劇場公開日 2008年1月19日

ヒトラーの贋札のレビュー・感想・評価

全22件中、1~20件目を表示

3.0史実に基づく、興味深い人間ドラマだ。

2024年11月3日
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国家による史上最大規模の通貨偽造事件でもある、ナチス・ドイツの「ベルンハルト作戦」を描いた歴史ドラマ。実際に贋札を作ってきた、ユダヤ人収容者たちを描いている。 虐殺を恐れて贋札づくりに協力し、看守からの侮辱に耐えつつ、一定の環境を保証された専用の収容所を舞台に、銀行家から政治活動家まで、さまざまな経歴を持つユダヤ人の葛藤を描く。 史実に基づく衝撃的な話だが、殊更に善悪を強調せず、落ち着いたトーンの上質な人間ドラマだ。そのぶんだけ、中だるみを感じたり、物足りなさを感じた人もいると思う。 ナチスへの協力と生き残ることの間で、ユダヤ人収容者の間でも、心が揺れ動く。自らの技能を犯罪に使うことでしか生き延びられなかった人々の葛藤を取り上げた、実に興味深い歴史ドラマだ。

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瀬戸口仁

2.5生き延びたいのか、仲間を助けたいのか、反抗したいのか

2024年6月1日
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カメレオン

5.0「Víctor Hugo Díaz」じゃないか!しかも、オジキが持...

2024年4月5日
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When I am 75♥️

3.0カール・マルコビクスがGTA4のニコ・ベリックに見えて仕方ない。ニ...

2023年11月28日
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カール・マルコビクスがGTA4のニコ・ベリックに見えて仕方ない。ニコ・ベリックはジェイソン・スティサムに由来すると思ってたけど違ったようです。

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関学にチー牛はおらんのんじゃ

4.0【”生きてこそ!”敗戦濃厚のナチスのハインリヒ・ヒムラーが画策した「国家による史上最大の偽札制作、ベルンハルト作戦」を題材にした捕らわれたユダヤ人たちによる偽札づくりを描いたヒューマンドラマ。】

2023年11月6日
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悲しい

知的

幸せ

ー 収容所に集められた偽札づくりのプロのサロモン・ソロヴィッチを始めとした、ユダヤ人達が、自分の命を守るためにナチスの命令に従うか、逆らい殺された家族の為に正義を全うするかの間で葛藤する、ヒューマンドラマ。ー ■第2次世界大戦中のドイツ、ザクセンハウゼン収容所に、特殊な技術を持つユダヤ人たちが集められる。  イギリスの経済を混乱させるべくナチスが計画した「ベルンハルト作戦」。完璧な偽ポンド札を作るための人員だった。  そんな彼らは各々の思いを押し込めて偽札作りに励む。 ◆感想 ・ガス室に送られると思っていたサロモン・ソロヴィッチ。彼を捕らえたヘルツォークは戦時、ナチスSSになっており、ヒムラーから指示された「ベルンハルト作戦」の総責任者として、彼を任命する。 ー 故に、サロモン・ソロヴィッチや印刷のプロ、ヘルツォーク等は他の収容者とは違う厚遇を受ける。- ・そして、サロモン・ソロヴィッチらが作り上げたポンド札はイギリス銀行でも真札として認められる。 ー その労いで、サロモン・ソロヴィッチを自宅に招き、家族を紹介するヘルツォーク。だが、彼も全体主義の中で駒で有ったことが分かるシーンでもある。- ・更に、ヘルツォークはドル札の贋作作りも指示するが、家族が収容所で殺された事を知ったブリガーは原版に傷をつけると言ったりし、サボタージュする。サロモン・ソロヴィッチたちは全員殺されると彼を説得しようとする。 ■ラスト、ナチスは敗北し収容所に連合軍の配下が押し寄せるシーン。サロモン・ソロヴィッチらに銃口が向けられるが、彼らは腕に刻まれた収容所番号を必死の表情で見せるのである・・。 <ナチス・ドイツ関連の映画は、今までにどれだけ製作、公開されてきたのであろうか。私自身は50作は観ていると思う。  だが、ナチスが犯した誤りを風化させないという意味では、ドイツが制作に関わっている作品は観る側に深い余韻を残す。  自国の過去の誤りを、映画として残し二度と同じ過ちを繰り返さないという気概は素晴らしい。  だが、ドイツでもネオナチが数年前から台頭して来ている。  日本も同様である。(日本会議、右翼発言を繰り返す国会議員。又それを指示する人々。)  全体主義を封じ込める策は、ないのであろうか・・。  このままでは、再び世界的な戦争が起きてしまうのではないかと懸念する日々である。>

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NOBU

4.0違う面からみた収容所

2023年7月30日
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興奮

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こまめぞう

4.0職人とユダヤ人の狭間

2022年11月4日
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収容所で贋札作りに携わったユダヤ人達の物語。 ナチスドイツのユダヤ人迫害を描いた映画に外れはありませんが、この映画も例外ではありません。 人間の残酷さ、死の恐怖、無惨で簡単な死・・・そしてこの映画では贋札作りがテーマに加わります。 職人として贋札の成功を目指す主人公。チームを守る為に工夫しアイデアを出し、必死に成功へと導こうとします。 しかし、それは明らかな利敵行為。死との狭間で悩み苦悩する姿は、胸を大きく打ちます。 ただ、冒頭で大戦後の主人公を描くのは、個人的には如何なものかと思います。 少なくとも、「主人公は死なない」が分かってしまうわけで、余り良い演出ではないように感じてしまいます。 私的評価は4にしました。

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よし

4.0第二次世界大戦中、ナチスドイツがユダヤ人たちに贋札を作らせたベルン...

