最高の人生の見つけ方(2007)のレビュー・感想・評価
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他人に喜びを与えたか?
映画「最高の人生の見つけ方」(ロブ・ライナー監督)から。
この1週間、信じられないくらい「訃報」が続いている。
亡くなり方は違うけれど、職場の先輩の義父、父親代わりだった伯父、
親友の父親、そして、同級生の御両親・・。
実は先週末、この映画を観て、自分の人生や生き方を振り返った。
自分も、棺おけに入る前にやっておきたいことを書き出した、
“棺おけリスト(バケット・リスト)”を書いてみようかな?、
いやいや、その前に、生きるってどういうこと?を考えなくては・・と
久しぶりに、寝付かれない夜を過ごした。
映画のメモを、何度も何度も読み直し、後悔しない生き方を探った。
そして、私が選んだ台詞は
なんと「自分の人生に喜びを見つけたか?」ではなく、
「他人に喜びを与えたか?」だった。
ストーリーの中では「そんなことは相手に聞いてくれ」とふざけたが、
自分の喜びではなく、他人(家族も含む)に喜びを与える生き方って、
私の目指す生き方に近い気がしたから・・。
なかなか難しいけれどね、本音は。でも、努力したいと思っている。
人生と友情
名優二人が共演すると演技合戦となりそれが観ている方はたまらなく面白く興奮させられる。
この作品、モーガンフリーマン、ジャックニコルソン共演、となればやはり演技合戦と普通はなるがこの作品は当てはまらない。というのは、お互いかなり力を抜き、あえて演技合戦にしてないとこが本当に素晴らしい。ジャックニコルソンの愛らしさ、可愛さがこの作品にあり、初めてジャックニコルソンを可愛く思ってしまった。監督のロブライナーはスタンドバイミーを作った人。これは老いた二人のスタンドバイミーである。
テーマは重いのに約100分の中に笑いあり友情たっぷり、家族愛、そして人生、全て詰まっている作品に大拍手したいと思う。今のとこ今年イチです。
父さんと一緒に見たい。
他のレビューワーの方も書かれていましたが、主演のジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマン(交通事故、大丈夫?心配だよー)の二人の笑顔が素晴らしい。死を目前に人生を楽しむ男の顔はやっぱりこうなるのだろうな、と思いました。
あらすじは「大病院を経営する億万長者と町の修理工が病院で同室となる。二人の抱える病気は実は重く、二人はBucket list (往生前リスト)を作り、実行に移すが・・・」という話。
死、恐怖、家族という普遍的な問題を名優二人が淡々とコミカルに演じていきます。おもしろかったです。今度、父親と一緒に見たいなー、と思いました。お盆前にDVD発売間に合えばよかったのに、日本でも。
おすすめです!
学びました
アメリカンジョークってのは難しいですね。
どう頑張っても習得できる気も、笑える気もしないです。
ただこの映画の2人の掛け合いは好き(面白いかどうかは除き)。
正反対の人間が出会い、反発しながらも、お互いの友情を深めていく。
っていうベタな話やし、ストーリーも特に大きなどんでん返しはないけど、ただハッピーな気分にはなれますね。
いいんじゃない。
監督、ロブ・ライナー
主演、ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマン
映画の内容については・・人それぞれだ。
人生の終わりに、やりたかった事というのがこれか? みたいなトコもあります
が。(^^) それはそれとして。
やはり、二人の俳優の映画だろうと思う。わけだけど。
が。 カーターは元気そうに見えるし、エドワードはやはり太りすぎでしょう。
?
余命半年くらいという人って、こんな感じか?
日本公開でのタイトルの付け方、これでいいのか。
監督OR脚本家は、棺桶リストの作品を作ったんなら、 これだけではダメだろ
う。主演が二人ではテーマが散漫になる。 一人にして、その人の人生の最後を
、しっかり描いてほしい。という気がする。
テーマ、といえば、これはやはり、家族愛だろうか?
あんなに避けていたエドワードも、娘に会いにいって、 そうして最高の美人か
らのキスをもらうのだ。
あれはよかったなぁ・・
そういや、『ランボー最後の戦場』のラスト。 あの先に、ランボーを待ってく
れている家族はいたんだろうか。
そんな風に思ってみると、家族のない私にはまた格別な映画になってくる。
それにしても。ジャック・ニコルソン。
ジャック・ニコルソンといいスタローンといい、まったく。 あ、俺も他人のこ
たぁ言えなかった。(;^_^A
私は、西田敏行を連想してしまった。 なぁんか、しゃべり方が似てる。?
最高の笑顔の見分け方。
やがて自分が老境に立った時、
こんな幸せ気分で人生を送れたならいうことなし!!
