ロビン・フッドのレビュー・感想・評価
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☆☆☆★★★ ※ 鑑賞直後のメモから 物凄く分かり易く親切な作り。...
☆☆☆★★★
※ 鑑賞直後のメモから
物凄く分かり易く親切な作り。
最初は単なるコソ泥的なラッセル・クロウだが、自分に関連する《或る言葉》に反応する。
この辺りの説明がやや不足気味か?
自身のルーツの秘密も果たして必要だったのかどうか?
その反面で、ラッセル・クロウが心を動かされてしまう名優マックス・フォン・シドーの名演技をご堪能あれ。
※ 1 リドリー・スコット73歳。次回作は『エイリアン5 前編』楽しみだ!
※ 1 言わずと知れた『プロメテウス』
2010年12月10日 TOHOシネマズ西新井/スクリーン7
アウトロー
ロビンフッドがアウトローになるまでのお話でした。ロビンフッドは誰もが聞いたことがあるだろうけど、内容まではディズニーのアニメでしか知らない私。
ラッセルクロウということでかなり期待して観た。何度も何度も戦いのシーンが出てきたし迫力は十分にあったと思う。でももう少し私としてはロビンフッドの恋物語っていうのを期待しててそっちをメインに観ちゃったため物足りない感じ。
ただ単に見るぶんには楽しめる映画。ケイトブランシェットはいい女優さんだけど今回はちょっと向いていないかも? すこし意地悪そうに見えました。綺麗だけれども意地悪な綺麗さがあるので。
もう一度観たいとか後に残るような作品ではないけど良い作品だった。
Until Lambs Become Lions. 自由を求めロビン・フッドがアウトローになるまでのお話
ロビン・フッドという何度も映画化されているイギリスの物語をリドリー・スコットとラッセル・クロウで映画化。ちょっと視点を変えて、アウトローになるまでの姿を丹念に描いています。
多分イギリス等では有名なお話なのでしょうが、日本人のワタクシには話自体がイマイチピンときません(;゜∇゜)無知なだけなんですけどね。
というわけで根本的な話を良く知らない分これはこれで楽しめました。リドリー・スコットの描く史劇は迫力があって面白い。ストーリーは多少力業ですが(最後の戦いにケイト・ブランシェットが現れた時には思わず笑ってしまいました)、画像の撮り方は相変わらず素晴らしいです。
イギリスの寓話なのに主演がニュージーランド人のラッセル・クロウ、オーストリア人のケイト・ブランシェットとイギリス人じゃない事はつっこんではいけない所なのでしょう。何かで最近のイギリス人は細くなりすぎて、たくましい役をやれる俳優がいなくなったという記事を読んだことがあります。ラッセル・クロウを主演に向かえた事でたくましさがUPしております。
やっぱり「グラディエーター」は超えれなかったですが、中世の再現率などビジュアル的には目を見張るモノがあります。ストーリー重視の方には気になる事も多いかもしれませんが、映像重視の方にはオススメできる作品です。
迫力はあったが、物語の出来は良くない
総合:70点 ( ストーリー:60点|キャスト:70点|演出:75点|ビジュアル:85点|音楽:70点 )
冒頭、遠征先で城攻めをする場面は大迫力で、流石に数々の映画でこのようなことを描いてきたリドリー・スコット監督は戦闘の描写が非常に上手い。美術も衣装も大量動員された兵士も映像の良さに貢献している。
そんな感じで前半は大いに期待したのだが、展開が色々と都合が良い。王家の跡を簡単に継げるし、時間も距離も飛び越えて場面がいきなり切り替わってここぞという時の戦闘場面になる。最後のノッティンガムからフランス軍のイギリスに上陸する瞬間に到着するというのもあまりに都合が良い。真面目な話というよりは、派手な活劇場面を並べ立てた英雄の娯楽劇といったところで、物語をロビン・フッドの伝説を脚色して派手に見せるようにしただけなのが惜しい。最後のとってつけたような森の生活も失笑。
取り立てて面白味は特にナシ
間違いなく軍配はケビン・コスナーでしょうね。それぐらいあっちは娯楽として良かった。こっちは変に変化球が空回りして、オーソドックスな物語に軌道修正しようと試みて、にっちもさっちもいかなくなった、残念な結果の例ですね。
そもそもラッセル・クロウ主演のあたりで新鮮味はないから、いかに悪評を塗り替えるかも重要だったのに、それすらなかったからアクション映画なのに全く興奮が少なかった。むしろマリアンを助けた美形の脇役の方がロビン・フッドに相応しいと思ったぐらいですし。
もう一度見れば何かしら良いところは見つかるかもしれないけど、恐らくスコット監督の『ワールド・オブ・ライズ』と同じ道辿ると思う。
ロビンフッドと仲間たち
これぞ映画!
