マン・オブ・スティールのレビュー・感想・評価
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アクションの進化形は「見せない」っていう
そもそもスーパーヒーローモノは人を救いすぎ。
そこがキモ、って人はいうかもしれないが、MJばかり危機が訪れ、ロイスばかりが事故に巻き込まれること自体にご都合主義って思わないことが、もう脳みそを焼かれている。
ノーランの「ダークナイト」は決して名作とは思わないけど、助けられない存在がいることをはっきりした形で示している。
本作のゾッド将軍との能力的なスケールを考えると、街は破壊過ぎ、で当たり前。場所を変えよう、っ提案、てどんな昭和のヤンキーよ?
街がぶっ壊れることにアクション的な面白味が出るのだし、ほんとはそれを見たいくせに(笑)
「アルマゲドン」では隕石落っこちてきて、国レベルで壊滅してキャッキャ大喜びしてるくせにね。
ましてはたくさん人を死なせるかもしれない、たくさん巻き添えを食わせるかもしれない、クラークのそういう心情を2時間かけて映画は描いているのに、どうしたんでしょう。
恥ずかしい、くだらないスローを多投してきたザック・スナイダーが今作では、高速アクションに徹している。今回は大正解。
「トランスフォーマー ダークサイドムーン」のスローで魅せるアクションの最終形から、真逆の、「見せない」超高速アクションは、アクションの進化形といえる。
旧作第1作をこよなく愛する者として、1作目でゾッド将軍のバトルにしたことは、ボリューム感としては、十分だが、2作目でゾッド、でもよかった気がする。
まあ、そのボリューム感のおかげで次が見たい1作目ではあったね。
(確か旧作は2作目は1作目と同時制作だったけど)
追記
これを見てドラゴンボールを想像する人が多いのにびっくり。でもDBも「マトリックス」もモトネタがス・・・・(ピー)
圧倒的なビジュアルと臨場感で信頼を描く
Amazonプライムビデオで吹き替え版を視聴しました。 『スーパーマン』(1978年)はラヴ・ストーリーの要素が強めでしたが、今作はロマンスよりも、人を信じることの大事さがメッセージとして伝わってくる内容が素晴らしく、今作の成功を感じます。 生みの親がラッセル・クロウで、育ての親がケビン・コスナーで豪華です。 アクションシーンも見ごたえがあるのですが、なんでもないような場面の会話が面白く、ヒロインのロイス(エイミー・アダムス)が“S”のようなマークについて会話をして「あなたはスーパ...」まで言いかけたりします。 迫力だけでなく臨場感があります。ファンタジーなのにリアルに感じる秘訣はカメラワークにありそうです。終始カメラがちょっとグラついていて、被写体を撮ろうと一生懸命な感じを上手く表現しているためリアルさが生み出されているのだと思います。 主人公のクラーク・ケント(ヘンリー・カヴィル)が普段、何をどのくらい食べるのか少しくらい情報がほしかったのですが、「世界一有名なヒーローがあんなの食べてるなんて、信じられない。嫌いになった」などイメージダウンのリスク回避のためか、まったく飲食に触れないのは良し悪しです。
やっぱヘリコプター落下と同時にアノテーマ曲が流れてくる展開を期待し...
やっぱヘリコプター落下と同時にアノテーマ曲が流れてくる展開を期待してしまったのでちょっと肩透かし まあこれはこれでありだとは思うがゾッド将軍や部下を含めたやり取りがなんかわちゃわちゃし過ぎ 前半はとてもいいがロイスとの絡んだあたりからイマイチ なんとなくタイトルがスーパーマンじゃないのもわかるようなわからないような、、、 あと建物の壊しすぎ
ファンタジーを手放したスーパーマン
個人的に記憶にあるのは クリストファー・リーブが演じていた スーパーマンシリーズだ。 彼の演じるスーパーマンは、 浮世離れしていて、 いわゆる白馬の王子様タイプで、 どこかしら、おとぎ話の登場人物のようだった。 クリプトン星のテクノロジーも クリスタルと白を基調にした、 これも、やはり、おとぎ話の世界のようだった。 敵役のレックス・ルーサーもどこか憎めない 人間臭さと、その部下の微妙なマヌケぶりに、 寓話のような笑いがあった。 しかし、今回の映画 「マン・オブ・スティール」は 良くも悪くも別物になっていた。 クリプトン星は クリプトン星人は、 独自のテクノロジーを発達させ、 居住可能な惑星を植民地化する、 生き物としての異星人で、 おとぎの世界の住人ではなくなった。 フィクションとして実在する、 生物になった。 (言いようとしては矛盾をはらんでいる) 敵役に人間臭さはなくなり、 敵側の正義が生まれた。 そこにファンタジーはない。 そして笑いもない。 地球人として苦悩するクラークケントと クリプトン星人の義を通そうとする、 生き残った者たちとのぶつかり合い。 観ていて、原作の方の風の谷のナウシカを 彷彿とさせる場面もあった。 中盤から後半にかけての戦闘シーンは、 本当に戦闘シーンであり、 特に、クリプトン星人同士の戦いは、 MATRIXの3作目のラストの戦闘を思い起こさせる。 (=ドラゴンボールの戦闘シーン) ここに、地球人の介在する余地はない。 人間では無理でも、スーパーマンなら、 余裕で手助けしてもらえる的なシーンは ほぼ無い。 それらしいシーンもあったが、 スーパーマンは自分のことで手一杯で、 助けには来ない。 それでも、これはスーパーマンの映画だ。 未知のものに対する態度、 正義のあり方、 力を持てる者の振る舞いとは、 正義を貫く時、得るもの失うものとは。 2013年のスーパーマンの映画だ。
スーパーマンじゃないよ!鋼鉄の男!
