ワルキューレのレビュー・感想・評価
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いま日本でこれを観る意味
2008年ブライアンシンガー監督作。
米国映画あるあるで、ナチスドイツ内部を描くのに全編英語で米国俳優が主演。(昔からそういうものなので気にしてはいけない)
実際にあったヒトラー暗殺計画を元にしており演出も上手くドキドキはした。だが、ヨーロッパ映画ならもっと深く念入りに描いたと思ってしまう物足りなさは感じたかな。史実として失敗に終わったこともわかっているし…。
隻眼のトムの軍服姿は決まっていたがそこを楽しむ映画ではなく。しかしこのテーマでトムクルーズ主演で作ろうと考え実行した志の高さは買います。
実話に基づく作品であることがすべて。派手に脚色しすぎると事実から乖...
実話に基づく作品であることがすべて。派手に脚色しすぎると事実から乖離してしまうため,どこか淡々とした雰囲気が作品全体を包んでいる。よってトム・クルーズの映画らしいスリルと派手なアクションは相当抑え込まれていると言える。ヒトラーを暗殺してまで実現しようとする「ドイツへの忠誠」をもっとドラマティックに描いていれば,より見応えある作品になったのではないか。素材は良いだけにもったいない。
もっと壮大かと思ってた
トムクルーズだとやはり派手そうに思える
でも内容は実話ということもあり、そこまで派手ではなかった
ヒトラー暗殺というフレーズだけあって、期待しすぎてしまった
キャストが多く、みんな同じような服を着ているから途中誰が誰だかわからなくなった
ヒトラーに疑問を持つ者が、その時代にもいたことを題材にしたものを見れて良い機会となった
事実としては良いが、映画としては物足りない
計画の裏にどんな思いがあったのか伝わってこない
総合60点 ( ストーリー:50点|キャスト:70点|演出:75点|ビジュアル:70点|音楽:65点 )
現代に生きる視聴者は、計画が失敗だったことは当然知っている。それならば、どのような人物たちがどのような思いで命懸けの計画を立てたのか、ここを深く描くべきだったのではないか。彼は何故軍人としての誓いを破り反乱を企てたのか、国家のためという信念はどこから生まれたのか。冒頭からそのようなものを飛ばして、いきなり暗殺と反乱を起こすことを決め込んでいる主人公の心の掘り下げがない。彼がどのような人物だったのかがこれではわからない。主人公以外にもどのような人物たちがこの計画の周りにいてどのような立場だったのかも把握しづらい。
あるいはこの計画はどのように準備をされたのかを知らせてくれれば面白いのだろうが、全体の計画もいきなり始まっている。計画の全体像がどのようなもので、どのような組織や人物がどのように繋がりどのように計画が進むはずだったのか、分り辛いままに計画が終わってしまった。
緊迫感のある演出は質が高かったが、それに人物たちの思いが乗っかっていない印象。国を裏切ってでも計画に関わった人物たちを掘り下げた作品にするか、あるいはどのような計画をつくってどう失敗するのかを追った作品にするのか。どちらでも良いのだが、どちらにもなっていない。
知っておかなければいけない歴史のひとつ 結果がついてこなくても 悔...
知っておかなければいけない歴史のひとつ
結果がついてこなくても 悔しい気持ちはものすごくあっても
その時 できることを信念にもとづき行った強い人達の話を知ることができてよかった
史実であるため、結末がわかってしまう オチはせつなく重厚な感がある...
史実であるため、結末がわかってしまう
オチはせつなく重厚な感があるが、それまでがたんたんとしていて面白く感じない。
トムクルーズ、って感じの映画
盛り上がりに少し欠ける
消化不良に感じてしまいました。
作戦決行に向けて映画の序盤からウキウキしながら観てたので、期待が大きかった分残念だったなと。
史実ですので仕方ないのかもしれませんが、娯楽としては盛り上がりが欠けます。
トム・クルーズでは派手すぎないか?
