ペルセポリスのレビュー・感想・評価
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公明正大
独特の絵がすばらしく、アニメーションの動きもユニークで楽しめました。一方、物語はイラン革命やイランイラク戦争を舞台にしていて、不安定な政情下における主人公マルジの苦悩が描かれ、重苦しい雰囲気でした。日本のテレビを観ている場面が出てきて、「切腹か怪獣しかない国」という台詞がありましたが、同じように、自分がイランのことについて知っていることもあまりないことに気付かされます。アイアンメイデンが好きなマルジ、祖母のジャスミンの香りの秘密や公明正大であれという教えなど、国は違えど共感するエピソードも色々とあり、イランに興味をもつきっかけになる作品でした。
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トットちゃん
イラン×政治×個人
ダルビッシュファンは必見!!かな・・・?
2008年のおすすめアニメといったらこれ。厳密には2007年の作品なんですが、フランス在住イラン人女性の本が題材のアニメです。知られざるイラン人のサブカル的観点を垣間見ることができます。
アニメもCGアニメをセル画っぽいローファイで見せる最近のアニメ手法なんですが、なかなか素晴らしいです。結局、中東のことってニュースでは良く聞きますが、どんな人たちなのか、どうやってどう感じて生きているのかなんてわからなかったのです。個人的に。大好きな日ハムのダルビッシュのお父さんだってイラン人ですが、アメリカや日本でどんなつらい思いをしてきたかなんて、日本人の僕らにはわからないと思います。この映画は彼らの生き様を知るいい機会になるのではないでしょうか?
他国の人にとって謎であるベールの中のアラブ女性の自由奔放な声を是非聞いて見てください。本当におすすめです。
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