いきなりクライマックスから話すのもなんですが、後半の戦闘シーンがスゴい。ジャンプアニメのバトルシーン、そのまんまって感じ。今回、我が家の小さなテレビでの鑑賞でしたが、それでも大迫力でした。 さて、ストーリーですが・・・ やっぱりスナイダー節って感じかな。とにかく暗い、重い・・・。 そんな感じで、映画館で見た時には、それほど良い印象はなかったんだけど、今回、見直したら、結構はまっちゃいました。メチャ面白かった。 クリプトン星の崩壊、カル=エルの誕生から始まって、地球に着いてからの少年時代の話。これがまた、切ない話でした。助けられても、助けてはいけない・・・みたいな。 大人になってからは、自分探しの放浪生活。 精神的に大人になりきれてないというか、カッとしてトラックを破壊するところはちょっと笑えます。 そして、後半。クリプトン星の宿敵、ゾット将軍との迫力満点の闘い。破壊、爆発の連続。画面狭しとあっちへ飛ばされ、こっちへ飛ばされ・・・ホンッとスゴいです。ただし、犠牲者もハンパない。 そして、本作品は、やっぱり今までとは違う。 今まで、スーパーマンといえば、赤パンツに胸のSマークがついたコスチュームの勧善懲悪な優等生ヒーロー。 アメリカのシンボルであるヒーロー像の象徴って感じだと思うんだけど・・・。 先ず渋いコスチューム。そして、思い悩むヒーロー像が、印象深い。 そして、一番の違いは、ロイスがスーパーマンの正体を知っていること。 今までのスーパーマンは、ケントとロイスとの三角関係みたいな面白さもあったかと思うんだけど、この軽さはもうないかな。何しろ、スナイダーですから・・・ これは明らかに今までのスーパーマンとは、全く別物です。まさに「マン・オブ・スティール(鋼鉄の男)」の新たな伝説の始まりといったところでしょうか。
鋼鉄の男‼️
今は亡きDCEUの第一作‼️悲運の末路だったDCEUのスタートとしては良く出来てると思います‼️ヘンリー・カヴィル、エイミー・アダムス、マイケル・シャノンらキャスト陣も適役だし、赤パンツなしのスーパーマンのスーツも洗練されてると思うし、ザック・スナイダー監督のアクション描写も凄まじい‼️ただこの作品はフツーのアクション映画ではありません‼️スーパーマンの映画なんです‼️ゾッド将軍が地球に侵攻、「地球人として生活しているクリプトン人を出せ」と要求、「はい、私です」とスーパーマンが人類にお披露目されるような展開はダメなんです‼️リチャード・ドナー監督の「スーパーマン」におけるヘリコプター落下シーンのような、ブライアン・シンガー監督の「スーパーマンリターンズ」における飛行機墜落シーンような、驚き、畏敬、憧れ、喝采、待望、羨望といった感情が湧き上がるようなシーンがないと‼️そしてスーパーマンとゾッドの死闘でたくさんの犠牲者が出るなんてもってのほかです‼️
クリストファー・リーブの幻想
映画の出来は上々。見て損はありませんよ。 以下は、34年間スーパーマンを追っかけてきたひとりのファンの、妄想を交えた感想&展望です。 タイトルに「スーパーマン」の文字がない。 それを象徴するかのように、本作で、彼が名乗るのはカル=エルと、地球名のクラーク・ケント。既に、コスチュームで戦う意味も、正体を隠す必要性も薄れてしまっている。 だから、民衆は彼をスーパーマンと呼ぶことがなく、胸の「S」のマークもたまたまアルファベットのSに見えるだけで、SUPERの頭文字ではない。 20世紀に熱狂的に支持されたヒーローは、形を変えて21世紀に生まれ変わったのだ。『リターンズ』がこけた故に、こうならざるを得なかったのか。 ラストに申し訳程度にクラーク・ケントに変装して登場するが、もはや彼がさえない新聞記者を演じる必要性は皆無で、変身後のギャップによる華麗さも感じない。 この映画が目指したのは、クリストファー・リーブを再現することではなく、『ヤング・スーパーマン(SMALLVILL)』によって再創造された世界観を全世界にスタンダイジングすること。だったように感じる。 もちろん、『SUPERMAN』『SMALLVILL』『MAN OF STEEL』はそれぞれが独立した作品で、同一の主人公を描いた作品だが細かな差異がある。 続編の予定があるのならば、このあと登場するであろうレックス・ルーサーが、コミカルな天才型か、シニカルな権力者型かによって、このシリーズの目指す方向性がよりはっきりと定まるのであろう。
