劇場公開日 2009年12月23日

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「ジェームズ・キャメロン監督の描写力に拍手!」アバター(2009) Byxbeeさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ジェームズ・キャメロン監督の描写力に拍手!

2010年1月5日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

楽しい

興奮

スターウォーズが様々な惑星をまたにかけた壮大なストーリーを展開するのに対し、アバターでは、一つの惑星での戦いが深く描かれている。

CMなどを見てわかるとおり、本当に存在するように感じる惑星、パンドラ。
その星の動植物や住人の言葉まで作り出すなんて、まるでキャメロン監督がタイタニックを作った後、本物のパンドラに行って帰ってきたみたいなリアル感。

前半は未知の惑星の姿をしっかり観客に見せているが、まるで私たち観客が「ジェイク」というアバターに乗り移ってパンドラの世界を体験しているように感じた。

途中でジェイクが「アバターに乗り移っている間が現実に思える」と言っていたセリフも素直に納得できる。

もう少しリアルさを追求するなら、ナヴィの多くが英語を話すんじゃなくて、2~3人に限定し、もっと片言にすべきだったんじゃないかな?

後半はハリウッド的ご都合主義な展開や読めてしまうラストなど突っ込みどころはあるが、はるか彼方の銀河に実際に存在するかもしれない世界を映画というツールを使って見事に描写したジェームズ・キャメロンに拍手!

Byxbee