「表と裏」ダークナイト カズユキさんの映画レビュー(感想・評価)
表と裏
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言わずと知れたノーラン監督のバットマン3部作の2作目ですね。
何よりヒース・レジャーの演技が圧巻過ぎます。
爆弾身に付けてマフィアの会合に乱入したり、札束で滑り台したかと思えば、躊躇なくガソリンまいて燃やしたり。
やりたい放題ですね。
あれじゃバットマンも翻弄されるでしょう。
署での尋問シーンではいくら殴られても笑ってるし、ゴードンが昇進を言い渡される場面では不気味な拍手。
(拍手はアドリブという話あり)
勿論クリスチャン・ベールのバットマンや、アーロン・エッカートのハービーもかなり良いです。
モーガン・フリーマンのルーシャスや、マイケル・ケインのアルフレッド、レイチェルも。
ただ今作は、やはりヒース・レジャーのジョーカーですね。
冒頭の銀行強盗でマスクを取るシーンから、最後宙づりで銃を向けられるまで、本当にジョーカーを体現していると言えるでしょう。
亡くなったのが、惜しまれます。
アカデミー賞受賞も納得の、演技を超えた演技なのではないでしょうか。
ヒースのご冥福を、お祈りします。
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CBさんのコメント
2024年1月6日
レビューに書きましたが、いつもはヒーロー側にある "都合のよさ" が本作では、悪役側にある。ただそれだけで、本当に絶望的な映画を作れるんだなと、監督に感心したのを今でも覚えています。