「ただの感想」愛を読むひと ねぴちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
ただの感想
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ケイト・ウィンスレット
レイフ・ファインズ
ケイトウィンスレットがアカデミー賞主演女優賞を受賞。
裁判の傍聴の場で、初恋の人と再会するのってどんな気分なんだろう。検事から追い詰められてるだけでなく、他の被告人からもはめられてるのを主人公が間近で見てるなら、普通のドラマならその主人公が怒鳴り出すはず。それを敢えて黙ってるんだもんな。
客観的見て正しいことと、その人の個人としての尊厳を守ることは時に矛盾・衝突することがある。
無期懲役を言い渡されたハンナに、自分の声を吹き込んだ朗読テープを送るマイケル、粋な計らいをすると思った。彼女に送るなら、これしかないと思ったんだな。ハンナが自殺したのは意外だった。最後までマイケルのことを「坊や」と読んでいたし、その彼に身元保証人と元囚人という関係になってまで自分の面倒を見てもらうのはプライドが許さなかったのかな。オデュッセイア、読んでみよう。
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