「グラディエーター」の壁
過去に数え切れぬほど映像化されているロビン・フッドの物語。
ディズニー・アニメにもなり、何度も楽しんだ記憶がある。
そんな王道の英雄物語に、リドリー・スコット&ラッセル・クロウの「グラディエーター」コンビが挑む。
「グラディエーター」でハリウッドに史劇スペクタクル・ブームを呼んだ二人が、ブームが鎮火した今、何故再び史劇スペクタクルを?「グラディエーター」のハードルを越えられるのか?…幾つか疑問が生じる。
前者に関して言えば、いつの時代でも史劇スペクタクルは見る者を魅了させる、と即答出来る。
(ちなみに、何故今さらロビン・フッドの映画を?を…という疑問は愚問である)
では、「グラディエーター」のハードルを越えられるのか?
スペクタクルなアクション・シーンはさすがだが、興奮も感動も新味も及ばず、と感じてしまった。
いくら内容やテーマは違えど、二番煎じはどうしても拭い切れない。(主演は違うが「キングダム・オブ・ヘブン」もあったから三番煎じか)
ラッセル・クロウのロビン・フッドはヒーローと言うよりタフな男で、ケヴィン・コスナーの方がヒーローのイメージがある。
映画としても、胸のすく軽快なヒーロー活劇だった。
でも、スペクタクルな史劇エンターテイメントとして見れば申し分ない。
リドリー・スコットとラッセル・クロウのコンビはまだまだ健在。
中途半端
ラッセル・クロウの低い声が渋いっ!
先週のおはシアは~
“ロビン・フッド”をご紹介してました。
(更新、すっかりポンっと忘れていました。)
皆さん、よくご存じのロビン・フッド。
リドリー・スコット監督&ラッセル・クロウの
アカデミー賞受賞コンビが作るとこんな風になるんだぁ
とちょっと感心しましたよ。
ロビン・フッドというと、イケメンで動きも軽やかなヒーロー
ってイメージでしたが、良い意味、裏切られます。
ラッセル・クロウの男らしさムンムン、熱い胸板と
低~~~~い声。戦いのカリスマはカッコ良いですよん。
物語は・・・。
以前からよく描かれていた、森に住む孤児たちと一緒に
ダメダメなジョン王をやっつける前のお話です。
前半と後半にたっぷりある、フランス軍との戦闘は迫力満点ですよ。
キャストも豪華っ!
マリアンをケイト・ブランシェット
マーシャルはウィリアム・ハート
ゴドフリーはマーク・ストロング等々~。
兵士仲間の役でTVドラマERに出演中のスコット・グライムズもいます。
歴史物が好きな方でしたら、かなり楽しめると思います。
“ロビン・フッド”星は~3つです。
今こそ騎士(ナイト)の精神で!
私の好きなトニー・スコット監督の兄さんであるリドリー・スコットお得意の史劇ものです。
時代は聖地エルサレムを奪い合っての死闘が繰り広げられていたヨーロッパ中世。リドリー・スコットは前作“キングダム・オブ・ヘブン”でもこの時代を描いています。
今回はラッセル・クロウを起用しての、無法者たちのボスであり、弓の名手、つまりロビン・フッドの物語。
キングダム・オブ・ヘブン(オーランド・ブルーム主演)も大好きですが、今回はラッセル・クロウ主演である分、もう少しくだけた感じ、かつコミカル(?)な表現部分もあり、わかりやすくテーマが論じられています。
すなわち、そのテーマとは「弱きものを守る男たち(騎士)よ、立ち上がれ!」という男の本来の生き方であり、更には「民衆こそが宝であり、民衆の為に国がある」というこれからの世界平和のための重要な哲学が描かれているのです。そして、弱きものを守る騎士の精神とは、人権闘争へとつながる思想でもあります。
でもこのような、一見お堅いように感じられるかもなテーマは、「言ってみればそうゆう事だよね?」くらいのもんで、それよりロビン・フッドや登場人物たちの人間性に触れ、各々がそれぞれ何かを感じることこそ映画の醍醐味です。
是非、是非、ご鑑賞下さい!