鋼鉄の男
先日、ジャスティスリーグを観てきて、 気になり視聴しました。 スーパーマンの生い立ちからヒーローになるまでを描いた作品。 超人的な能力を秘めている理由が丁寧に描かれていて分かりやすいです。 何十年も前からSFヒーロー像の雛型になった ようなキャラクターでもあり、まあ強い。 あらゆる作品の中でも、ここまで強靭に描かれた者はいないのではないかと。 敵のクリプトン人も同種な為か強靭な肉体で、 銃弾もミサイルも全く効かない怖さがありました。 スーパーマンのスーツを着用しても全く違和感なくカッコ良く着こなすヘンリー・カヴィルは凄い。 街中での戦いで被害が拡大してしまいましたが、それは後のVS バットマンに議題が引き継がれていきます。 10年前の作品ですが古さは感じませんでした。迫力あるアクションが楽しめる作品です。
完全無欠
今、観ても面白い。
当時も衝撃的ではあったけど、今、観てもすっごい面白かった。クリプトン人同士の戦いが圧巻だ。
DCUに組み込まれたスーパーマンは、絶対的なHEROで何と敵対しても一段上な印象なのだけど、今作は全力の戦いが堪能できる。
その分、破壊力もエゲツないのだけど…そのアクションには度肝を抜かれる。
CG満載ながらも質量と重力を感じるのだ。アメリカを代表するHEROなわけで、それを表現するにあたり並々ならぬ熱量を感じ、まさに渾身の出来栄え。
数年前の作品ながら、全く見劣りしないし、なんならコレを超えるものもない。
Netflixで見初めて、最後まで見るつもりもなかったのだけど…止まらないよね。
またクラークの造詣も素晴らしく、少年期の苦悩や葛藤。両親とのやり取りなど、これまた見応えがある。
スーパーマンになってからも人としての弱さと優しさを併せ持つ実に親近感の持てるHEROなのである。
もう、空中の描写がずば抜けていて…疾走感や滑空感やら空に向かい飛び出す絵はホントに気持ちがいい。
またひき絵の威力が絶大だ。
いやぁー楽しかったー
おかげで今夜も寝不足確定である。
だが、悔いはないっ。
こう言っちゃなんだが、聖闘士星矢はコレをやれば良かったんじゃいかと思う。
肉弾戦の表現力とか、まさにって感じだ。
スーパーマンのはじまり!!
子供の頃、テレビで観ていたスーパーマンは、ロイドメガネ(太い黒縁)の新聞記者
クラーク・ケントで顔も役者名も思い出せないが、声優の大平透と顔が重なっている。
私の中の最初のスーパーマンは大平透だ。
新聞記者のクラーク・ケントが、宇宙人だなんて・・・今でも信じられない!
「鳥だ!飛行機だ!スーパーマンだ!」
………………………って決め台詞を、必ず言ってたと思う。
クラーク・ケントは地球のピンチ(だったかなぁ?)に、ササっとマントのスーパーマンに
変身して、窓から空の彼方へ飛んでいくのだ。
なのでこの「マン・オブ・スティール」は、新鮮だった。
スーパーマンの誕生秘話。
実の父親(ラッセル・クロウ)は滅亡する惑星クリプトンから、生まれたばかりの息子を
宇宙船に乗せて地球へ送り出す。
その宇宙船を発見したのが、育ての父親(ケヴィン・コスナー)と母親(ダイアン・レイン)
彼らに愛されて育ったクラーク・ケントは稀に見る優しい子供。
父からは超能力を隠すように育てられる。
なので、心の底からアメリカ人なのね。
成人したクラーク(ヘンリー・カヴィル)を、滅びたはずのクリプトン星のゾット将軍(マイケル・ハナム?)が連れ戻しに来る。
ここからはアメコミらしくなる。
宇宙大戦争で、高層ビルは吹っ飛ぶ、車はペチャンコになる。
人も多分何千人も死んだと思う(ここは、何故か、映さない・・・)
地球の危機を救うため→なのに庶民はいっぱい死ぬ→
アメリカ軍も、ゾット将軍のクリプトン兵に→いっぱい殺される。
地球の危機を救うため。
地球人大好きのスーパーマンは地球のために、ゾット将軍を倒すのだ。
(だって、それがアメコミだもん。)
恋人役はデイリー・プラネットの新聞記者のロイス・レイン(エイミー・アダムス)
ゾット将軍の御指名でスーパーマンと宇宙へ飛ばされて、大活躍。
死んだ実父ラッセル・クロウが、ロイス・レインのアップデートで蘇って(ホログラムかね?)
