イントゥ・ザ・ワイルドのレビュー・感想・評価
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昔服屋の店長から勧められた映画 その時は全然内容が入ってこなくて引...
昔服屋の店長から勧められた映画
その時は全然内容が入ってこなくて引き込まれなかったから序盤で寝てた
数年経ってもう一度観てみると、あの時観てればと思う
若いうちに観たいと思う映画
自由を求めて現実逃避してひたすらアラスカを目指す青年の実話
旅の途中で出会う人達のストーリーはどれも心温まる
物語は不思議なバスのシーンから始まり、大学の卒業式から不思議なバスまでの道のりを、過去を振り返る形で交互に描かれてる
絶妙なタイミングでの不思議なバスと過去の切り替え、自然の描き方やそれに立ち向かう主人公の姿、更には居なくなった息子を思う家族のシーンと妹の心の声がとても印象に残る
旅に出たくなる映画
実話を元にしてるからストーリーはリアルでフィクション映画と違い不満な箇所をツッコミたくならない
何か壁にぶつかった時、目標がある時、旅に出る前、これから頑張ろうと思えるような気持ちになる
人生という名の旅路
今作品は劇場で鑑賞しました。
正直、DVDで良かったかな、て思ってます(^_^;)
劇場用、家庭用、と大別するのならば、今作品は週末の夜に自宅で見たいです。
今週の反省。
今月の反省。
今年の反省。
そして、これまでの半生を思い返しながら、未来を思える映画です。
映画は、その時代風景を切り取る意味もある作品だと私は考えますが、この映画はまさに「今」を映し出す作品だと思います。
だからこそ、CGよりも実話が世界の人の心に響くのでしょう。
彼は崇高か我儘か
原作は読んだ事ないが、エミールハーシュという役者が好きなため。
この主人公については賛否両論上げられているが、彼の行動を論理的な尺度で見てはいけない。
ロードムービー好きならこういった、自分の思考や精神を第一にする主人公は好きな人が多いだろう。
その為に、彼が犠牲にした事も多々ある訳で、犠牲にされた人間は当然「なんで!?」と思う。
ただ、この作品はその犠牲にされた側にもスポットを当てることで彼のしていることは自己満足かもしれないという可能性を観ている者に訴えている。
「内なる自分」に正直で、自分で実行できる精一杯の反抗をして犠牲にするものと訣別しようとする。
彼の中でもそれが正しい事なのか迷いはあるが、何もせず終わるより実行するしかない!という思いに駆られたのかもしれない。
この思考プロセスは全く論理的でなく、自己陶酔とも思えるが、僕は大いに共感できた。
正しいかどうかでなく、その未熟さが先走る感じが人間臭くて好きだ。
映画自体はとても丁寧に作られているし、答えの無い葛藤をよく描けていると思う。
ストーリー自体にあまり起伏はない
お金も物もいらないと言って、荒野でただ生きるために旅に出る。
自分でもたまに考える生活の成り行きを見られる。
見分けるのが難しい、毒を持った植物を食べて死んでしまうという最後は切ない。
ひとりでは生きられない
いろんな見方ができる映画だと思う。
家族や友人などの人間関係、所属や社会などのコミュニティに縛られ、それにもがき苦しむ自分。
物質主義・資本主義に違和感を感じる自分。
そこから逃れたい。
自分は誰にも迷惑をかけずに一人で生きていける。
と考える主人公。
”人生の楽しみは人間関係だけじゃない 神はあらゆる所に新たな楽しみを用意してる 物の見方を変えなくては”
他人に依存しすぎない考え方は理解できる。ただ極端すぎてはいけない。
近くで生活を共にしていなくても、誰かに影響を与えている。迷惑をかけている。人間は一人では生きられない。
”幸福が現実になるのはそれを誰かと分かち合ったときだ”
哲学書に散りばめられているこの言葉をもっと早く実感してほしかった。
放浪し始めてから出会った人々と喜びを分かち合ったときに気づくべきだった。
”人生はまだ長い 今こそ思い切って生き方を変えてみなきゃ 新しい経験が心を豊かにするんだ”
この行動力と自信と勇気を両親を許すというベクトルへ向けてほしかった。
思い返せば、主人公は誰かと共に時間を過ごしている瞬間とそれを思い出した瞬間、笑顔になっていたように思う。
決して楽しいストーリーではないが、毎年観たい作品だった。
悔いは感じられない
原作は未読なので、この作品だけを観て感じたことを書きます。
