「カッコいい、ドラマチック、胸毛」マン・オブ・スティール 太郎さんの映画レビュー(感想・評価)
カッコいい、ドラマチック、胸毛
字幕、2D、BDにて観賞
前シリーズはリターンズのみ観賞済み
タイトル通り、あくまでも『マン・オブ・スティール=鋼鉄の男』が主人公の作品だった。
前シリーズを観ていないので断言はできないが、今作はスーパー戦隊のような「これぞヒーロー」というものではなかった。
しかし、前シリーズの『憧れのヒーロー』というのではなく、『共感できるヒーロー』というものになると、遠い存在に思えていたスーパーマンがかなり近い存在になる。
今作はダークナイト三部作のような、そういうヒーロー像を楽しむモノなのだろうと思っている。
今作の見所はバトル。
監督ではないがクリストファー・ノーランが関わっているので、正直地味目なアクションを期待していたが、いざ観てみると、どこぞの日本映画のハリウッド実写版にはるかに勝る高速で激しいバトルが展開されていた。
不自然さやショボイ効果音というものが無かったので、とても楽しめた。
残念な所は、展開がかなりあっさりしている所。予告編を見て、苦悩や葛藤に悩むような、あまり報われないヒーローの話だと思い込んでいたため、作品そのものはかなり楽しんでいたが、少しガックリと来てしまった。
また、バトルが激しくて速いのは良いが、少し観難く、追いつくのが大変だった。
あと、個人的無い件だが、スーパーマンのスーツからはみ出てる胸毛が気になってたまらない。とにかく、胸毛以外にも、"毛"に対するツッコミどころが多かった。
また続編が公開され、さらにワンダーウーマンだのアクアマンだの、MARVELに物凄い差を付けて実写版のプロジェクトが始動したらしいDC。これから観てみてはどうでしょうか。
今作を機にアメコミファンが増えるととても嬉しいです。