最高の人生の見つけ方(2007)のレビュー・感想・評価
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残された人生、どう生きるか…?
3年ほど前にも、天海祐希と吉永小百合が主演で、日本でも女性版の同名映画化された、原作版。2人のオスカー男優である、モーガン・フリーマンとジャック・ニコルソンの共演による、ハート・フルなヒューマン・ドラマ。
これまで自動車の整備工として実直に生活をしてきたカーターと、様々な経営に携わり、傲慢な企業家として成功を納めてきたエドワードが、がんの治療のための入院先の同室で出会う。そこで、がん転移によって、余命半年の非情な宣告が突き付けられた2人。最初は馴染めなかった2人が、同じ病の境遇を察する中で、次第に友情が育まれていく。
抗がん剤の投与によって、もがき苦しみ、死と隣り合わせの入院生活の中で、2人は、残りの人生の中で、自分達がやっておきたい事をリストにして、一つ一つ実現しようと考え、エドワードの財力を元に、病院を抜け出して、世界へと飛び出していく。
・飛行派からのスカイ・ダイビング
・ムスタングとダッヂ・チャレンジャーでのカーレース
・アフリカ・サファリ・ツアー
・ピラミッドの頂上からの景色
・万里の長城をバイクで駆け巡る
・タージマハルでの癒し
・エベレストへの登頂
・世界一美しい女性とのキス…
等の事を実現する中で、カーターは、エドワードに、長く音信不通である娘の存在を知り、エドワードとの対面を、そのリストに加えようとするのだが…。
余命宣告の重い内容ではあるが、この名優2人だからこそ描くことができる、何とも言えない阿吽の呼吸と、いぶし銀の演技によって、映画に流れる喜怒哀楽のシーンが、心に染み渡る作品である。本作で、一つ物申すならば、がんで余命半年を宣告された患者にしては、随分血色もよく、肌に艶もあったなぁと思う(笑)
自分も、還暦を過ぎて、あちこち体に歪が出てきているが、自分なりに第2の人生を生きていくために、やりたいことを一つ一つ実現して、「幸せだった」と、振り返ることができる晩年にしていきたいと思う。
世界一の美女とキスをする。
余命を宣告されたら、残りの人生で自分なら何をするだろう、、、このふたりのようにお金があれば色々できるのですが普通の人はそうもいかない。そういった意味でこの映画はファンタジーのようでした。
でも一番大切なものはお金で買えないものというオチは良かった。そうでないと普通の人には悲しすぎますものね。
「世界一の美女とキスをする」のリストのクリアの仕方が一番お気に入りのシーン。
二大オスカー俳優、ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンの 演技がさすが素晴らしかったです。
そしてロブ・ライナー監督、さすがいい映画を作るなぁ~。
隣のベッドは金持ち
最愛の妻と家族に囲まれて、娘と孫に存在意義を見出し、年老いても新たな親友との関係を築き上げる、どれだけ贅沢しようがお金では買えない、ごく自然に起きる出来事が一番大切なのかな、と。
ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンがそれぞれに合ったキャラクターを演じ、物語は無難に進みながら全編を通して安心して観られる、少しアッサリし過ぎな気もするが。
死に向かうまでの理想的な生き方、金だけあっても独りでは寂しいだけ、旅は道連れ、長い付き合いとは限らない真の友に出会える幸せ。
人生を彩るものは1つじゃ足りない
余命宣告を受けた2人の老人が死ぬまでにやりたい夢を実現する旅に出る話。
まずキャラクターのバランスがとても良い。
短慮で享楽的だが行動力に溢れる無神論者の富豪と、信心深く理知的だが保守的な自動車工という
対極的な2人が、互いに影響を与え合いながらの
旅行きはシンプルに見ていて楽しかった。
また、富豪の秘書がとても良いキャラをしている。
有能だが慇懃無礼な皮肉屋でエネルギッシュな若者でもある。
唯一とも言える富豪の理解者の立場にあって、
対極な2人の間で上手く緩衝材となっている。
終盤にはとても大きな役割を果たすこともあり、
この映画で最も好きなキャラクターだった。
ストーリー的には荒唐無稽になりかねない設定を、余命わずかな者同士という大きな共通点が
自然な形で繋いでおり、無理なくストーリーを
成立させていて肩肘はらずに楽しめた。
また死を前にした人間が考える宗教観が
大きなテーマとなっている様に思われる。
富と引き換えに家族も友人も得られずに
無神論者となった富豪に、
自動車工が旅の中で様々な宗教における死生観を
教授しながら、互いに人生の終えかたを考えていくそのプロセスは見ているものにも
考えさせるものが多かった。
その本質も知らずに高級なコーヒーを好んでいた
富豪の最後の選択と、絶景を背景にした
エンディングはとても爽やかで
見終えたあとはとても清々しい気持ちになった。
総じて、笑って、感動して、考えさせられる
素晴らしい映画でした。
友達が大事、今からでも遅くない
大富豪の友達は現実的ではないけれども、いくつになっても友達は作れるのかもしれない、今からでも遅くないと思いました。本当に余命宣告されたら、部屋の中にいるより旅に出る方が限られた時間を豊かにできるのも真実かもしれません。人は非日常の時間の方が充実し長く感じるということをこれまでの経験で実感しているので、きっとそうに違いない。ただ、そのためにはお金と気力が必要ということも忘れちゃいけないですが・・・。
余命少ない二人が出会い、リストを実行していく。 死を前にして、何を...
