「巷では酷評も、実際クレイグボンド最高傑作でしょう」007 慰めの報酬 金曜道路ショーさんの映画レビュー(感想・評価)
巷では酷評も、実際クレイグボンド最高傑作でしょう
前作カジノロワイヤルのとんでもなくクールなエンディングから1時間後が舞台!という連続ドラマのような繋がりで始まる今作、オープニングは不穏な音楽から、盛り上げに盛り上げて唸りを上げるはアストンマーティンのエグゾーストサウンド(車の排気音)!!!!うわーーーーあかん!!もう痺れて脱糞不可避なんすわ!!って思った16年前の映画館の興奮は、今でも鮮明に脳裏に焼き付いている!!というくらい大好きな作品です。
そのオープニングのカーチェイス、ボンド駆るブラックのアストンマーティンがカッコいいのなんのって、、、追いかける敵のアルファロメオ159との壮絶なバトルでこの映画の「前作との空気の違い」をビシビシと感じさせてくれる。今作は、「アクション映画」なんやと。。
その後も内通者との追いかけっこ、そのクライマックスもバリバリカッコ良過ぎてヤバすぎ謙信!!!脱糞不可避なんすわ!!!まじで男の私も惚れてまうやろーーーな決着なので、ぜひ見て下さい。この時点で5億点なんすわ!!
まあ兎に角、前作のあれやこれや壮絶な悲しい展開もあって今作のジェームズボンドは怒りと憎しみで暴れ回る!!復讐に生きる!!という流れなんですが、そんでMI6からも愛想を尽かされ、でもMとの絆もあり、胸熱すぎる展開なんすわ!!
敵は地球環境保護団体で、まあ昨今の政情を現すような、「大義名分さえありゃ何しても許されるやろ笑笑笑」みたいな極悪なんすけど、まあ気持ち良いくらい爽快にぶっ潰すんですわ!!!
そんで本作品を通して流れる悲壮感、それは勿論、前作で最愛のヴェスパーに裏切られ、失ったことへの悲しみであり、それがふとしたシーンで感じられ、泣けるんです。アクションとこの悲壮感のメリハリも、本作の美しい魅力だと思います。
最後のリゾートホテルまるまる作って大爆発させるCG使わずに実写の迫力にこだわったクライマックスも迫力がすごい。トドメの差し方も、まあ本作見ていたら痛快でしょう。お前ら、、、敵はとったで、!!!的な決着。お見事!!
そしてラストシーンは、本作で悲しみと憎しみと怒りで突き進んできたボンドの再出発たる、素晴らしいエンディング。こうして007は完成したのだ。そんな最高に美しい終わり方。
こうやってレビュー書いてるだけで感動と胸熱と興奮が蘇って脱糞不可避の感動の涙で湖が出来るんすわ!!!!