劇場公開日 2009年12月23日

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「ここまでするか・・・・・」アバター(2009) 51ですさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5ここまでするか・・・・・

2010年1月16日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

興奮

タイタニックのジェームズ・キャメロン監督が12年ぶりに撮った超大作!
構想15年....極秘に進められてきた映画らしい!
 とにかく、スケールの大きい映画です!
「もう3D以外の映画はつくらない」と監督は話しているらしいが、3D映画は、本当にその場にいる感覚になり、迫力満点です。
しかし、162分も重たい3Dメガネを掛けて観るのは、ちょっと疲れます!

 まず、吹き替え3D版を観て内容を知った上で、英語3D版を観ました。
そこで分かったのは.....
吹き替え版だと惑星パンドラの原住民の言葉が字幕になっており、結構字幕部分が多いので、これって吹き替え版なの?って感じである。でも英語版になるとすべて字幕になるので、油断しているとその言葉の差が分らないままストーリが流れた.....ちょっと悲しい!
 また、3Dメガネが疲れるのでちょいと外してみたら、結構色鮮やかで、これはもったいないと思った。そこで、通常版も拝見!....残念ながら、3Dメガネをかけている時と同じような色合い....そうか...3Dメガネで暗くなる分、輝度やコントラストを上げていたのか....。

 で、内容は....爬虫類のようでデスラー総統(宇宙戦艦ヤマト)のような青い顔(体)のパンドラの先住民.....これでは、どう展開しても感情移入できないな!と思っていたら、ストーリが進むにしたがってどんどん気持ちが先住民側に入っていくから不思議だ....。
 ハリウッド映画(アメリカ軍)は、どうしてあそこまで平和に暮らす先住民や大自然を簡単に、そしてめちゃめちゃに壊す作品が作れるのか(壊すことができるのか)?...日本でいえば、屋久島の原生林を思わすような素晴らしいファンタジックな場所をそこにある鉱物を手に入れるために先住民もろとも絨毯爆撃を繰り返す.....悲しすぎるストーリ展開の末に得られる感動は.......。

 最期に、ここまでしてしまったことに対して猛省し全面復興をするようなシーンが欲しかった.....。

51です