後の最高の人生を見れて幸せ
この2人の最後の旅は人生において最高だったでしょうね、この出会いは運命と言ってもいいと思いました。最初は若干ギクシャクした仲でも、お互いの辛さを同じ病人として理解することで仲を深めていけたのかなと思いました。やりたいことリストをどんどんチェックが増えていき病気に苦しみながらも笑顔が増え幸せになっていく2人を見れてこちらも笑顔になれました。似てるようで違う2人、笑いあったり、苦しみあったり、とっても素敵な人生はこの出会いがあったから、人生を変えてくれるのはたった1人の人かもしれない。最高の人生とは何か、やりたいことやれるって最高なのでは?いつ死ぬか分からない健康な人間はいつ死んでもいいように、後悔のないような人生を日頃から送りたいなと思いました。
どんな人も余命?日
日本版の吉永小百合、天海祐希を映画館で観て、本家があることは知っていたが、やはり本家も見応えがあった。
人生、お金を稼ぎ豪遊することを楽しみ生きた人と、家族を大切に地道に生きた人、その二人が織りなす涙と笑い、そしてどう生きるべきか、問いかけている作品だった。私なら余命宣告されたら、どう前向きに生きれるのだろう。もうすぐリタイア世代、自分の人生を見つめ直す機会になった。
実現したくてもできない場合はどうすれば・・
映画は大好きです♪ 僕の場合は今の状態では実現が絶対に無理な「やりたいこと」があるので、その「やりたいこと」に関してはオヤジになってからじゃないと絶対に実現が無理なのがすごく腹立たしいです・・現在の日々がただの「待機時間」なので・・。
最後の時間の使い方
ジャック・ニコルソン演じるエドワードが「心臓発作で死ぬやつが羨ましい」というようなセリフを言いますが、私は最近、「ガンで亡くなる人が羨ましい」と思います。
身近にガンで亡くなった人がいるから、その闘病の壮絶さはよく知ってる。
だから、心臓発作で一発でいければ、その方が楽だとは思う。
でも、心臓発作には「余命宣告」がない。
毎日気をつけて生活しても、発作が起きればそれまでかもしれない。
本人にも家族にも、最後に備えて準備する時間がない。
この2人は、ガンがくれた猶予期間を、思いっきり上手に使ってる。
でも、いずれにしても人は皆、いつか終わりを迎えるわけだから、そのとき後悔しないように、毎日を思いっきり楽しまなきゃいけないってことだよね。
ちなみに、「火葬の時に途中で目が覚めたらどうしよう」って、私も考えたことある(笑)。
絶対目が覚めないように、とどめを刺しといて欲しいよなぁ。
最高
棺桶リスト
余命宣告。余命6ヶ月
人生最悪な日に、親友を見つけて
旅に出る。
棺桶リストを書き、消していく
観ていて嫌な気持ちになることなく
この人達ほんとに余命宣告されたの?ってくらい
楽しそうに世界を旅してリストをクリアしていく
最終はここの葛藤があり、そして親友が倒れ
最後から親友に諭されて2つ目のリストを消化する。
そして死
エベレストには登れなかったけど、
絶景で眠れるのはすごくいい。
観ててずっと楽しかった
死をテーマにしてるのはたまに心が病む時があるけど、この映画は、死のイメージが強くなく
余命宣告されいかにその後を有意義に過ごせるか
って考えさせられた。
余命宣告をさせていない今、この時から
やりたいこと、考えてることやった方がいいなって思った。
やらない後悔は残したくないな。
余命6ヶ月、一生分笑う
サブタイトルが素敵です。
45年が煙のように消えてしまう
誰かが、本作は老人のスタンドバイミーだと言っていた
なるほどと思いました
このロブ・ライナー監督はその映画を撮った人でした
ジャック・ニコルソン、モーガン・フリーマン共に公開時点で70歳
60年前は1957年です
子供は青年になり、大人になり、そして老人になったのです
劇中のこんな台詞が心に刺さりました
「45年が煙のように消えてしまう」
決して老人だけの映画ではありません
自分とは関係のない老人の物語だと思ったなら違っていると思います
25歳のあなたも、45年が煙のごとく消え去って気がつけば70歳を迎えているのかもしれません
毎日、働いて、食べて寝てその繰り返し
それだけで精一杯
あることがしたい
どこどこに行きたい
誰だれにあいたい
こんどしよう
いつかしよう
こんど会おう
若いのだから時間は無限のようにある
いつだって都合の良いときにすればいい
それが間違っているというのが、本作のメッセージだと思いました
気がつけば時はどんどん流れて絶対に取り戻せはしないのです
エドワードのようにお金があれば大抵のことは解決できます
でも家族、つまりパートナー、そして子供や孫はお金では決して解決できないのです
家族と過ごした45年の年月は巨大な思い出の山脈になっているはずです
家族を作るだけではありません
何だっていいんです
時は戻って来ないのです
あの時こうしたかった
それを沢山残して老人になっても虚しいだけです
いつかやろう
それは今でしょ!
コロナ禍で明日は自分も含めて誰がどうなるか知れたものではありません
何々が美味しいどこどこの名店
何々で全国的に有名な音楽バー
今までは、いつか行こう、今度思い出した時に行こう
それで良かった
でもコロナ禍では、そんな良いお店がどれだけ残っているのか不安です
コロナ禍がいつか終息して行けるようになっても、どうしてコロナになる前のあの時になんで行っておかなかったのかと後悔するかも知れません
いくら大金持ちであってもどうしようもありません
コロナ禍で無くても、明日何があるのか、今日の続きが永遠に続くことはないのです
東日本大震災だってありました
若くても明日が保証されてなんかいないのです
棺桶リストはカーターの黄色いリーガルパッドの手書きの走り書き
ザ・バケツ・リストと書いてありました
何でバケツ?