余命少ない二人が出会い、リストを実行していく。
死を前にして、何を思えるか、思えたかなんだろうか。
そんな人生の形のひとつなんだと思うと、最後にお互い想い合える人がいるって最高の気分だなと思う。
ラストでジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンがおもいきり笑い合うシーンは泣けた。
部下を育てるのも人生
棺桶リストが色んな意味を持って完成されるのが、ウマい。
先の見えるストーリーだけど、この2人の存在感と世界を旅する映像が映画を支える
最後にあんまり良い人には見えない秘書が、ボスの背中を見て「立派なら大人になった!」という演出で終わるのが好き、ここ私の涙ポイント
正反対のキャラだからこそ魅かれ合う。
黒人で決して豊かではない修理工と、一代で10億もの財産を築いた白人が、二人とも余命宣告され、病室が一緒になることから話が始まる。
正反対な性格で反発するところもありつつ、次第に意気投合し、世界中を旅していく。
それは棺桶リスト(死ぬまでにやっておきたいことリスト)を1つ1つ実行していくためであった。
スカイダイビングからはじまり、けんか別れした娘に会うまで実行し、修理工の方が先に亡くなる。
でも、それは永遠の別れというだけではなく、それからまた会える、もしくは心の窓を開いていく1歩でもあると考えると、死は1つの通過点とも思えてくる。
優しく背中を押してくれる
余命宣告された二人のロードムービー。
久しぶりに観ましたが、スカイダイビング意外ほとんど忘れておりました。
プロットだけあげると97年の「ノッキンオンヘブンズドア」と同じですが、こちらはとてもきれいで夢に溢れた感じです。
まず主演のジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマン。二人がこの作品の全てだといっても良いでしょう。
二人とも芝居というか存在感がすごいんですよ、よくマッチングさせましたものです。
余命を前にした二人が、やりたい事リストに沿って旅をするお話。
ただ、この旅を壮大に美しく演出する為、余りにもブルジョア過ぎで少し現実感がないんですよね。
ここら辺は良くも悪くもハリウッド作品を感じてしまいました。
ただ、作品のテーマ「余命を人生の終わりとして捉えるでなく、余生をどう楽しむか」という部分は、実に染み入るようで良かったです。
考え方一つで悲しみに暮れるものでも無いと、優しく背中を押してくれるんですね。
またいつか、歳を重ねたら観たくなりそうです。
何度みても涙がでそうになる映画。
自動車整備工のカーター(モーガン・フリーマン)と
豪放な実業家エドワード(ジャック・ニコルソン)はガンで入院。
同室となった二人で棺桶リストを作ったところから2人の旅は始まる。
カーターは45年間、真面目に尽くしてきたからこそ
自分の命の最期を目の前にし、旅に出る気持ちもわからなくはない。
旅の途中で向き合う家族・妻の存在や
出会いはなんとも言えなかったカーターとエドワードが積み上げていく友情。
お互いのことを思うが故のすれ違い。
最高の人生を前倒しで実現するために、
今いる最高の仲間の存在に感謝し、
努力を積み上げて人生を作っていこうと背中押される作品でした。
我らが人生に悔いなし!
同じ病気で同じ部屋になった、2人のジジイ。全く共通点がないが、ずーっと生活を共にするうちに友情が芽生える。そして、動けるうちに、死ぬまでにやりたいことをリストにする。そのやりたいことが、えらくゴージャス。いいなぁ。見ててスカッとする。
主演2人は当然いいが、秘書のトーマスがいい。仕事ができて、さりげない気遣い、でも言いたいことははっきり言う。最後の思いやりもステキ。なんてかっこいい男なんだ。惚れた。
NHK BSプレミアムの放送で。
存在感満点のふたりの初共演
ジャックニコルソン扮するエドワードコールとモーガンフリーマン扮するカーターチェンバースは同じ時期に癌を患い病院で同室になった。存在感満点のふたりの初共演との事で、面白くない訳はない。しかしながら残された半年を家族と暮らさずに赤の他人と旅行とは思い切ったものだね。楽しさを追求するのは否定はしないが、ギャップが激しくむなしさが残るんじゃないかな。
ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマン
面白いに決まってる。
(このリメイクに天海祐希と吉永小百合で対抗して負けてない感じがそれだけで素晴らしいですけどね)
セクハラで訴えられてたモーガン・フリーマンが妻に貞操を誓ってる夫の役って言うのは皮肉ですが。
やはり邦画に比較するとウィットが効いていてチクッと刺す場面も効いている。
最後のオチは、これはこれで素晴らしい。
冒頭に出て来る、登山してる男が彼だとは思いもよらなかった。
ストーリーがほぼ同じでこっちが本家なんだけれど、
後から見たこれが全く飽きさせない出来であるのはもうさすがとしか言いようがない。
面白かった。
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