メインディッシュは、男臭さのメガ盛り
2時間半にも及ぶ長丁場だったが、面白さに圧倒された。
久々に男臭く骨太な洋画らしい洋画をストレートに堪能できたと思う。
ロビン・フッドってぇっと、かつてケビン・コスナーが務めた正義感が強い2枚目の英雄伝というイメージが根付いているが、今作ではスマートとは真逆に居るハリウッド随一の骨太俳優ラッセル・クロウを起用。
したたかだけど不器用で、薄情だけど義理堅く、寡黙で頼りがいのある新しいロビン・フッドを男臭くパワフルに表現。
ラッセル・クロウしか体現できない格好良さと愛嬌を兼ね備えたロビン・フッド像がダイナミックにスクリーンを駆け巡っていた。
徹底したリアリティが殺し合う世界の醜さを全面に押し出すことで、従来のロビン・フッドにはない人間臭さが揺るぎない魅力を生み出す。
遠征の地から帰還する際に戦死した幹部と誓った仁義を機に、妻となった地主のケイト・ブランシェットとの愛も飾り気のない熱さを帯びており、粋で味わい深い大人の御伽噺に仕上がっている。
今作のロビン・フッドの一番の特徴は、彼の十八番である弓矢の使用をセーブした事だろう。
前半の遠征戦をもって封印し、中盤は新しい王座に就いた冷酷非情なジョン王による独裁政治に困窮する民衆の叫びに重点を当てている。
繰り返される弾圧により溜まりに溜まる民衆の怒り。
そのエネルギーをロビン・フッドが一人一人の愛国心に訴え、団結させ、侵攻するフランス軍と海岸沿いで激突するクライマックスの肉弾戦に繋がっていく。
故郷のイングランドに、敵のフランスに、対する極限まで宿った想いが弓矢に全て注入され、渾身の一投が最後の標的目掛けて放たれる。
同時に、息を呑み戦を眺めてきた観客の快感が一瞬にして爆発する。
リドリー・スコットが掲げ続けてきた戦う男の美学が壮大に詰まった傑作として、映画史を語り継いでゆくに違いない。
つくづく感じたのは、いくら男が強くても女の色気にゃ〜かなわないってぇっことですな。
ラストでロビン・フッドを見つめるケイト・ブランシェットの瞳の純度が了見を淀みなく証明している。
愛する者をいつまでも信じ、待ち続ける心。
それが女の美学ってぇヤツなのかもしれない。
では、最後に短歌を一首。
『血の誓い 炎に込めて 帰還(かえ)る矢は 獅子に代わりて 冠を貫く』
by全竜
痛快さはお約束通り
リドリー・スコット監督と名優ラッセル・クロウと言えば
もう、日本で言えば、水戸黄門とか、桃太郎侍とか、結論を判ってるんだけど、これが見たかったんだよね~って感じの期待感を持っちゃうんですよね。
日本で言うと、水戸黄門とか、腿太郎侍とか、遠山の金さんみたいなラストが判ってても見たい!そんな期待感に似てます。
はい。裏切られませんでした!
痛快で、スカーッとした気持ちに成れましたよ
私的にはやっぱり、年の初めに観るお正月映画ってコレじゃなきゃね~。
(今年1月に1番最初に見た映画。)
誰もが知ってるロビンフッドですが、今回は、その「誰もが知ってる義賊のロビン」に成る前のお話。
衣装とかセットも時代考証が緻密で、無駄に美しく無いのが良いですね~。
しかし、王様・姫様・貴族って聞くとキラキラした世界を想像するお嬢様方には
地味でとてもガッカリしたご様子でした。
文句無く楽しめました。
良かったです
最強タッグなだけに残念
リドリースコット監督+ラッセルクロウと聞いたら期待せずにはいられないんですよね。
絶対面白いと思って観てしまうんです。
今回はちょっと残念でした。
ストーリーがイマイチでした。
アウトローがテーマだったみたいですが
何故か行き当たりばったりな中途半端な感じを受けました。
時代背景、個性あるキャラクター、戦闘シーンは面白かっただけに残念でなりません。
ケイトブランシェットは華がありますねー。
今回の(ロビン)ラッセルクロウが微妙だったせいか
彼女が主役みたいでした。
全体的に少し薄っぺらかった気がします。
しかし映像は写真のようでした、流石ですねー
あとエンドロールがお洒落!
