劇場公開日 2009年8月7日

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「内容が幼稚すぎて迫力のある映像もおもちゃの戦闘のよう」G.I.ジョー Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5内容が幼稚すぎて迫力のある映像もおもちゃの戦闘のよう

2013年8月14日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

単純

興奮

総合65点 ( ストーリー:20点|キャスト:70点|演出:75点|ビジュアル:80点|音楽:70点 )

 「G.I.ジョー」という題名から「コンバット」のようなもっと真面目な戦争映画を勝手に予想していたのだが、ずいぶんと漫画のような娯楽活劇だった。漫画ではないが子供向けおもちゃを基にして作った作品らしいので、内容的には似たり寄ったりだろう。
 とにかく作品全体が子供っぽい。戦闘場面の映像は迫力があったしや格闘場面も派手で見せ場になっていたが、登場する人物や機械や兵器がやたらと幼稚。せっかくの迫力映像もこれではゲームの中でおもちゃが戦闘しているようで、額面通りに迫力を受け止められないときがあった。やたらとアジア的なものがたくさん登場するのはアジア人として喜ばしい反面、中国も日本もいろんなものが混ざっていて考証がいいかげん。話題になったイ・ビョンホンは存在感を示して健闘していると思った。内容が幼稚すぎてあまり入り込めなかったので、せっかくの迫力を生かせるもっとしっかりした物語や設定をしてくれればもっと楽しめたろう。映像がもったいない。

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Cape God