アリス・イン・ワンダーランドのレビュー・感想・評価
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ストッキング嫌いわかる。
不気味で可愛くて色とりどりの不思議の国のアリスの世界。アリスのテーマでティム・バートンの世界にどっぷり浸かれて現実逃避できます。アリスのドレスも何通りも見られて贅沢な時間。世界観、音楽、衣装が素晴らしい。
逃げ出したい時に、勇気を出して進みたい時に観る映画。
エンディングソングが鳥肌!祈りのような、叫ぶような、澄んで儚い、なのに力強い歌声が素晴らしく、何度もスタッフロールを観てしまう。
公開当時映画館で鑑賞。
ティム・バートンらしいファンタジーな世界
ディズニープラスで久々に鑑賞。
大人になったアリスがワンダーランドの危機を救うため、マッドハッターたちと赤の女王に立ち向かいます。
ティム・バートンらしいヘンテコだけどカラフルなファンタジーの世界は素晴らしいと感じました。マッドハッターのような濃いキャラも沢山登場し、彼らの仕草に飽きることなく見ることができました。
また、アリスが自分で運命を切り開いていく姿はとても勇敢に感じました。
ダークだけどユニークなアリスの物語になっていると思いました。
ティム・バートンヒロインの代表格
原作は世界的ろりこん作家チャールズ・ドジソン先生ことルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』と『鏡の国のアリス』。
【ストーリー】
19世紀イギリス。
貴族の家庭に生まれたアリス・キングスレーは華やかな社交界にデビューするが、好奇心の強い型破りな性格で、どこにいても居心地が悪い思いをしていた。
そのパーティは貴族のヘイミッシュがアリスにプロポーズするために開かれたものだったが、アリスはその空気にどうしても耐えられず、白ウサギを追うついでに逃げだしてしまう。
木の根本の穴に逃げた白ウサギ。
アリスがそこに飛び込むと、子どもの頃に行った不思議な国にたどり着いてしまった。
テレビで見ました。
ティム・バートン少女って感じの顔色悪い系ヒロインながらこのアリス、冒険するわ剣をふるって戦うわで、まあアクティブかつ勇ましい。
ティム・バートンの絵本っぽい世界観とナンセンスな古典児童文学、マッチングがいいなあと感心しますね。
ちょっと原作のお話など。
アリスのモデルになった人物は、ドジソン先生が勉強なんかも見ていた貴族の娘アリス・リデル。
この子が幼女のころから仲よくて、コスプレ写真なんかも撮ってたそうです。
一作目の『不思議の国のアリス』は、時計ウサギを追いかけて不思議の国へと転がりこんでしまい、タルトを食べた犯人としてあわや死刑にされかかったお話。
二作目『鏡の国のアリス』がこの映画の内容に近くて、猫とじゃれているうちに鏡の中に入ってしまったアリスが、赤の女王にたぶらかされてチェスの白の駒にさせられ、それからあちこち冒険するお話です。
あの有名なハンプティダンプティや、ラスボスのジャバウォッキーはこっちのお話ですね。
古典を巧みにエンタメに仕上げたティム・バートンの手腕。
続編は制作総指揮かあ。
チョコレート工場もいいんですけど、個人的には『ドリトル先生』を世界観大切にして作ってくれないかなあと、期待してます。
girls, be ambitious!
「その後」の物語だと知らずに視聴。映像は大人向け。子どもにはショックな場面が多かった。愛に飢え、全てを支配する赤の女王。怖ろしや。昔と変わらず現代も蔓延る社会の様々なしがらみ。もっと主体的に!もっと自由に!戦え!恐怖に負けず、勇気を持って!きっともうアリスは戻って来ない、、出会った時とは真反対の、ジョニーの切ない表情が印象的だった。
赤の女王の滑稽さ
なんとなく金曜ロードショーで見た
原作の実写化はとかくがっかりさせられることが多いのだが、これはすば...
アリスが19歳に成長した、という設定自体が斬新!キャラや映像もすごい!
1865年に出版されたルイス・キャロル『不思議の国のアリス』のお話を元に、あのアリスが19歳に成長した、という設定でのお話。
登場するキャラは『不思議の国のアリス』に出てくる登場人物だし、あのルイス・キャロルのお話は知っているという前提での物語やストーリも出てくる。
ただ、さすがはティムバートン監督、良い意味で、ルイス・キャロルのお話とは別の、アリスの成長していく物語に仕上がっている。「アリスの夢の中のお話なんでしょ」では全然終わらない、最後のシーンではアリスが成長して、自信をもっている姿が清々しく目に映るぐらいの感じ。
ティムバートン監督作品は、『ビッグフィッシュ』も先日見たのだが、どこか独特というか、ファンタジー的な要素はとてもお得意なんだろうと思うなかで、この映画はティムバートン作品として合っている映画だなぁと思った。コミカルだけど、どこかちょっと怖い、、、そんなキャラたちがどんどん出てきて、映像がすごいなぁと思った。また、『ビッグフィッシュ』の印象が強い自分には、戦闘シーンが意外に出てくるので、ディズニーというティムバートンにしては珍しい(?)と思える感じだった。
あとは、白の女王のアンハサウェイがきれいすぎるなぁという印象はもった。さすがアンハサウェイ!!主演のアリスのミワワシコウスカも頑張っていた。あと最後に流れるエンディングの曲は、アヴリルラヴィーンの曲だったんだ!それもすごい!