誰もがそう思ってしまうほど、幸福感に満ち満ちた作品。
なんといってもこのジイちゃん二人が超チャーミング♪
…自分自身を演じてますよね?お二人さん^^;
ただ一方で、彼らに尽力する家族や秘書の存在も重要。
余命○月を告げられたら、あとはずっと一緒にいたいと、
愛する家族なら誰もがそう思うはずだし、その一方で、
本人の好きなことを命一杯やらせてやりたいとも思う。
そう考えると、
皆に愛される老人になること!それが一番の課題だな^^;
名匠ロブ・ライナーが演出するまでもなく?
二人が悠々と演技をしている様がスクリーンから零れる。
スカイダイビングをするニコルソンのはしゃぎっぷり、
GTムスタングを運転中のフリーマンの飛ばしっぷり、
辛い現実をここまで幸福な現世に変えてしまう秘訣は何?
あ…現金か。^^;
そりゃ~そうだ。金持ちだからこその贅沢三昧ではある。
こんなこと、庶民には程遠いよねぇ。ただ、
そのお金を高額な入院費に費やし食べ物を吐きまくるか、
自分のやりたいことにつぎ込んで雄叫びを吐きまくるか、
要は何事も使い道だよ。ってアカデミー受賞者達は語る。
歳をとってから「親友」なんて呼べる相手を
見つけられるだけでも、このうえない幸せなのだから。
(遺産目当てで近づいてくる連中とは違います…^^;)
この二人の演技はもう、語るすべもないくらいだけど、
+素晴らしい役回り&スパイスを与えてくれたのが
秘書役・ショーン・ヘイズ。このヒトは上手かった!!
ドラマ「ふたりは友達?ウィル&グレイス」で、確か
オカマちゃんを演ってましたね。あの頃から上手かった。
ニコルソン相手に絶妙な切り返し(爆)。さすがだ。
最高の人生だったと、現世の終盤で気づくのでしょう。
だから冒頭と最後のナレーションの場面が活きてくる。
でも自分が自分で終わるためには、その意思を継いで
くれる誰かの尽力があってのことと、素直に思える秀作。
(でもスカイダイビングだけはイヤ(爆)付き合わない!!)
羨ましい生き方だな・・・
自分は宝くじで3億円当たったら、仕事を辞めて、世界一周旅行して・・・などと夢見ることがある。だから、二人が次々に普通の人が実現できそうにないそんな夢みたいなことを実現させていくのを見て、羨ましくてたまらなかった。それにしても、モーガン・フリーマンはすごい。偏屈なクリント・イーストウッドにも、わがままなジャック・ニコルソンにも、大らかな包容力で対峙できるのだから。原題から考えると不思議だが、見終わった後、すがすがしい気分になり、心が晴れ晴れとした。
最大のテーマ!!
生きていることの喜びや、悲しみを・・・
平凡すぎる毎日だと忘れがちになっています。この作品をみて改めて生きていることを実感し、喜びや悲しみや怒りや苦しみや・・・感じて生きるということの意味を考えさせられました。
笑って、泣けて、しんみりできて・・・かなり濃い1時間37分を過ごせます。
見終わったあとに、心にきっとなにか明るいものが灯されるはず♪
さすが!大物俳優2人。。。泣けたぁ♪
題材が神妙なだけに、どんな展開になるだろうと思ったけど、ほのぼのしてるし、涙の中にも笑いありで、とてもいい作品でした。お金に糸目をつけない大富豪のエドワード(ジャック・ニコルソン)と頭脳明晰のカーター(モーガン・フリーマン)が同じ病室になったことがきっかけで親しくなり、残り少ない最期の人生を共有する・・・
大富豪と頭脳明晰の二人が一緒!というのは、もはや怖いものなし!といった感じでしょうか。二人のやりとりがとても笑えました。
冒頭シーンとラストシーンのつながりが、なるほど!こうなるのねぇ~・・・と妙に感動したのが印象的。
この映画、この二人の共演だったからこそ、予想以上によくまとまったのかも♪
笑って、泣いて、最後はやっぱり笑顔かな
こんな書き方は不謹慎なのかもしれないけど、人が亡くなる映画で、観終わった後こんなにも清々しい気分でいられたのはこの映画が初めてです。