意識ある人が死の直前に、何を感じ、何が瞼に浮かぶのだろうか~と考えたりしませんか。最後に思う人が誰なのか、どんな記憶が蘇るのか・・自分だったら…と漠然と考えたこともあります。この作品の主人公の生き方はあまりにもストイックで、、若さ故、周りが見えない部分(よって共感に値しない部分)もありますが、それこそが未熟な若さなのであって、そこを身勝手だとか無謀・無知だとか非難するのはふさわしくない気がしました。それよりも、彼は自分の人生に対する挑戦者でありつづけようと思ったのだと考えます。社会の枠組みから抜け出し、最果ての地、アラスカでどこまで自分がやれるかを試す心積もりがあったのではないでしょうか。その時々、自分がやれるだけのことを精一杯やる姿が年齢どうこうというよりは、頭でっかちな博識者よりも優れた点だったと思いました。口で言うは易し、それを行動に移すのは容易いことではないと誰もが知るところです。別の言いかたをすれば、彼は「自分の人生を生き切った」のです。悔いはないはずです。なので、最後の最後に浅はかな過ちによって死を招く結果となっても、あの流した涙は悔し涙ではなく、美しい青い空を眺めながら、否定してきた父母との抱擁を思い描き、心穏やかに死を受け入れられたと思いました。
彼が愛読していた数冊の本、中でもトルストイの「家庭の幸福」に自らの境地を記します。 「幸せは誰かと分かち合うことで本物になる」
こう思えたのは、アラスカにたどり着くまでの道すがら出逢った様々な人。暖かく彼を受け入れ、また送り出した人たちのお陰だと思うのですが、主人公同様、どこか孤独を背負って生きている人たちだったのが印象的でした。
クリスは旅においてあらゆる経験をすることによって、体感する歓びのなかに身を置きたかったのではなかったのかな。知識に経験が追いついた時、その言葉の本当の意味を知るということ。彼の「自分探し」は旅に出ることで成就されましたが、生きることそれ自体が、旅のようなもの・・という思いが私の頭をかすめます。一つ一つの経験が満たされる時に、自分がどのように変われるのか、変わっていくのか、そんなことを思ったら、日常の何気ない行動にも、重い腰が、止まっていた足がふっと前に出せそうな、そんな気がしました。死すら、新たな旅立ち。。その時に自分が何を思うのか、やはりそこが気になります(笑)
ロードムービーの大大大傑作
好きな映画ベスト5に入ってきた。記憶に残る台詞、シーンが散りばめられたロードムービーの傑作だと思う。僕はもう30歳になったけど、20代前半の衝動、理由はないけどやらねばならぬ目的、アラスカやヒッチハイクとまでは行かないけど分かる気がする。あの繊細さも。何かと理由を付けて正当化して逃げ回り最後に幸せの意味を知る。人生そんなもんなのかなぁと、地味だけど今まで生きて来た人自分の人生も振り返ってみた。とにかく素晴らしい。
イギリス友人のオススメで
イギリス友人宅で一緒に鑑賞。
友人は、大自然の美しい映像と音楽がイイと言っていた。それは同意。
素晴らしい映画だとは思ったけれど、ストーリーは、やはり私には少し重たかった。
単純な私にはイマイチなのか…。
人間は1人では生きていけないし、面倒でも他人と関わって生きていくことでまた幸せも見つかる。人間関係は辛かったり苦しかったりするけれど、たくさんの人に支えられて生きて行くことで、きっと生きていく意味も見つかるはず。
若気の至り
面白かった。けど、やっぱりこれ認めちゃいけない気がするんだよなぁ。ただの現実逃避にしか見えないっていうか。
肯定的に描かれているのが良くなかったと思う。
主人公より、周りの大人たちに共感してしまった。
Happiness only real when shared.
雄大な自然の風景、映画館で見るべきだった。
ドキュメンタリーとして真実に迫るという形の原作だったが、映画ではもっとシンプルに、原作から余計なものをそぎ落として、話の筋・人物の本質を丁寧にすくい上げている。それに映像を肉付けしたという感じ。
映像が訴える力なのかもしれないが、原作以上に、主人公の生の躍動と、逆説的にその愚かさとが、照らし出されていく。
ここでいう愚かさとは、自然に体一つで向き合っていけると信じた主人公の愚かさ、そして、誰かを悲しませることの愚かさ。
一人では、生きていくことはできない。
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