「ヒーロー映画?」マン・オブ・スティール えらさんの映画レビュー(感想・評価)
ヒーロー映画?
『ダークナイト』のノーランリメイクのスーパーマン。だいたいの評判や内容は知っていましたがまあ見てみるかという気持ちで鑑賞。
やっぱこのお通夜みたいなノリでスーパーパワーの大破壊とかをやられても引いてしまいます。しかもやたらVFXのレベルが高くリアルなので、尚更素直に楽しめません。制作側も難しい試みだと理解はしていたようですが、リアル路線とスーパーマンは相性が悪いのではと言わざるをえないです。
それにせっかくケビン・コスナーを育ての父役に呼んだのに現代の話の合間に逐一突っ込まれるせいでテンポが悪い。ついでに言うとヒロインもほんとパッとしないし。なんでクラークとくっついたのか意味が全くわかりません。
そして何よりヒーローしてなさすぎ。戦いの直前で「問題は地球人も信じられないことだ」って。それまでも積み重ねでやさぐれるのはわかるけどさ。俺でもそうなるだろうけどさ。そこは育ての両親に免じて信じてやれよ…。そこでぽっと出の神父に「信じてみては?」とか言われていきなり信じたんだかそうでもないんだかの状態で戦い初めて熱くなったり応援したくなったりするわけねーだろって。戦い方も単調だし後半は酷い。あと皆言ってるだろうけど本当に人命を尊重するなら場所を変えろ。変える努力はしろ。目の前に見えてる人が死にそうな時だけ悲しむな。虫が良すぎる。
この調子だと次回作で今回壊した街のことで人々に責められたりするんだろうなあと今から胃が痛いです。
良かったのはヒーロー映画とはなんたるかを考えるいいきっかけになったことですかね。