アイ・アム・レジェンドのレビュー・感想・評価
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おうち-143
サム役のわんちゃんにアカデミー賞助演男優賞をあげたい。
GWですね。
スーツケースピーポーを見てるうちに、やべぇ、明日には東京に私しか残ってないんじゃないか😨と不安に駆られて、そういえばウィル・スミスが地球に一人残される映画があったな、と。
そういうわけで、連休でもないのにウィル・スミスとわんちゃんがNYに取り残されます。
このわんちゃんの演技がすごいんですよ。怖いよ、とか、ごめんなさい、をちゃんと目で語ってる。
あのシーンは‥‥涙腺崩壊しました。
アクションもしくはサスペンスかと思って見始めたら、ドラマでした。
意外にもホラー要素があります。
マネキン恐怖症の私は更に怖い。マネキンとのシーンになると、特別何かが起きるわけじゃないのに、そこらへんのホラーより怖かったです。で、結局マネキンは誰が動かしたの?
ぐいぐい引き込まれる設定の割に、ラストへの描き方が少し雑なのがもったいない気が。
あ、もう終わり?となってしまいました。
タイトルの意味がわかったときの感動がやや薄。
とはいえ、引き込まれたことは事実ですし、わんちゃんがすごすぎたので高評価にします。
Sam was a legend.
*追記*
他の方の別エンディングに関するレビュー、それを踏まえた上での本エンディングに関する考察を読ませて頂くと、色んなものの見方が必要だなとあほは愕然としました。
確かに、あの世界でのマジョリティであるゾンビからしたら、自分らの領域に踏み込んできて、自分らを実験体にしていく博士こそが悪なのか。
なかなか考えさせられる映画でした。
それほどのテーマがあるから、描き方によってはもっと後世に受け継がれる作品になれたのでは、と思います。
ウィル・スミスとわんちゃんの演技も素晴らしいので、惜しいなぁ。
別エンディングを見た上で
2019年になって、アマプラにこの作品の別エンディング版というものがあるのを知り、
懐かしいな〜と思って観てみることにしました。
本編を観たのが10年以上前のことだったのですが、
冒頭のストーリーや雰囲気はなんとなく記憶にあり、結末だけ
すっぽりと記憶が抜け落ちている状態でした。
ここからはネタバレになりますが、本編と別エンディングの両作品を比べて、
私個人としては別エンディングの方がしっくりと来るような感覚でした。
というのも、公開された本編では伏線の回収漏れが多く、
いまいち意味が理解しきれず、ネビルの死と完成した特効薬にゴリ押しされた
勢いだけのハッピーエンドという感じで、どうにも感動しきれない感じがしていました。
当時はまだ私自身幼かったこともあり、違和感の正体に気づけませんでしたが、
この映画の他の方のレビューを観ていると、みんなが感じていたものだったのだな、と思います。
とはいえ、どちらの作品でも共通の序盤から中盤にかけてのストーリーはとても好みでした。
ネビル以外の人間が存在するのかもわからない世界で親友のサムとともに
逞ましく生きているように見えて、その言動ひとつひとつがどこか狂気的にも見え、
今にも崩れ落ちそうな精神を必死で保っているような痛々しさ。
ストーリーの合間に挟まれる感染当初の回想でネビルが受けた大きな傷。
自分自身の死や、本当の孤独に対する恐怖など、
主演のウィル・スミスの演技力あってこその世界観が印象的で、
だからこそ10年経った今もなんとなく面白い作品だった気がする程度には記憶に残るものだったのでしょう。
そして、別エンディングの結末を簡単に説明すると、
ダークシーカー(感染者)たちの群れに襲われ研究室に逃げ込んだネビルとアナとイーサン。(ここまで一緒)
そこにはネビルがとうとう作り出した特効薬によって人間に戻りかけている実験体が。
ネビルはガラスの扉を破ろうとするダークシーカーのリーダーに「助けてやれる」と語りかけます。
必死の説得は通じることなく、扉が破られそうになったとき、