二人で考えた死ぬまでにやりたいことのリスト。
確かに最後まで二人でやりぬきました。
多少コジツケ感が否めないものもあるけれど、それも納得せざるを得ない素敵なコジツケで。
笑えるユーモアと、泣ける悲しみが見事なバランスでブレンドされた映画だと思います。
ロブ・ライナー、ジャック・ニコルソン、モーガン・フリーマンのビッグネームの成せる業ですね。でも忘れちゃいけないのは秘書トマスを演じたショーン・ヘイズ。ビッグネームに挟まれながらも、存在感ある素敵な演技でした。
泣くほど笑える
病室で隣り合わせたエドワードとカーター。その二人の男が余命半年を告げられて、一緒に一生の旅に出る。カーターが記しながらも捨てた「棺おけリスト」の紙をエドワードがゴミ箱から拾いあげて見たのがきっかけだ。これまでとは全く異なる時空に跳び込む二人。スカイダイビングに興じ、二人でカー・レースをやる。夕暮れのピラミッドを眺め、万里の長城をオートバイで走り抜ける。
余命を知っても、淡々とこれまでと変らぬ生活をしたいという人もいるだろうが、余命を知らないから、これ幸いと人びとは5年先、10年先を見込んで地道で退屈な生活に甘んじているとも言える。だから、5年先がなくなった以上5年分を半年でやり終えたいという気分は大いにわかる。ここで、はじけなくてはという気分は十分に納得がいく。
二人の男の性格が好対照なのがいい。それぞれの主張や言い分が本音で面白く真剣に描かれている。
原題は「棺おけリスト」だが、ただ、そのリストの中で一つ気になったのが「世界一の美女とキスをする」だ。確かに、結果として世界一の美女とキスをすることになるのだが、リストの趣旨からははずれているような気がしてならない。はぐらかされた気分になる。「世界一の美女とやりまくる」なら、こんなはぐらかし及び洒落は通用しなかったはずだし、どうせ棺おけリストに書くなら、生半可に「キスをする」ではなく、多少下品でも不健全でも隠微でも、思い切って「やりまくる」と書かなくては。いや、書いてほしかった。
まあ、この点はともかく、まあ、ともかくとも言いたくないが、よくできた映画で退屈させない。愉快で楽しい。すっかり笑える。泣くほど笑える。自動車修理工として一度も法律に触れることなく誠実に地道に着実に家族のためにつくし続けてきたカーターが、死んでから加担させられた「違法行為」も、この際やっぱり笑って見過ごしてやろうよ。
終わりよければ・・・
映画館で予告を観た時から観たいなぁと思っていた作品。
余命6ヶ月、残りの時間をやりたいことをやってすごせたら・・・
誰もがきっとそう思うと思う。
楽しくほのぼのできて最後は泣ける。
自分だったら何がしたいだろう、こんな風に自分もいろんなことが出来たらいいなと思えました。
ほのぼの、ジ~ンと。
超ベテラン名優2人の共演。“怪優”&“渋優”が、人生最後の自分探しを、感動的に描きます。
“大物俳優共演!”くらいの予備知識しか持たずに観に行ったんですが、この映画ロブ・ライナーの監督作品だったんですね。“人生最後の数ヶ月間”という、ともすれば重くて、暗くなりがちなテーマを、ユーモアと優しさに溢れた映画に撮り上げています。そうそしてソレは、“怪優”ジャック・ニコルソンまでも、“柔和な老紳士”に変えてしまっています。いや、ベースはいつもの“ギラついたニコルソン”なんですけどね(^^;。
でも、軽いだけじゃなくキチンと人生の終焉について、考えさせられる内容になっています。ラストシーンには、心地良い感動を憶える事、間違い無しです!
人間ホントにやりたいことをするのが一番なんです。たった一度の人生なんですから…。そのことに気付くのに、遅いということはない。この映画は、そんな事を我々に投げ掛けてきます。うん、願わくば吾輩も最後は楽しく逝きたいモンです。『終わり良ければ、全て良し』ってね。
Such a good movie.
