シャッター アイランドのレビュー・感想・評価
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どうにも、この手の映画を見過ぎてしまった。
映画としてよく出来ている、などと上から目線の評価をしてしまいそうになる。話の流れもなんとなく予測が付きました。「実はおかしいのは自分自身だった」というネタは、他の映画でしょっちゅう見てきたし、それを更に逆手に取る映画も登場していた。もしかしたら、常套手段になりつつあるのでしょうか? 同じ映画を繰り返し見ているような気分になってきました。そんなわけで、この映画に対する正当な評価がしづらいです。
昔ネタバレされてたことを途中で思い出した
有名な作品だから見てみたいとフンワリ思っていたものをついに視聴。
不穏な雰囲気にワクワクドキドキして楽しかったが、途中で「あれ…これなんか主人公もちょっとおかしくないか…?」と違和感を感じた時、10年くらい前に友人から「シャッターアイランドっていう映画、実は主人公がね…」というネタバレを聞いていたことを唐突に思い出してしまった。
そこからはどんでん返しを待つまでもなく、当然ながら最後まで想定の範囲内の展開になってしまった…。
ネタバレをされたことを思い出さなかったら、もしかして最後までワクワクして観れたかもしれない。途中で自分でも気付いてしまった可能性もあるが…。
終わり方は好きでした。
言うほど難解か?
難解で何回も観ないとわからないというので、リピート率が高く楽しめるのと思い買いましたががそうでもなかった。
細かな伏線などは何回も観れば楽しめると思いますが、大筋や結末は途中でわかってしまい「あぁそう」ぐらいで終わった
迫真の演技は見どころですが、観たくなるシーンやBGM、アクションなどはなかったので一度わかってしまうと2回目は観なくていいなくらいの作品でした。
実質4時間映画NO1
タイトルだけ聞くと、鎖国の話かな?出島?とか思ってたらそんなことない
大どんでん返しって言う言葉はこの映画から生まれたんじゃないかと思うほど大どんでん返し映画
ミステリーだから、主人公と一緒に推理すればするほどドツボにハマってしまう
ディカプリオに完全に肩入れしちゃってるから、真実を受け入れられなかった
鑑賞しながらディカプリオとおんなじリアクションしちゃってた
ウソだ!ウソだ!でも辻褄合うやんけ、、、
もうこれは2回みないと見たことになんないから実質4時間映画
実質4000円映画。学生は3000円映画
あまりひねりがなかったかな
1954年、失踪した女性患者の謎を探るためにボストン沖の孤島に建つ犯罪者用精神病院を訪れた米連邦保安官テディ・ダニエルズ(ディカプリオ)に次々と不可解な出来事が起こる(解説より)
不気味なストーリー、途中から誰も信用できなくなる展開。
が、途中でこのストーリーの種明かしになんとなく気付いてしまった。
某サスペンス映画の真似事っぽく思ってしまった。
最後テディ(いや、正しくは…)は全てを受け入れた上で、灯台に行くことを選んだのだろう。
割と単調な進行であるが、飽きさせない構成?演出?はよかったと。
【”モンスターのままで生きるか、善人として死ぬか。”今作は、哀しき男が抱える、過去のトラウマの数々と妄想と現実が入り混じった脳内フル回転で観る大どんでん返しサスペンスミステリーの逸品である。】
■ボストンの沖合に浮かぶ「シャッター アイランド」には、精神を病んだ凶悪な犯罪者を収容する病院があった。
四方を海に囲まれたこの島からある時、自分の3人の子を惨殺した女性患者レイチェル・ソランド(エミリー・モーティマー)が姿を消す。
連邦保安官テディ・ダニエルズ(レオナルド・ディカプリオ)は捜査のため相棒チャック・オール(マーク・ラファロ)とともにこの島を訪れる。
島には、ジョン・コーリー医師(ベン・キングズレー)を筆頭とした医療団と、A,B,C棟に隔離された犯罪者が収容されており、特に凶悪犯はC棟に収容されていた。
◆感想
・冒頭から、テディ・ダニエルズは、数々の過去のトラウマに襲われる。
1.放火魔、レディスにより焼き殺された妻ドロレス・シャネルネ(ミシェル・ウィリアムズ)が、彼が抱擁する中で灰になって行く幻想的なシーン
2.第二次世界大戦末期、ナチスのダッハウ収容所で見た多数の凍結したユダヤ人の死骸。そして、そこに踏み込んだテディ・ダニエルズは自決しようとしたナチスの司令官を冷徹な目で見降ろし、ナチス兵たちを並ばせ銃で虐殺するシーン。
その光景を思い出しながらテディ・ダニエルズが言った言葉。
【俺は、殺人犯だ。】
・シャッター・アイランドで経験する数々の出来事。
1.テディ・ダニエルズは、ある日、相棒のチャック・オールが居なくなり、崖下に落ちた彼の元に崖を降りて駆け寄るも、それは見誤りであり、崖を見上げた時に亀裂の中から見えた灯り。そしてそこにいたのは逃げたはずの女性患者レイチェル・ソランドだったが、別人の女性だった。
彼女は、且つてシャッター・アイランドの医師であったが、島内の灯台で行われているジョン・コーリー医師らによる、ロボトミー手術について語り、テディ・ダニエルズ自身が彼らに、様々な薬を盛られている事を示唆する。
2.テディ・ダニエルズは灯台に侵入すると、そこではジョン・コーリー医師が、机に向かって仕事をしており、テディ・ダニエルズに対し、”真実”を告げる。