誰にも愛されない赤の女王
(注意)アニメ版で予習してから観ること
大人も楽しめるエンターテイメント!
あの「不思議の国のアリス」の続編を実写で描く!子供の頃、大好きで何度も見たディズニーアニメの実写化。もちろん、名場面は確実に押さえており、夢物語がリアルな形で見れるワクワク感があった。
成長したアリス19歳の設定なので、ストーリーもスケールアップ!戦闘シーンもあり、迫力満点!とはいえ、まだ大人になりきれないアリスの心の葛藤がよく表現されており、現実世界に戻った後との成長ぶりも目を見張るものがある!
ジョニー・デップの演技は、正直、想定内かな。「パイレーツ・オブ・カリビアン」や「チャーリーとチョコレート工場」の既視感は否めない。そんな中、私の一押しは、赤の女王役のヘレナ・ボナム・カーターかな!さすがの演技力で、映画の面白みが何倍も増している!
大人も楽しめるエンターテイメントに仕上がっているのは間違いない!
「不思議の国のアリス」のその後のお話という設定。 アリスに忘れられ...
65点
何気に異形差別 不愉快
子どもには見せたくない。
赤の女王って親に捨てられたんだ。だからあんな性格になったのかな?だってアリスの思い出の中の彼女って一緒に遊べてたし。
白の女王は無責任だし、思いやりもない。
マッドハッタ―もおかしい自分を否定しているし。って、そしたらマッドハッターじゃないよ。既成概念ぶち壊して真実を観る目を開かせるのが彼の役目なんじゃないの?
原作の面白さが台無し。
無理な、ディズニーらしい教訓話になっていてなんじゃこりゃ。
この映画に出てくる人々の対人関係って怖い。
世間体ばかりを取り繕うとする人々。
嘘をついてまで、うわべでとりいって身の安全を図ろうとする人々。
自分達の身の安全を図るために”予言の書にある英雄”任せの解決を望む人々。
「自分のことは自分で決めて」と自己責任を押し付けてくる人。一緒に泥はかぶってくれない。
「アリスは僕たちの仲間だから僕達を助けてくれる」と言えるほどの人間関係は構築される様は描きだされない。過去の訪問でそういう関係を築いたというのが暗黙の前提なのかもしれないが、この映画のベースになっている物語ってそういう話だっけ?仮にそういうことにするにしても過去の回想に出てくるのはアリスと赤の女王が一緒に遊んでいる姿だし…。
何気に社会の縮図。
人はその人の都合のいい方についてくるって。
おべっかつかってくる人に取り囲まれても危ないよって。
赤の女王が言う。「愛される方がいいのかしら」即座に否定するハ―トのジャック。でも彼の本心は…。
そんな中で自分が何を決定し何をするか。これが、この映画の本当のテーマ?
そういう社会の闇を描いた映画。それを子ども向けなんだか大人向けなんだか中途半端な描き方でファンタジーとしてみせられるから後味が悪い。
そんな中ですぐに人の言葉を信じて真っ正直すぎるほど真っ正直に生きる赤の女王だけが切なくも可愛く思えてくる。
原作は、はるか遠い昔に読んだだけなので間違って記憶しているかもしれないけど、そういう”世間で良いとされている振る舞いや常識”をウィットにとんだユーモアで軽く(時に難解に)蹴飛ばすところが最大の魅力。
けれど、この映画は変な英雄譚・教訓を持ってきてしまったからそのあたりのユーモアが全部台無しになってしまった。
残念。
芋虫の声って、アラン・リックマンさんなんですね。
それとやっぱりヘレナさんの演技。あのキャラがどこか憐れみを持ったおかしみのあるキャラに仕上がってる。ジャイ子だな。
それだけがすごい。
本当はマイナス評価にしたいのだけれど、リックマン氏とヘレナさんに☆を進呈。
お二人の演技だけなら☆10個なのだけれど、上記の脚本やテーマがひどすぎる。
あと、監督の世界観の象徴でもある映像もありきたり(CGはすごいけれど)なので、☆0.5か。
いや、原作の主人公アリスを脇役にして、マッドハッターが主役と見せかけて、世間の怖さを描いて実は赤の女王が真の主役だとしたら…。でもラストの展開見るとそうでもない。
やっぱり世界観が不愉快だから、リックマンさん・ヘレナさんが素晴らしくても☆1つ。
期待しすぎたかな…
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