『トム・クルーズ』で『ヒトラー暗殺』ということで、ミッションインポッシブルのような作品だろうと思っていた。
しかし意外とシビアな内容に引き込まれてしまった。
ジリジリと、それでいてドキドキさせられる展開はとてもスリリングで、やっていることはかなり強引なことなのだが魅入ってしまう。
ただ、惜しむらくはトム・クルーズという配役は派手過ぎだったように感じられた。もう少し渋い役者の方が合っているのでは。。。。
バカの一つ覚え作戦
ヒトラーが最終的にどうなるのかを知っている私としては“ワルキューレ作戦”が実際どのようにして遂行されたのか以外、あまり興味はありませんでした。そして、作戦の全貌が明らかになったとき、私は思わずガクッと来てしまい、劇場の床にパタッと倒れそうになりました。これは“ワルキューレ作戦”という名のバカの一つ覚えとしか言いようがありません。
ある事件により片目を負傷し“ドイツ軍のジャック スパロウ”となってしまったシュタフェンベルグ大佐。ヒトラーの独裁政権に反対だった彼は自分の家族やドイツ国民を守る為に周囲のオッちゃんたちを集め“ワルキューレ作戦”というヒトラー暗殺計画を企て、そこから、彼と周囲の人間たちとの静かなる心理戦が開始されたのです。
注目はトム クルーズの気合の入った演技と作品が持つ独特の雰囲気と音楽の融合です。特に雰囲気と音楽はこの手のサスペンス映画にマッチしていて、さすがに「ユージュアル サスペクツ」を手掛けた監督だけに緊張感が途切れる事はありませんでした。トムクルさんもドイツ語訛りを捨てたものの熱演を発揮し、この作品に対する彼の熱意のようなものを感じました。
しかし、残念な事にいいところはそれ位で弱点が多かったのも事実です。まず、この作品にはトムクルさんの他にトム ウィルキンソン、テレンス スタンプ、ビル ナイといった超ベテラン陣が揃っていたにも関わらず、あまり行かされていなかったように感じました。作戦自体ももっと用意周到なものなのかと思いきや、蓋を開けてみたらあまり、大したことはありませんでした。そもそも、ヒトラーを殺害するにせよ、ダメ亭主を殺害するにせよ、第1の犯行が失敗に終わったら、普通は何か別の作戦を立てるとか反省会を開いてどこが上手く行かなかったのかを見直すとか、そういったことをするはずなんですが、この場合は一度失敗してもまた、同じ計画のまま実行に移ってしまったので、失敗するのは当然です。そういったところから、私はこれを“バカの一つ覚え作戦”と名付けたわけです。
最終結論としてはレンタルするかこれに関連する本を読むとかで十分だと思います。トムクルファン、ブライアン シンガーファン、奥さんと子供が「プリキュア~」を観ている合間の暇つぶし以外、わざわざ劇場で観る必要はないと思います。
吹き替えがわかりやすくて良いかも
史実に基づいているので成り行きは想像しつつ、中盤以降ドキドキ上昇で面白かったです。
トム・クルーズは熱演でした。ホントは笑顔が(特に笑った口元が)好きなので、次は明るい作品でお会いしたいです。
軍のテレタイプ室の女性達、印象深かったです。
元々女性の仕事なのか、戦況悪化によるものか。この後辛い知らせばかりを受けるんですね。どうにも悲しいです。
字幕版で観ましたが、吹き替えの方が良かったかも。どのみちヒットラーが英語喋ってるんだし。長い名前読みきれなくて、少々疲れました。
負け戦の法則
組織の中にあって、その中心人物を抹殺することがいかに難しいことか、だからこそ生まれる緊迫感がある。改ざんした命令書にヒトラーのサインをさせるシーンはなかなかに緊張する。
だが、全体としては史実を重視するあまり、映画の面白みに欠けてしまっている。もっと違った視点で描写できたはずだし、架空の人物を配置してもよかったろう。
トム・クルーズって役者は、トムであることを押さえ込むよりも、トムトムしていたほうがいい。茶目っ気のあるキラキラした瞳でミッションをこなす方がイキイキとしている。もっとも、そうしたトム像から脱皮したかったのだろうが、そうであれば尚のこと、トムが身動きできないほどに設定を緊迫したものにする必要があった。悪くはないが、どうも消化不良である。
この映画を観ていて、週刊文春に連載の「一刀斎夢録」(浅田次郎作)が頭をよぎった。主人公の斎藤一の言葉である。
「勝ち戦には意外がない。思うた通り、策の通り、命令通りにことが運んでいく。しかし負け戦というのは、周囲に思いがけぬことが次々と起こるものだ。」
真珠湾攻撃では想定した米軍主力艦隊が停泊していなかった。斎藤一の言を借りれば、日本は端から負け戦だったのだ。
悔
始まって直ぐ終わりかぃ!
