GOEMONのレビュー・感想・評価
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全部足して割ったら普通
映像技術は問題なく高いが、そも映画という表現ソフトへの理解が圧倒的に足りない作品。良いと感じるシーン自体は多いのだけれどもゲーム映像のようでストーリーやキャラクターを補強するような使い方が出来ていない。
脚本が拙くてキャラクター描写が出来ないから歴史上の人物を使うことでそれを補っているだけ。姑息。しかも歴史へのリスペクトがゼロなのか日本史を一度も履修したことがないのか、浅すぎる知識のせいで余計に混乱させるような結果となっている。
ゴエモンを引っ張り出してカエルの置物は使わず、なぜか鼠小僧を足して、忍者にした上信長の家来にしてみる節操のなさは哀れみすら感じる。
ノーモア戦争という愛に満ちたメッセージを使う前に脚本家が登場人物にもっと愛を持った方が良い。そうすればこのなんの生産性もない、正しいだけで無味無臭のテーマでしか物語を描けない、このプロとして絶望的な才能も少しはましになるだろう。
監督も監督でこの脚本をうまく使う気が微塵も無いようで、僕の考えたカッコいい。を表現することに終始している。脚本上の大切なシーンの数々でこれ以上ないくらいのおざなりな演出の数々。ここぞという場面の選択は全て自分の得意な演出ができるかどうかにかかっている。精々特技監督がいいとこの人物である。
読書もお勉強も嫌いな雰囲気天才としか評価できないが、見所だけは作れているので及第点はつけておく。
いい脚本家に巡り合ってほしい。
江口かっけぇ
映画評価:30点
私は歴史物のドラマや事象が大好きで、俳優の江口さんも大好きだったので映画館に足を運んできました
この作品は、豊臣秀吉が明智光秀と手を組み信長を暗殺したというストーリーの基盤が出来ていて、それに対しての秘密が含まれている南蛮製の箱を五右衛門が盗んでしまった事から事件が起こり始めます。
五右衛門は数々の刺客から狙われだします。更に友との対立や友情に苦悩する演技は江口さんらしい演技でとても楽しめました!
五右衛門風呂の場面では想像してなかった演出が隠されていたり、広末さんが綺麗だったりで色々と楽しめました
アクションシーンも格好良く、子どもなどが喜びそうな演出も含まれていました!また五右衛門のお供にゴリ以外に子供の役者を付けたのが、子どもウケを狙って良い影響を出していたのではないでしょうか
ただ内容は浅いというか所詮は夢物語なので、しっくりくる事はなかったですかね
でもそれは歴史好きの私目線から言うからであって格好良い戦士や、歴史を知らないチビッ子には好評を受けると思います
私に息子が出来たら見せてあげたいと思います
日本の舞台演芸的な娯楽作品
総合:75点
ストーリー: 70
キャスト: 85
演出: 70
ビジュアル: 80
音楽: 70
単なる娯楽作品としてそれなりに楽しめる。
豪華俳優陣による活劇。その活劇も、チャンバラを現代の映画風に強調してみましたという感じ。でも現実性よりも、そういうとこを狙った映画なのだと思う。
映像だが、よく言えば豪華な映像で独自の世界を作り上げた。しかし悪いいいかたをすれば趣味の悪い映像世界で、戦国時代版ラスベガスのような過度すぎる装飾がやや鼻につくかもしれない。
それに背景が何か作り物っぽい。実際CGの作り物ではあるのだが、ハリウッド映画のCGの自然な映像よりも、何か置物をいかにもコンピューターでとってつけて置きましたという雰囲気があるのが気になった。背景が人物の動きに溶け込んでいないのだ。背景を映画用に作ったというより、舞台演芸の背景セットを映画風にして作って置いて撮影してみましたという感じがする。でもそういうわざとらしさも、もしかすると狙い通りなのかもしれない。
それでもあまり細かいことを言わずに単純に見て楽しめばいいのかと思う。
結局宇多田のダンナのPV
「CASSHERN」で2時間半近いPVを作り上げた紀里谷和明がまたやってくれた!
天下の大泥棒・石川五右衛門の話を、好き勝手に、新感覚の2時間PV時代劇に仕上げた。
とても時代劇とは思えない西洋の中世のような作品世界。
豪華絢爛な衣装。
スーパーサイヤ人のようなスーパーバトル。
固定概念に縛られる事なく作り上げた世界観には、天晴れとも唖然ともする。
でもそれなら、石川五右衛門とか主人公にしなくたってイイじゃん!…と、つい思ってしまった。
オリジナルのキャラクターが躍動する異世界のファンタジー・アクションにした方が良かったのでは?
