「キャスト選びが秀逸」愛を読むひと レイさんの映画レビュー(感想・評価)
キャスト選びが秀逸
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明確な答えが出たわけではないけど、余韻が残る作品だった。
特にケイト・ウィンスレットの老いた姿は秀逸。亡くなったばかりのブルーノ・ガンツが出てるのを知らずに観たので嬉しさと悲しみが交差した。他の俳優全て配役が良かった。
ハンナの自害に至る心の動きが欲しかったのが本音だけど、それは前半の失踪の理由と重なる不安からと読み取った。それが違うのであればやはりシナリオの不足だろう。
とあるサイトのレビューに、原作ではハンナがルーマニア出身とあり、映画では触れていないと書かれていて、ルーマニアと言えばロマ族=ジプシーすなわち読み書きが出来なかったとあった。
これまでナチスものの映画を数本観たが、改めて戦争は誰も1mmも幸せにならない。どこまでも虚しい。
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