劇場公開日 2009年6月13日

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「派手に思わせておいて実は地味だし、ターミネーターと言うよりかは洋ゲーにありがちなただのSF戦争映画になってしまっている」ターミネーター4 Sp!ke-Yさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5派手に思わせておいて実は地味だし、ターミネーターと言うよりかは洋ゲーにありがちなただのSF戦争映画になってしまっている

2009年9月1日
PCから投稿

当初の企画ではザ・ロックことドウェイン・ジョンソンが「トゥルーライズ2」と共にシュワルツェネッガーの代役として出演する予定だったんだけど、「トゥルーライズ2」の企画は消滅してしまったし、「4」のストーリーも当初のものからだいぶ変更が重ねられてしまった(>_<)

 アクションシーンのスタイリッシュさはさすがマックGと言っていいだけのことはあるんだけど、ストーリーが単純すぎて、言ってしまえば連れされたカイル・リースを救いに行くだけの話で、マーカスの過去とか秘密とか誰でも思いつくような秘密しか隠されていないから正直、どうでもいいって感じだった(>_<)
 ラストのターミネーターの倒し方もあっけなくてガッカリした((O_o)個人的にこの作品のピークはカイル・リースとマーカスが巨大ターミネーターから逃げるシーンで終わってしまている(>_<)

 最先端の映像技術で迫力の映像を作り出しているのは確かだからスケールが大きいと勘違いしがちになってしまうんだけど、迫力の映像で騙されているだけで、よくよく考えてみるとすごく地味な作品なんだよね((@_@)

 シュワルツェネッガーが出てないから「ターミネーター」じゃない!!って言う人もいるんだけど、今更年老いたシュワルツェネッガーが出たところでおかしくなるし、第一今回の舞台はいわゆる1作目の前に当たる未来なワケだからその時点で、シュワルツェネッガーが歳とってたらおかしいことに気づかないのかな??
 そんなこと関係なくテイストからして、洋ゲーによくある人間対機械軍団と言った感じのものになってしまっている(>_<)だけどそれも元の作品の未来がそうなんだから仕方ないんだよね…だから言いたいのは、続編は作らなくてもよかったんじゃないかってこと(@_@)

「ターミネーター」の売りって現代に未来からの殺人マシーンがやってくることにあるワケだからこれだとただのSF戦争映画だよね((@_@)

今回はとりうえず、これでいいとしても「5」や「6」に関してはどうしていくのかが疑問でならない。カイル・リースを今後も守っていかなくてはならないだけにとんだお荷物をかかえることになってしまったワケだし(>_<)

 一様、シュワルツェネッガーはCGで顔だけ使われていて「シュワルツェネッガーは行く!」にも出演していたボディビルダーのローランド・キッシンジャーの体と合成してあるやつが少しだけ登場することは予告観てもわかると思うんだけど、ジョンがそいつと遭遇した際にせめて「あんたは…」的なことを言ってほしかったんだけど、普通にスルーしてしまっていたから残念だった(>_<)
 旧3作と差別化するということは分かっていたけど、せめてそれぐらいのサービスをしてくれてもいいと思うんだけどね((O_o)

Sp!ke-Y