「闇堕ちボンド」007 慰めの報酬 サプライズさんの映画レビュー(感想・評価)
闇堕ちボンド
クレイグボンド2作品目。この作品見て確信したことは、このシリーズが大好きで仕方ないということ。もうひたすら楽しくて、ひたすら面白い。どんな形であろうと、ダニエル・クレイグが華麗なるアクションを繰り広げ、危険を犯しながらもミッションを粉していけば、個人的には大満足。あと3作品しかないことが悲しい...。
前回と比べると、かなりダークな仕上がり。
愛した女性を失ったボンドは色んなものを失っている。怒りのコントロールが効いていないという設定は面白く、理性を失ったボンドの残酷さを演出するためか、銃撃戦が多かったため、アクションに関しては本作の方が好き。陸だけでなく、海や空も自由自在。トム・クルーズもビックリの空中戦には大興奮でした。
カジノというアイテムを使って華麗に物語を展開していた前作に対し、今回は場所が転々とし、キーアイテムのようなものも無い。ストーリーに歯切れがなく、小難しいわりには物足りない。悪役もマッツ・ミケルセンには程遠い。次に繋げるための、踏ん張りの一作。しょうがないけど、前作の面白さには程遠いかな。
しかしながら、ダニエル・クレイグの渋さは相変わらず1級品だし、前作以上に冒頭シーンが面白く、007の良さが詰まっている作品。CIA仲間が継続して仲間であることも嬉しかったし、女性キャラも中々良くて、前作と・・・と考えちゃうと劣る部分はあるが、単体で見ればかなり面白い。ちょっとした笑えるシーンなんかも、作品にいいエッセンス。
次なスカイフォールかな。楽しみだ。
コメントする