リーダーは突如、頭突きをやめ、その手をガラスに擦りつけて「蝶々」を表します。
ネビルは自分のそばにある実験体の首もとを見て、そこに蝶の刺青があることを知ります。
そして、ダークシーカーの意図に気づき、扉をあけて実験体をもとのダークシーカーに戻し、
ダークシーカーのリーダーに彼女を返します。その実験体はダークシーカーのリーダーの恋人でした。
知能も感情もないと思っていたダークシーカーには確かに社会性や、親愛の感情があったのです。
ネビルはこれまで実験のために大量のダークシーカーを殺してきました。
「すまない」と謝り、死を覚悟していたネビルを、ダークシーカーたちは殺さずにその場を去りました。
世界を救うために3年間孤独に生きてきたネビルはとうとう特効薬の研究をやめ、生存者の村を目指すことにしました。
ラストシーンでは3人で車に乗り、アナがラジオでどこかにいるかもしれない生存者に語りかけます。
「あなたは独りじゃない」と。
こんな感じです。全然簡単にじゃなかった。
別エンディングが本来公開される筈だったもので、試写会で不評だったためにエンディングを変更され、
あの奇妙なハッピーエンドが制作されたそうですね。
まぁ、確かに、ネビルが家族を失い、親友のサムも失い、3年間も孤独に戦い続け、
その結果にやっと作り出せた特効薬はもはや人類の希望ではなく、
この世界はすでにダークシーカー(感染者)のものとなっていて、その仲間を殺し続けたネビルこそが
実は怪物のような存在だった、なんて、あまりに報われない話だと思います。
当時の方々は孤独に戦い続けるネビルに英雄になってもらうラストを願ったのでしょう。
とはいえ、なぜ知能のないはずのダークシーカーがネビルを罠にかけることができたのか、とか、
ネビルが自殺行為に走った時、ダークシーカーの群れを統率するような動きをする個体の存在は何か、とか、
どうしてダークシーカーはあんなにも執拗にネビルのことを追ってくるのか、とか。
もうちょっとうまく説明した上でうまくまとめられなかった?とは思いますが。
ですが、そこを説明してしまうと、知能を持ち、社会性を持った生き物を
無理やり人間に戻す、というただただ利己的なエンドになってしまってそれも良くなかったのかな。
わかりやすいエンディングにするなら、もはやダークシーカーに知能があるような描写ごとなくせばよかったのに。
でもそれをしてしまうとサムの最期のシーンが、、、ジレンマですね。笑
うん。とにかく、別エンディングでいろいろと納得がいってよかったです。
ネビル生存ルートだったのも救いでした。
まぁ、ダークシーカーが進化し続ける以上、いくら感染の届かない場所と言っても
いずれ待ち受けるのは人類の絶滅と、ダークシーカーたちの世界でしょう。
それは絶望というよりは世界の摂理で、人間がこれまでやってきたことの立場が変わっただけです。
その引き金を人間自ら引いてしまったというのが皮肉めいていて、個人的には好きです。
原作ではネビルはダークシーカーの裁判にかけられ、有罪となり、
そこで「自分こそが、ダークシーカーたちにとって伝説(の怪物)だったのか」と気づくそうです。
結末の改変により、タイトルの意味まで180度変えてしまった作品だったのですね。
どちらの結末も否定はしません。希望のあり方が違うだけだと思います。
でも、やっぱり作品として筋が通っていて完成されているのは別エンディング版かな、と。
10年の時を経て、本来の姿を知ることができてよかったです。
というわけで、この作品に精神力削られたあなた、
ウィルに幸せになってほしいあなた、
わかりやすいハッピーエンドがお好みなあなたは「ハンコック」を観ましょう!!
おわり
キャストとCGの無駄づかい
中盤まではおもしろいが、結局人間がいない世界になった理由は普通。
そして最後も微妙。
一緒に隠れてから迫り来るゾンビたちを爆発させればよかったのに、自分を犠牲にするのが意味不明。
爆発させたとしても、その後続々とゾンビが来ているのに、隠れて助かった人たちはどうやって逃げたのか?
