「宣伝にだまされた」ワールド・オブ・ライズ あんゆ~るさんの映画レビュー(感想・評価)
宣伝にだまされた
アメリカ公開時に評判がいまひとつだったので観るのをためらってましたが、結局観ちゃいました。
国家秘密諜報部員ものとしてはヒネリがなく、ストーリーの前面にでてるのは宣伝にあるような騙し騙されつつという展開ではなく、ほとんどレオ&クロウ(=アメリカ)側の奮闘ぶりばかり。映画なんだから、ここはテロリスト側にもっと踏み込んで欲しかったです。これを「スパイ・サスペンス」と呼ぶには、しかけが浅く、さらに謎らしい謎もないまま終盤に軽くひねって終わっただけ。
展開は荒削りでとにかく頻繁に変わっていく。リドリー・スコット監督は、おそらくストーリーの肝をつかみそこねていたのだとおもいます。でないと、こんな粗い映画にはならなかったはず。
そして、やはりというか、映画の緊迫感に水をさしたのはレオ。この人が主演するとなると、やはりロマンスの要素も入れないと駄目なのかな?ロマンスはいった時点で展開ばればれでした。
1800円は高すぎるし、レンタルでも微妙な作品だと思いました。
コメントする