2022年8月20日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

第二次世界大戦中、ナチスドイツがユダヤ人たちに贋札を作らせたベルンハルト作戦の描いた映画。 経済混乱を狙って企てられた作戦があったなんて今まで知らなかった。 死と隣合わせの毎日、収容所での過酷さ、卑劣さが伝わってくる。生きるために贋札造りを強要されるユダヤ人、葛藤し辛かったんだろうな。贋札造りはよほど重要なのか、扱いの違いにも驚いた。 淡々と描かれているが、終始緊張感で目が離せませんでした。

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よっしー

3.5偽札💵

2022年8月13日
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 ベルンハルト作戦、コレは恥ずかしながら知らなかった。こんな作戦があったのか。  贋札造りの作業に選ばれれば、きつい重労働は避けられ、命の補償もある。同じユダヤ人でも待遇がこんなにも違うんだ。 主人公は技術もあり、リーダー的な存在。この恵まれた待遇を続けるため、この作業者たちを守ろうと必死。悪いことをしている事実はもちろんわかる。そして悪いことだからと作業を怠る者もいる。でも密告はせず、1人も辛い環境に置かないように、贋作造りを行う。  収容所内で感謝祭を楽しむシーンがあったり、今まで知らなかった強制収容所の様子を知ることも出来、勉強になった。

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アンディぴっと

3.5タイトルなし

2022年4月10日
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ベルンハルト作戦を描いた映画。 主演俳優の演技が素晴らしい。 アマゾン100円レンタルで鑑賞。

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hato

3.5芸は身を助く

2021年2月28日
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でも、守るべきは正義か、理想か、自分の命か、家族の命か、仲間の命か。 駆け引きと共生。 そして、ナチスがこんなことまでしてたのは初めて知ったよ。

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UNEmi

2.5タイトルなし

2020年11月25日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

出てる俳優は知らないがハラハラ感もあり、結末がどうなるかと思った

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KEI

4.0プラテンといっても食べ物ではない。

2018年12月3日
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鑑賞方法:映画館

 ドイツといえば印刷技術先進国だ。現在の日本国内の印刷所をみてもハイデルベルグ社の印刷機がかなりのシェアのあることがわかるほど。多分、第二次大戦当時でもドイツの技術は素晴らしかったに違いない。そんなナチスドイツがユダヤ人たちに贋札を作らせたベルンハルト作戦の裏側を描いた映画です。  原作は映画にも登場する印刷技師のアドルフ・ブルガーが書いたもの。ドイツは敵国イギリスを経済的混乱に陥れ打撃を与えるため、ザクセンハウゼン強制収容所でユダヤ人技師たちに贋札作りを強要する。拒めばアウシュビッツ送りか、即銃殺。ポンド作りは間もなく成功を収めるが、これによってドイツの戦況が有利に運ぶとユダヤ人虐待も長引き、従順でいることは自分の命を長らえることになるものの、罪もないユダヤ人が殺され続けることをも意味する。  終戦を黙って待つよりも、ナチスへの協力を拒否し決起するなどと主張する原作者ブルガーは主人公ではなく、戦前から贋札作りで暗躍していたサロモン・ソロヴィッチ(カール・マルコヴィクス)が主人公。正義感の強い作者と元々悪人という2人の視点を変えたことによって、ブルガー(アウグスト・ディール)のサボタージュという行動が同胞を危機に晒すなどといった部分も見えてくる。逆に、悪党であるサリーが仲間を大切にしていることもわかるのです。まぁ、感情移入はしづらかったりしますが・・・  収容所ではニセ札だけではなく、パスポートなども偽造している。そのため家族の不幸を知って自殺を図ろうとする者もいたり、薬を手に入れるためにナチ親衛隊少佐ヘルツォークと取引するという場面も登場する。ちょっとだけいい人のように思わせる少佐だったけど、ドイツの敗戦を悟って逃げだそうとする将校も実際にいたんだろうなぁ。この絶妙な駆け引きや、サリーの心の葛藤も見どころなのです。  興味深かったのはユダヤ人印刷技師たちが厚遇されていたところ。収容所の中でも彼らから数メートル先では毎日のように拷問や銃殺があり、それが見えないだけに彼ら自身の待遇の良さもわからない。同じ収容所内でも天国と地獄のような格差社会があったことだ。さすがに今日的テーマとまでは思えないけど、虐待されていた他の舎を感じていたならばブルガーに同調して暴動が起こるなどして、ベルンハルト作戦も違う形になっていたのかも・・・  尚、プロローグ、エピローグともに戦後のサリーが描かれていたのですが、カジノの強運ぶりを見る限り、彼の判断が功を奏していたのかもしれない・・・

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kossy

4.0正義とは?