しかも近くに安全な場所があったらしい。
その安全地帯は何で生存者に知らせるためにラジオ放送しないのか?
疑問がいくつか残りストーリーも微妙。
ストーリーと設定について
ネットのレビューを見ると結末が悪いとか、設定の矛盾が多いという意見がありますが、やや的外れかと思います。
設定もストーリーもリアリティに満ちていて、見事な世界観を形成していると言えます。
たしかに鑑賞直後は、“なんでずっと頑張ってきたネビルが死んでとっておきのベーコン食った狂信者が生き残るんだ”、と感じるかもしれません。しかし、そこで振り返ってよくよく考えると、サム(愛犬)がウイルスに感染してしまった時点でネビルは終わっていたんです。感染したサムを葬ったあと、ネビルはダークシーカーに報復しますが、あれは完全に自殺行為です。家に潜伏するのと比べ生き残る保証が何もありません。そこまでの彼の行動から考えて、もしサムがいれば何があってもあんなことは絶対にしません。サムが死んだことで生きる希望を完全に失ったのでしょう。心中のつもりだったと思います。
それをアナに助けられた。だからネビルが死に、アナが生き残ることは不条理ではありません。
その他に気になる意見として、
・ラストでネビルは感染していたために自爆を選んだ?→感染してません。ネビルは接触感染にも免疫を持っています。(サムは空気感染にしか持っていなかった)
・無人の街なのにライフラインが生きている→死んでます。発電機を使っているし、ガスボンベを撃つシーンがあります。水は外でタンクにくんでるんでしょう。
・自爆する必要はなかった→リーダーを確実に仕留めるにはあの方法しかなかったのでしょう。
・生存者の村は近くにあった→夜明けに出発すれば日没前に着く、と言っているので近くはないです。
あえてつっこむ所を探すとすれば、アナが使った紫外線照射装置?はネビルの家では使えなかったのか?とか、ダークシーカーのリーダーといえどネビルのトラップを見様見真似で再現できるものか?とかでしょう。
あまり集中せずボーッと観た人や、泣ける大きな感動を求めて観た人にとっては、拍子抜けのつまらない映画となるかもしれません。しかし、普段から目的意識や理想が低くボーッと生きている人には特に、人生の規範を示し成長を促してくれるいい映画だと思います。
非現実世界での人間描写
一人孤独な世界で、任務を全うするただ一つの目的だけで活動する主人公の、正気の均衡をたもとうとするその心と行動の危うさに、目をうばわれる。
ゾンビ大量襲撃、皆で反撃、怪物との戦争映画的な迫力をもとめてみたらなんか違うってなるだろう。だけど、人間の心理描写を焦点に見ていくと、世界観もよく作られてるし、シナリオもしっかりしてるし、
ありきたりなホラーのオチでも十分楽しめる。
近年ホラー映画はアイデアが出尽くした感があるけど、それでもちゃんと作りこまれた作品は昔からときどき見たくなる。この作品もそのひとつ。
ボブ・マーリーを知らない世代がいるのか・・・
20数年前、HONDAアコードを買った男が自慢げに話しているところへ、HONDAレジェンドを現金払いで買った友人が割って入り「I am Legend!」と言ったとか・・・そりゃ文法が違うやろ!と今更ながらにつっこみたくなってきた。なにしろ、「I am Beowulf!」という言葉がいまだに耳から離れない状態なのでインパクトが弱い。HONDAのエンジンも登場していたこともあって、ついつい昔のことを思い出してしまいました。
2012年、いきなりニューヨーク一人ぽっちになってしまった科学者ロバート・ネビル(ウィル・スミス)。なぜ地球は滅んでしまったのか?ポツリポツリと夢や回想シーン、それに録画されたTV番組によって明らかにされていく展開。3年前にガン根絶のため遺伝子操作による治療が確立されたらしい。治癒された患者が突如狂犬病のような症状を起こし、それが次々と感染したのだという・・・折しも日本では血液製剤のによる肝炎患者のトラブルがニュースを賑わせている時期。アメリカではFDAの審査はもっと甘いはずだし、十分考えられる設定だ。それでも免疫を持つ人間が1%という事実・・・これがなぜなのかはさっぱりわからない。