キック・ザ・バケツという慣用句があるそうです
首吊りの時、バケツを踏み台にして最後にバケツを自分で蹴るからそう呼ぶのだそうです
老人になって慌てない人生を送りたいものです
知り合いの話
あるジャンルのアナログレコードの全国的に有名なコレクター
お金持ちからそのコレクションを何百万という大金で丸ごと譲って欲しいと言われたとか
それだけのレアなレコードを探して入手する手間と時間は膨大なものです
大昔のレア盤はもはや手に入れられないものばかり
今から集めるにはもっともっと時間がかかるはず
それを金で無理やり解決しようということです
きっと「45年が煙のごとく消えた」人からのオファーなのでしょう
コレクションは金で手に入れられるでしょう
でもコツコツとシングル版を集め、毎日その楽曲を堪能する長い年月を楽しんだ思い出の巨大さは買えないのです
金の力で手に入れた壁一面のアナログレコードを眺めても虚しいのでは無いでしょうか?
コレクター仲間へマウンティングする虚栄心を満足させているだけです
そんな申し出を受けた知人は、コロナ禍の中ガンで急死してしまいました
もうすぐ一周忌になります
コロナ禍になる前の年
何十年ぶりに、子供の頃に遠い所に引っ越した友人に会いに旅行にいきました
ついでに近くの有名な温泉や、経路途中の有名観光地にも立ち寄り美食美酒を堪能してきました
よくぞ思い立って行ったものです
また今度とか思っていたら、一体いつになったら行けるようになるか分かったものではありません
美食美酒に酔ったお店もまだあるかどうか
だから老人の物語でなく
若いからこそやりたいことは、悔いを残すことなく全部やりましょう!
それが本作のメッセージだったと思います
しかと受け止めました
コロナ禍が終わったら弾けたいものです
カーターの遺骨の入ったビスケットの缶
あれは冒頭の自動車修理工場で彼が灰皿代わりにしていた缶でした
どうりで汚れていたはずです
でもそれは45年彼が家族の為に懸命に働いたという証拠です
エドワードも同じような汚い缶に入れて貰えて光栄に感じていると思います
モーガン・フリーマンがキュート💕
推しのミュージシャンがバケットリストを作っていて、興味を持ったことからこの映画を見た。
とにかく二人の俳優が素晴らしい。
ジャック・ニコルソンは、バットマンやら何やらでこれまでにも結構アップの顔をを見ていた気がする。
一方、モーガン・フリーマンは、渋い人、というイメージが強く、あまりアップの印象がなかった。
ところがこの映画では、最初からモーガンのアップが多い!カーターは、静かな人柄ながら、茶目っ気たっぷりで、笑顔も多い。モーガンが歯並びがちょっと悪くて、それも相まってとてもキュートな顔をしていることに初めて気づいた!!
ストーリーはとてもシンプルながら、普遍的な価値について見るものに考えさせるものだった。
最後に笑って、そして泣いた。
人生の半分を過ぎた、と思う人は見ておくべき映画だと思う。
大ベテラン2人
ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマン。
余りにもビッグなお二人の共演とあって、期待し過ぎたのか、内容は良いけど、もうちょっと捻った部分が欲しくなるくらい、惜しい映画だった。
個人的には、ビッグな2人の共演は楽しんでみられたけれど、この2人であればもう少し違った内容のものが見たかったといえば欲張りなのかなぁ、、、
余命宣告を受けたたまたま偶然相部屋になった2人が、残りの人生にやっておきたい事をリストアップして、実現させていく。
もし自分だったらと考えたりすると面白い。
ありきたりだけど奥が深い
人生の最後を楽しもう!というよくありそうな内容ですが、いろいろと奥が深く感動します。
ふたりとも最期に大切な人と過ごせたのは最高の終わり方だったのだと思います。
棺桶リストの世界一の美人にキスを達成したところがイチバン良いシーンでした。
ティッシュ必須
めっちゃ良かった。
道徳的にも大きくずれずにストーリーが進んで、後味スッキリ。
------以下ネタバレ------
最期を奥さんと過ごさないのは悲しい。奥さんのことを考えると胸が痛い。そこが引っかかったので満点にはできなかった。
でも、お誘いを断って「奥さんは幸せね」と言われたのに対し「僕が幸せなんだよ」と返したところで第一大粒涙。
「世界一の美女にキスをする」で、女好きのグレてたおっさんが孫にキスできたところで第二大粒涙。
最後に、口答えの多い秘書は、結局最後までグレたおっさんのわがままに付き合って、エベレスト登って骨を置きに行ったところで第三大粒涙。
最高の証人
《人生の価値など容易には量れない》
《家族や友人によって量れる と言う人》
《信仰心による と言う人》
《愛だ と言う人》
《人生に意味などない と言う人もいる》
《私はー
自分を認めてくれる人がいるか で決まると思う》
このラストに繋がるオープニングが好きです
お互いの人生に喜びをもたらし合った友人が
最期にできた2人は幸せだと思いました。
非日常的な体験をして世界を堪能する2人を見てるいると自分の悩みがちっぽけに思えました。
やりたいことリストの意味合いが主人公の価値観と共に大きく変わってしまう仕掛けに泣いてしまいました。
その時どこにいようとも、どんな状況であろうとも
幸せは自分の心がいつも決めるのだなと思います。
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