「纏まってるようで、アラが目立つ」ダークナイト 0ZPacQ8kMy7gWAXさんの映画レビュー(感想・評価)
纏まってるようで、アラが目立つ
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敬愛するノーラン作品の中でも、根強い人気のダークナイト。
ハードルを上げすぎたせいもあるかも知れないが、正直期待以下。
まず良い点として、映像やカット、音楽は相変わらず素晴らしいノーランクオリティ。
しかし圧倒的違和感が2点。
一つはバッドマンとジョーカーの最初の激突。
バッドマンがバイクでジョーカーに突撃する時、何故か避けてその後転倒しピンチをゴードンが救うシーン。
ゴードンが生きていたのは良いのだが、バッドマンの自滅が意味不明。
原作など背景がわかっている人には意味のあるシーンかも知れないが、映画単体で見ると全く謎の自爆だった。
二つ目は、デントの闇落ち。
最後にまとめられるように、ジョーカーの真の意図や、バッドマンをヒーローではなく暗黒騎士(ダークナイト)として締めくくるための必要要素だとしても、さすがに無理があり過ぎる。
普通に考えて、デントの怒りの矛先が「そこにはいかんやろ!」と言わざるを得ない。
「アメコミらしい」と言えばそれまでかも知れないが、映画単体で見た日本人の感覚としては、かなりアラの目立つ作品だった。
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