〜と思わされる撃破。
ノッケから激しくてトントン拍子に名誉も地位も手に入れるけれど家族や人々を救う手段てと考える現実で葛藤。
終わり寸前で切ないやら、口惜しいやら…最後にナレーションでトドメを刺された〜悔し過ぎて脱力感たっぷり。
なんか苦〜〜い感じ。
なにぶん喜劇派ですので
トム・クルーズの功罪。
まず、僕はブライアン・シンガー監督が好きだ。
「ユージュアル・サスペクツ」を観て以来、この監督の作品が好き。
「X-MEN」も、なぜにブライアン・シンガーが監督する必要がある?と疑ったが、観たあとは「流石だなあ」となった。
で、この「ワルキューレ」。
ものすごく、丁寧に作りこんである。背景から美術(ドイツ軍の制服をはじめ)は、かなり力を入れたあとが伺える。
物語も、とっつきやすい。これは非常に大事なことだ。
得てして、歴史モノは背景が解らないとちっとも楽しめないものだが、この作品はそれを差っ引いても十分にサスペンスとして楽しめる。
(「アレキサンダー」がコケて「トロイ」がウケたのは、ブラピとコリン・ファレルの問題ではなく、とっつきやすさの問題であろうと今も考えてますし)
これは、監督の力量もそうだが、トム・クルーズによるものも大きいだろう。
トム・クルーズの良さは、何を演じても、どんな素材でも解りやすく魅せてくれる。日本人に縁のないナチの将校ですらもカッコよく見えてしまう。
そして、これは、トム・クルーズのマイナスポイントでもあるのだが、何を演じてもトム・クルーズにしか見えない・・・。
この作品でも、作戦自体が、大佐とその他大勢の将校が関わったのにも関わらず、トム一人が実行してるかの印象を拭えないのが、このトム・クルーズの影響力のせいだろうと思われる。
とは言ってみたものの、作品全体としてはカッコよく出来ており、良質なサスペンスドラマとしては十分に合格点だと思う。
トム・クルーズの自虐ムービー
2008年製作のアメリカ映画。120分。ここ数年で人気が凋落したトム・クルーズは、本作でヒトラー暗殺を企てる実在したドイツの国民的ヒーローを演じています。(どこから見てもドイツ人っぽくない。)
ヒトラー暗殺計画は前から知っていたのですが、本作を観ているとそれなりにドキドキするサスペンスに仕上がっていたので、世間で言われているほど悪い映画ではないと思いました。
その反面、これだけのヒーローを題材に扱うなら、もっと気合いれて作ってほしかったというのも観終わっての率直な実感。この世の中、ヒーローは星の数ほどいますが、この将校はその中でも格が違います。そして、「ナチスドイツ」という、世界的に見てもとても繊細な題材なのですから。本作を観たドイツ人が怒ったのもうなずけます。
それでもトム・クルーズはこの悲劇のヒーローを演じたくてしょうがなかったのだと、勝手に想像します。
暇つぶししたい時にどうぞ。
トムクルーズカッコよさ半端ない。
ヒトラーを暗殺できるかもしれない
たった数秒のために死をかえりみず
行動する男はかっこよかったw
ただやっぱり最後は悲しい結果になってしまって残念。
ヒトラー暗殺にはいろいろ映画あるから楽しいです。
ズバリ!面白い。
前評判も『ワルキューレ』の意味も知らずにたまたま観ました。
トム・クルーズ氏が主演との事で軟派な内容か…と思いきや実際にあった物語だということを後で知りました。
久々に手に汗握る映画を観ました。
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