2人の会話としぐさの端々にそれぞれの性格や人生がにじみ出てる感じ。
映画のキャラクター上ではなくて2人の人間としての。
内容、メタファー、伏線もすばらしかったけど、
見所はこの2人のやりとりです。
よかったですね。。
老人たちが死の宣告されてどう生きるのかという
人間が通らなければいけない死という 通過点を
こんな展開もあると また違った感じで楽しめました
映画のストーリーのように 必ずしもいくとは限りませんが
そんなのも思い切りありですと 思えました
私自身もきっと未来には死という通過点をきっと過ぎる時がきますが
其のときの バリエーションに加えたい ストーリーでした
最高の人生の見つけ方
さすが名優二人、味わいあるチャーミングなおじさんたちでした。
我がままだけど憎めないエドワードと思慮深いカーター、名コンビです。
世界中を飛び回るので視覚的にも楽しい。
冒頭のシーンにつながるラストはじんと来てよかったのですが、カーターが死んでしまった以降のエドワードの行動はもう少しじっくり見たかった気がします。
類似テーマの作品が結構あるだけに、もっと意外性がほしかったかもしれません。普通にお勧めできる良作だと思いますが、期待以上という感じではないかも。
余談ですがこの邦題はちょっと汎用性ありすぎる~。
「最高の共演の見つけ方」演技合戦ではなく「共鳴」
<ストーリー>
自動車修理工のカーターのところに、先日の病院の検査の結果を知らせる電話が入り、彼は入院することになる。一方実業家のエドワードは、係争中の案件を審議している裁判所でむせび吐血する。慌てて自らがオーナーである病院に入院するが、自らが決めたルールのため個室に入ることが出来ず、カーターと相部屋になる。
裕福ではないが知識豊富なカーターと、皮肉屋だがユーモアも解するエドワードは次第に打ち解け始める。そんなある日、エドワードは医者からあと半年から1年の命だと告げられ、同じ日にカーターも同様の宣告を受ける。翌朝カーターが書いていた"棺おけリスト"のメモを見つけたエドワードは、実際に死ぬまでにしたいことを全て実現しようと提案する。
<個人的戯言>
【♪レ~ジ~メ~♪】
もう文句ないでしょう、この主役二人の会話の妙!脚本と俳優自身のアイデアも盛り込まれたこのやり取りがとにかく楽しいですし、また「棺おけリスト」を始めとした「仕掛け」も、粋な形でストーリーの重要なポイントに繋がっていきます。充分過ぎるほど語られている「二人の人生の比較」を再度強調する場面は余計ですが、演技合戦にならず、二人の大物俳優がまさしく"共演"していて、持ち味も遺憾なく発揮した奇跡的作品です。それは死期を知った時の選択という、ちょっと重めのテーマも「この二人にならえばいいじゃん!」と思わすほどです。
【げだげだ独り言詳細】
最初の入院するまでのそれぞれのシーンは、それぞれが「いかにも」な役どころと演技で、特別二人の俳優に思い入れのない私でも、もうかなり嬉しくなってしまいました。実はジャック・ニコルソンに関しては、以前は私にとって「出演していれば観に行く俳優」でしたが、「アバウト・シュミット」の老いた役がイマイチピンと来ず、たぶんそれからしばらく空いて「ディパーテッド」が久々だったように記憶しています。今回は潜在意識の中に彼の演技が観たいというのがあったのかも。
そしていよいよ「ごた~いめ~ん!」。ここからは、もうとにかく二人のやり取りが楽しくてしょうがない!元々の脚本もかなりよく出来ていたようですが、それに加えてジャック・ニコルソンもいろいろアイデアを加えたそうです。しかもこれが「火花バチバチ」の演技合戦ではなく、「アンサンブル」として面白くなっている辺りが凄い!共同作業的台詞のやり取りに釘付けでした。
そして「棺おけリスト」差し詰め、「死ぬまでにしたい10のこと」老人編の一つ一つや、ただ二人で楽しむだけでなく、次第にそれぞれの「本当にしたいこと」に触れる仕掛け等も絶妙。更に金持ちエドワードの秘書や、医者、看護婦とのやり取りでさえもユーモアが散りばめられています。
やがて二人は「本当にしたいこと」を見つけるわけですが、ここで二人の「人生」を比較するシーンを見せる部分だけがちょっと余計でした。それまでに既に周知の事実となっていることを、改めて交互の見せるのはやや陳腐な印象です。サラッと流した方が「粋」というもの。
ラストの辺りの金持ちエドワードの、何のてらいもない、素直な演説についに決壊・・・「リスト」の項目の実行は「世界一の美女にキスをする」が最もよかったかな?自分の死期を知った時の、自身の考えと家族の思いにも触れられていて、答えなどないですが、主人公の二人は、回り道をしながらもその答えを見つけ出しました。あなた自身なら?あなたが家族なら?でもこの二人の俳優の「共演」に、自分の考えが影響を受けそうなくらいの見事な「共鳴」でした。
誰かを涙がこぼれるぐらい笑わせる。
名優二人の爽快な演技に安心して観れました。
人生の甘辛苦酸を知り尽くしたニコルソン・フリーマンが楽しんで演じています。
余命6ヶ月の悲壮感がありません。でも、こんな終末期が送りたい。
がん末期の人や、医療の世界を知っているだけにストーリは想定内。が、それぞれのエピソード(イベント)が面白い。で、私の棺おけ・リストは何!?と考えさせるところもあります。
日本はいま後期高齢者医療や終末期の告知問題で国会審議中。最高の幸せを求めて、貯金(年金積み立てではない!)をしなければと、この映画を観終わって思いました。
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