アドバイスをくれたり、アメコミは自由自在に操作する。
この映画をキッカケに複数のアメコミヒーローを主役にしたクロスオーバー作品が作られることになる。
「バットマンvsスーパーマンジャスティスの誕生」
「ジャスティス・リーグ」
と、続く。
監督は本作と同じ、ザック・スナイダー。
オトン無茶だよ
過去のスーパーマン映画未見。
赤ちゃん一人に種族の命運を託さないでしょ普通…という点はまあお約束みたいなものだから良いとして、その後、星が滅んだときに冷凍刑で放流されてた反乱者たちだけが逆に助かるっていうのがアホすぎる。
また、スーパーマンの能力を隠す必要があったにしても、そのために地球人のオトンが無茶して死ぬ(しかも助けたのは犬)のは釈然としない。
シリアスな作風だから余計にそういうところが気になって、入り込めない感じはあったが、普通くらいには面白いです。
高速体当たりが主体のバトルは新鮮。最後の方のビルの間での空中戦闘は非常にカッコ良かった。
ぞんざいに扱う人の命
スーパーマンの御蔭で世界は守られた、スーパーマンの御陰で世界は破滅寸前、街の人命や被害に損害と多大なる大迷惑を御家騒動の如き、ロイス・レインはどの立場か、記者の女や軍の女は助かる、全く関係のない人々がどれだけ死んでいるか、ケント家の自己満足とこの状況で恋愛に至るハッピーエンドが腹立たしい。 渋さ全開のラッセル・クロウは死んだんだから出てくるなよ、ケビン・コスナーの方が渋い演技で潔い存在感。 ここぞとばかりに大規模で描かれる惑星クリプトンの序盤から前置きが長いと思いきや、核となる物語が唐突に始まる印象で呆気に取られる。 古くてもクリストファー・リーヴのリチャード・ドナーが撮った「スーパーマン」が子供ながらにワクワクして楽しかったなぁ、闘い方が"ドラゴンボール"みたいで何が何やら迫力ある映像で誤魔化しているだけにしか、スーパーマンが地球にいるからこそ起こる問題、自分の周りしか助けられず、沢山、死んでます、人が、あなたのせいで、もう母親とロイス・レインを連れて地球以外の星を開拓すれば良い。
クラーク・ケント
(2013年劇場鑑賞) 惑星クリプトンが崩壊寸前に 両親によって 地球へと送り込まれた カル=エル(ヘンリー・カビル) 地球では、 クラーク・ケントと名付けられ ケント夫妻に大切に育てられる。 やがて、特殊な能力に気づき 自分は何者か? 自分探しをしながら立派に成長し 地球を救う使命を帯びる。 クリプトン星でクーデターを起こし ファントムゾーンに追放されていた 父の敵でもあるゾッド将軍が 地球に住むカル=エルを見つけ 仲間とともに地球侵略を企てようとするが 地球を救う為に、クラークが立ち向かう。 クラークがゾッド将軍と 闘うシーンは圧巻です。 本当の父親ジョー=エル役の ラッセル・クロウも印象的。 「鋼鉄の男」 スーパーマン誕生が 映画のスケールで 丁寧に描かれていました。 追記(2023,10・12)
大興奮!!
この作品に出会えて本当に良かったです! SFアクションが好きな自分にとっては、この作品のスピード感ぶっちぎりのアクションシーンやクリプトン星の発達した文明と科学技術とが美しくかつ重厚な映像と音楽をもって表現されており、間違いなく鑑賞してきた過去最高レベルのクオリティで非常に感動しました。 これが映画だ!!!! 役者たちもすごく各々の役にしっかりハマっていて、もちろん主人公サイドの役者たちも素晴らしい演技でしたが、個人的にはゾッド将軍率いる敵役の方々が本当にカッコイイ! こういうヒーローと悪とが戦う映画は悪役の強さやカッコ良さも作品を盛り上げるためには重要だと思っていて、そういった意味でもこの映画はよく出来ていると思います。 こういう感性に深く突き刺さる感動というのはとても新鮮で、観た後も興奮がおさまりませんでした。 製作者たちには感謝しかありません。 評判が悪いとか言われていますが、自分は誰がなんと言おうとマンオブスティールは最高の映画体験をさせてくれた傑作だと断言します!
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