次回作に期待したいです。
巨匠の老いを感じてしまった。
前置きをしておきますが、リドリー・スコット監督作は
大好きです。
もちろん「グラディエーター」以前も・・・。
多くの方の肯定的なレビューが
並ぶのですが・・・・
勇気を出して否定的な感想を書かせていただきます。
「グラディエーター」は公開初日に観に行き、
エンドロールでは胸が熱くなり、余韻を残した男魂に涙し、
6月にも関わらずオスカー受賞を確信しました。
後の歴史スペクタクルもののブームを作ったのは
間違いなくこの作品ですし、
今でもこの年のアカデミー賞は
ソダーバーグではなく、リドリー・スコットがオスカーを獲るべきだったと
思います。それぐらいの力作でした。
「キングダム・オブ・ヘブン」も公開初日に観に行き、
本国での興行成績不振の情報は入っていたにも関わらず、
劇場鑑賞時、至るところでそのビジュアルに感嘆した記憶があります。
もちろんディレクターズカットで更に好きになった作品です。
(むしろディレクターズカットこそ本当の「キングダム・オブ・ヘブン」です)
この2作品と比較すべきではない、単体で観なければならない、
そう肝に銘じて鑑賞しました。
それでも・・・
この作品を代表する“ビジュアル”が薄かったような気がします。
監督作品のDVDメイキングを見ると分かるのですが
ストーリーボードから手がけているくらいですから
ビジュアルにはかなり気を使われる監督です。
だからこそ、
前述の2作にあったように
CGで再現したコロシアムやフラッシュバックで現れるイメージカット(「グラディエーター」より)や
砂漠で渦巻く騎兵隊や対峙するボードゥアン4世VSサラディン、
ドミノ倒しになる移動式櫓(正式名称はなんと言うのでしょう・・・「キングダム・オブ・ヘブン」より)など
・・・その作品を代表するようなシーンがたくさんありました。
しかし、この作品からはそれらに匹敵するようなシーンは
私は感じることができませんでした。
たしかに、クライマックスに向けて
ロビン・ロングストライド(ラッセル・クロウ)の
“領主たる器”を描くシーンも大好きです。
丹念に描いていて自然な流れだと思います。
ウォルター・ロクスリー(マックス・フォン・シドー)との掛け合いや
マリアン(ケイト・ブランシェット)とのロマンスも自然ですし、
好感が持てました。
たしかにクライマックスの海辺での攻防は
熱く心に響くものがありました。
「プライベート・ライアン」を引き合いに出される方もいますが(それはその時代で・・・。)、
しかし、なぜか一番熱くなるシーンのはずが
矢の一本で、徹底的に苦境に立たされた諸悪の根源であるゴドフリー(「キングダム・オブ・ヘブン」では偶然なのか、リーアム・ニーソンが“ゴッドフリー”でしたね)を簡単に討ち取るとは・・・。
端的に言えば、全編においてカタルシスが足りなかったような気がします。
クライマックスへ向けて、ロビンが大演説を打つのですが
それも少々浅いように感じました・・・。
(「キングダム・オブ・ヘブン」にも言えるのですが・・・)
クライマックスのスペクタクルシーン(こういった歴史モノはこれだけではないですが・・・)
があまりにもあっさりしていたため
リドリー・スコット監督に対し
“老いを感じてしまう”“かつての勢いを出して欲しい”、
そういう想いで観てしまいました。
もしかすると
製作当初の
「ノッティンガム」は
また違ったテイストの作品になったのでしょうか。
うがった見方かもしれませんが
つい、そう思ってしまいます。
それでも、肯定的に感じたのは2点。
ゴドフリーを演じたマーク・ストロングと音楽のマルク・ストライテンフェルト。
マーク・ストロングは「ワールド・オブ・ライズ」あたりから
ファンが多くなりましたが
いつかオスカーを受賞しそうな風格はあります。
この映画での彼の貢献度が一番だと思います(名画にはアクの強い好敵手は欠かせないです)。
一方、音楽のマルク・ストライテンフェルトは
「アメリカン・ギャングスター」から注目していましたが(正直「プロヴァンスの贈りもの」では未知数でした・・・)、
テーマを要所要所で観客へ植えつけるその手法は
ハリウッド映画音楽界では若手ながら印象に残っています。
アメリカ本国ではDVD・ブルーレイにてディレクターズカットが発売されているため、
劇場で感じた違和感(なぜ“夫”を見送りながらも戦場にマリアンが出てきたか等)も解消されることでしょう。
しかし、しかし・・・
本作の先に待機している「エイリアン」プリクエル2部作に
一抹の不安を感じてしまった作品でした・・・
(H.Rギーガーがいるので大丈夫でしょうが)
矢は痛そう
銃と違って、矢ってリアルな感じがして、とても痛そうです。
戦闘シーンでは、その迫力に思わず手にあせ握ってしまいました。
突然成り行きから一国の王になっても、全く威風堂々たる姿であるというのはスゴい人!
全57件中、21~40件目を表示