2015年10月13日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

ナチの関わるところには、大抵ギリギリのところで、人間としての尊厳か、生きることへの欲望(に対する嫌悪感)か、という判断を迫られる悲しい選択があり、今になってみても、正しさとは何かという答えは見つけられない。それはナチ側も同じ。映画にすることで、ドラマチックに盛り上げなければならないところもあるだろうけど、極限状態の人々のさまざまな形態の勇気には感心させられる。過去を置き去りにせず、何が起こっていたか、知ることが大切だと教えてくれる。この映画はどこまでが史実に基づいているのかな。

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マッターホルン

4.0ギリギリの攻防

2015年10月7日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

怖い

なかなか興味深いナチスのユダヤ人収容所物でした。 ベルンハルト作戦で、強制的に収容所で贋札作りをさせられていたユダヤ人達の恐怖感が手に取るように伝わってきて、ハラハラドキドキ・・・まあ主人公はそこでは死なないことが分かってはいつつも、それでもハラハラドキドキさせられたのは、やはりいつ死んでもおかしくない収容所の状況が成せる業だったと言えましょうか。 まあユダヤ人虐殺を題材にした映画は今まで何作も作られてきましたが、今回は特別なスキルを持った者たちが集められた贋札作りの収容所と言うのが、かなり興味を惹かれた部分でしたね。 贋札作りを拒めば即銃殺、贋札作りが完成してもおそらくは即銃殺、こんな究極の状況で生きなければいけなかったユダヤ人達の心境たるや、いかほどのものだったのか・・・。 しかし他の収容所に比べて物凄く恵まれた環境だったのも、かなり印象深かったですね。 それだけナチスもこの贋札作りに運命が懸かっていたことへの表れなのでしょう。 そんなナチスに媚びへつらってでも生きようとする主人公のソロヴィッチと、正義感を振りかざして決してナチスには協力しようとしないこの作品の原作者でもあるブルガーの構図には、本当にヤキモキさせられました! 今日銃殺されるよりも明日のガス室を選ぶでしたっけ、それが究極の状況に置かれた本当の人間心理ですよね。 ただ仲間を決して裏切らない主人公は元々は悪党だっただけに、微妙に感情移入できない部分があったのは、ある意味実話ならではのリアルさだったでしょうか。 歴史を大きく動かした贋札作りの顛末は、淡々とした作りだったものの、とても見応えのある内容に仕上がっていたと思いましたよ。

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スペランカー

4.0最後がややあっさりとしているのがちょっと残念

2015年3月28日
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鑑賞方法:映画館

知的

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松井の天井直撃ホームラン

1.5収容所の

2014年11月30日
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悲しい

物語を観ると今の生活がなんて幸せなんだろうといつも感じる。あんな悲惨な事があった事自体が信じられない。今作の最後に同じユダヤ人の彼らさえも驚いた目で見ていた、心も身体もボロボロになっていたユダヤ人の人達。塀の外の地獄のような惨状。シンドラーのリストと同様、若い人達に見てもらいたい。ただ最初と最後のお金使い放題シーンはいらない。

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がい

3.0今日銃殺より明日ガス室の方がいいかぁ…。

2013年8月13日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

難しい

決して仲間を密告せず裏切らなかった主人公は本当に凄い…誰だって、同じ人間なのに生きるために贋札造らさせれ、媚を売り、汚い生活、恐怖に満ちた生活は最高の気分だったでしょう。もちろん皮肉な意味で。 そんな中、「そんなに命が惜しいか?」と聞いてきたブルガー…自分の命1つで収まれば何も文句はない。けど、他の人も犠牲になるだろう状況。 例えその行為が悪であろうと他人を巻き込み*自分の正義*ってのを貫くのに、私には理解できず腹がたって仕方がなかった。 皆…生きてさえいれば、この無意味な戦争は終わる…そんな希望を皆抱いていていたのではないかな。 でも、なんだよ!!!!!!このラストの報われなさッ!!!!!英雄気取るんじゃないよ!!!!あのドヤ顔に異常な苛立ちを覚えた…。 寝る前に見ると血圧上がっちゃうから、やめた方がいいです(笑) 事実苛々しちゃって眠れなかったよ!!!! 後味の悪さはTOP10入りする作品になった。

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ざっチャン・∀<))★

3.5たまたま被害者になったといえども、彼は本当は最初から最後まで犯罪者

2013年3月10日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

難しい

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Cape God

4.0若い世代に伝える戦争エンターテインメント

2009年4月5日
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Chemy