そうしなかった紀里谷の狙いは何だったのだろう?
史実もいろいろねじ曲げちゃったし。
俺ってかっこいい…と自分惚れしている紀里谷の顔がチラつく。
ゲームの実写版的な
ひとつの方向性を見せてくれた作品
史実を少しねじ曲げた独特の世界観がどこまで描けているのか、そしてドラマ部分がCGに負けないだけしっかりしたものになっているか、果たして駄作か成功作か? 見どころはそこに尽きる。
作者の意図した画作りにはデジタル技術は欠かせないのだろう。それなりに美しいカットがたくさんある。だが戦いのシーンになると、どう見てもプレステの世界である。いい悪いはともかくとして、個人的には好みじゃない。
ストーリーは史実とは違う面白みがあり悪くない。五右衛門役の江口洋介は少し線が細いが、大沢たかお(才蔵)、広末涼子(茶々)、奥田瑛二(秀吉)、伊武雅刀(家康)らががっちり脇を締めている。とくに大沢たかおの存在が大きく、ゲームもどきの作品に一本筋が通ったものになった。
もう少しこなれてくればもっと面白いものができるようになるだろう。今回は駄作でも成功作でもなく痛み分けだが、日本映画の先進性を押し上げた功績にA。
ごちゃごちゃとアタマ数を揃えたポスターが多い中、一枚看板で通したセンスがいい。
豪華絢爛!織豊時代
歴史認識を覆す!
Going My Way映画
自ブログより抜粋で。
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映像で魅せる映画として、カット割りや決めのポーズがいちいちカッコイイつもりなんだということは理解できる。
しかし、まだまだ未熟な点が散見されるのが惜しい。
物語は一応、織田信長暗殺後の豊臣秀吉の統治時代から関ヶ原の合戦あたりまでの歴史に沿っているが、史実通りをやるつもりなんてさらさら無いGoing My Way映画なので、あくまで独特の世界観自体を堪能するのが吉。
誰でも知っているであろう歴史上の人物や逸話をおもちゃにして、時代に翻弄される五右衛門と茶々(広末涼子)の悲恋が描かれる。
相変わらずの和洋折衷な美術やコテコテのCG映像を許容できれば、かなり独りよがりな印象だった『CASSHERN』よりは、はるかに一般受けもするだろう内容に仕上がっている。
まずは一見して好き嫌いが分かれるであろう独創的な衣装や美術は、この監督の個性として肯定的に評価したい。
リアリティとは真反対の、こういういい意味で“デタラメな映画”はあってもいいと思う。
例えとしてふさわしいのかわからないけれど、紀里谷監督作品はデフォルメをよしとする歌舞伎の舞台でも観るような心づもりで観た方がいい。
ただ脚本は稚拙でドラマとしては底が浅く、子供っぽい印象がぬぐえない。
全体的には単純明快な娯楽映画と割り切れば楽しめもするのだが、とってつけたかのように「貧富の差」なんてことをセリフにされると少々こそばゆい。
ご自慢のCGの描きこみも、紙芝居のようだった『CASSHERN』からは進歩していると思うが、前作同様作り物臭さがついて回り、派手なテレビゲームの域を出ていない。今時この程度の映像では微塵にも凄いとは思わないし、逆に安っぽくもある。
「絶景」も絵に描いているのが丸わかりでは共感しようがない。しょせん口だけの説明ゼリフに感じてしまう。
そんな感じで不満な点は多々あれど、監督の歩み寄りなのか成長なのかはわからないが、『CASSHERN』よりかなり見易い娯楽映画となっていたことで、一応次回作も楽しみになってきた。
今作も内容的には平凡という感想しか持てなかったが、いつか“アタリ”を出すんじゃないかという期待感はある。
ただこの感覚は、作品の方向性こそはまるで違うが、やはり漠然とした期待感だけで毎回観てしまうここ最近のM・ナイト・シャマラン監督に通ずるものがあって、ちょっと心配ではあるのだが。
一番流れてるのは誰の血だ?
見入った!!
一流の役者さん達が可愛そうに見えました。
ゲーム化もねらってる?
予告編で江口GOEMONがかっこよかったので見に行きました。
CG撮影が主体の不思議な世界観はいいと思いましたが、
アクションシーンはやり過ぎじゃないかなと思いました。
ところで、江口さんの肉体美はCGじゃないですよね?
300のような豪華な映像
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