「隠しきれないスター感」ワルキューレ　吠えない狼さんの映画レビュー（感想・評価）

映画的盛り上がりはそこまでありませんが、ビル・ナイ、テレンス・スタンプ、ケネス・ブラナー、トム・ホランダー、トム・ウィルキンソンと言った渋い面々がいい味出してます。
ドイツの話なのに全編ほぼ英語という言語の指摘は個人的には特に気にならなかったです。序盤グラデーションでドイツ語→英語に変わって、古くは「レッドオクトーバーを追え」にあったような手法だし、海外の題材で日本人俳優が演じてる舞台も多くあるので、割り切って観れました。
ただ、その中でトム・クルーズが浮いてる印象。同格のスター俳優がいないのでバランスが悪いんですよね。題材がシリアスなので、エンタメに振れない分余計トムのスター感がマイナスに働いた印象でした。