<今作は、冒頭から不穏な空気が横溢しているが、多くのシーンでテディ・ダニエルズ自身が現実と虚構の世界を彷徨っている事が、仄めかされる。
それは、彼がC棟を捜索している時に、矢鱈とマッチを擦る姿であり、そこで現れる焼き殺された妻ドロレス・シャネルネが、言った言葉でも表現されている。
【貴方はここに来てはいけないのよ・・。】
今作は、哀しき男が過去のトラウマにより、自身の犯した罪を忘れて虚構の世界に生きて居たが、最後の最後で全てを悟り、ロボトミー手術を受ける決意をする過程を描いた、脳内フル回転で観る哀しくも切ないサスペンスミステリーの逸品なのである。>
レオナルドディカプリオの顔面を拝むために見ました
◎ あらすじ
ボストン沖合のある孤島には、精神疾患を抱えた重大犯罪者が収容される施設「シャッターアイランド」が存在する。連邦捜査官である主人公は、シャッターアイランドから患者が失踪した事件を追って、相棒の捜査官を連れて、現地調査に出向く。
施設職員らの協力的でない態度や、失踪した患者の突然の復帰など、主人公を取り巻く環境が非常に疑わしく、事件が収束した後も、施設に対する疑念が強まっていく。
出所したはずの元患者や医師との遭遇を経て、施設で行われる非人道的な人体実験のことを耳にした主人公は、共に捜査をしていた相棒さえも信じられない中、一人で人体実験が行われる現場に潜入する。主人公が目にした驚愕の真相とは・・・
◎ 総評
失踪事件や施設を調査するシーンでは、臨場感があり、魅力的である。
主人公が夢の中で亡くなったはずの妻や、失踪した患者が殺した娘から調査における助言をもらう場面も、そういった出現の理由が最後まで説明されないので、謎めいており、色々と考えを巡らせることができて、楽しい。
最終シーンでは、辛すぎる現実を受け止めつつも、あくまで精神病患者として振る舞うことで、ロボトミー手術を受け、全てから解放されたい主人公の考えが垣間見れて、感慨深い。
気分が沈みがちだった妻が子供達を殺し、そんな妻を生きる苦しみから解放するために、自身の手で葬ったとして、全てを受け入れて新たな人生に踏み出すことができるかと言われれば、難しいだろう。彼の選んだ道は、理性的であり、最後には正常に戻ったのだと思う。
現在では、精神疾患に対する解決策として、投薬や生活習慣が挙げられるが、1949年にエガニ・モニスがロボトミー手術でノーベル生理学・医学賞を受賞したように、昔は精神疾患に対する捉え方が今と異なっていた。そういった背景知識を押さえておくと、本作をより楽しむことができるだろう。
余談だが、2016年夏公開の映画「アサイラム 監禁病棟と顔のない患者たち」でも、同作と類似したトリックが使われている。該当作を鑑賞済みの方は、会話中の伏線に気がつく他、早い段階で結末の予想がつくだろう。
悪くはなかった
オチというか終わり方は観たことあるようなやつで
結構すぐに予想はできました、どこかで同じようなのを見たのかも?
それでも悪くはなかったです
とりあえず見てもいいかもしれません
途中で
展開が読めてしまった…。もしかしてレオ様が精神疾患待ちでこれは幻想?
実際は幻想と現実が混じってたというか、周りの方々が再現してくださっていたのだが。
どんでん返しがスゴイ!みたいな映画で紹介されていたのですが、大きな『どんでん返し』て感じではなかったかな…
最後は切なかったです。
結末ありき
まあ結局ある種の夢オチなので、これを面白いと思うかは人によると思う。
また、結末のどんでん返しを強調したいがために、いまいち釈然としない描写が続くので、前半〜中盤が割とだれる。
これを伏線と捉えるか、それともただ細部を暈しているだけと捉えるかは、これもまた人によると思うが、自分は後者だった。
テーマ性にも乏しく、最後の展開ありきの映画というのが正直な感想。
ただレオ様の演技は見応えありました。
人は世界を在るがままに観ている
のではなく、五感から入った情報に色んな意味付けを行い、脳の中で再構成した世界を観ている。バラバラの情報、一見何ら繋がりのない情報も、自分がこねくり回したでっち上げた意味で繋げることで一つの物語になってしまう。その物語を土台にして更に世の中を見回してしまう。どんどん本来のシンプルな世界からズレていってしまう。その世界で一生過ごすか元のシンプルな世界に戻るか。これはシャッターアイランドの住民の話ではないのだろう。
重すぎる現実が妄想を生み出した
統合失調症などによる妄想は、周囲の人から見れば常軌を逸していても、本人にとっては切実な現実。治療のためには周囲の人間がそのことを認識し、向き合わないといけないと思わされる映画。アンドリュー(テディ)は妻子を失った重すぎる現実を受け入れられなかった。彼の中でそれを解消するために、妄想上の登場人物を作り出したように思える。
ストーリーは、アンドリューが捜査で得た断片的な情報や、彼が見る悪夢によって過去にトラウマがあったことを匂わせる演出から、この不気味な島で一体何が起きているのか徐々に明らかになってくる構成が面白い。結末に関しては以前に聞いたことがあり知っていたので驚きは無かったが、精神障害を患った犯人を追う当人が精神病なのは意外性があって良かった。
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