地球上でたった一人生かされてしまった人間などというと、どことなく哲学や宗教的な内面要素も感じられるはずだけど、ここはさすがにハリウッド産。結局はゾンビを登場させて派手なアクションの展開へとなだれ込んでしまう。紫外線に極端に弱く、腕力は通常の人間をはるかに上回る。そして中には人間並みの知能を失わずにいるゾンビもいるという恐ろしい内容なのです。
ビックリさせるシーンも多く、とにかく心臓に悪い。ナイトシーカーに襲われるという恐怖は存分に感じられるのです。それにCGによる背景には最初こそ違和感があるものの、途中からは気にならなくなるほど自然に出来ている。犬がどこまでCGなのかわからなかったし・・・・この年はゾンビ映画の当たり年だったのかどうかはわかりませんが、いささか食傷気味。どうせなら笑って楽しむこともできるB級テイストのほうがいいのになぁ~
地球最後の男の生き様
"アイ・アム・レジェンド" シリーズ第1作(?)。
字幕スーパー版で鑑賞(シネマデプト友楽)。
祖父と観に行きました。
原作は未読です。
ずっと孤独。ほぼウィル・スミスの独り芝居状態でした。圧倒的な絶望感が漂っていましたが、それでも希望を持って生きようとする主人公の姿が切なく、心を打たれました。
世の中に絶望した男が一筋の光を消すまいと奮起し、再起していく物語が胸に迫りました。これまで観て来たゾンビ映画の中でいちばんエモーショナル。衝撃的な結末もグッドでした。
※修正(2023/05/08)
感染者の
驚くべき身体能力に恐怖を覚えた。
バイオハザードの感染者が可愛く思えた記憶が(笑)
最後に血清が出来たのに残念な結末だった。
DVDに収録されている、もうひとつのエンディングのほうが好きかも。
17年48本目。オープニングが秀逸ね~。 ゾンビと銘打ってないゾン...
17年48本目。オープニングが秀逸ね~。
ゾンビと銘打ってないゾンビもの…てか終末もの。ゾンビ怖いがメインではなく荒廃し生存者自分ひとり(+可愛い愛犬)NY市でサバイバルする内容。終末サバイヴが観たかったので前半はかなり好きだが後半で失速。どう落ちに持っていくのか?と思ってたらかなり呆気無かった
ゾンビ怖い映画はあまり好きじゃない(寝てしまう)が終末崩壊ものは堪らなく好みな自分は前半大好きで後半退屈と感じた。どっちもイケるクチなら面白いと思う。ただ一番の見所はやっぱり愛犬サム。主人公に忠実で、独りぼっちで生きている彼の良き相棒。本名はサマンサ。女の子だったのね!途中で驚き
ダーク・シーカーが恐い
予想を上回る内容でかなり面白かった。何故、ウィル・スミス演じる主人公が荒廃したニューヨークに一人、愛犬と暮らしているのか、その謎が徐々に明らかになっていく。
個人的には、捕獲した女性のダーク・シーカー(所謂ゾンビ)が、投薬によって劇的な回復を見せ、二人で地球を救うというベタな展開を予想していたのだが、その予想は全くの検討違いであった。
それにしても、ダーク・シーカーを率いるボスキャラが恐ろしい。ダーク・シーカーに成り果てても悪知恵だけは残っており、またその執拗さに戦慄を覚える。
お薦めできるなかなかの作品。
人類が絶滅した近未来を舞台に、たった1人生き残った男の奔走を描くS...
人類が絶滅した近未来を舞台に、たった1人生き残った男の奔走を描くSFドラマ巨編。
私の周りではとても酷評でしたが、私はおもしろかったです。
日本の宣伝では、ダークシーカーが一切出てこなかったら
まさかあんなバイオハザードみたいな展開になるとは誰も予想していなかった。
あえて、ダークシーカーは宣伝に出さなかったとか。
冒頭、癌に打ち勝った新薬が開発されましたっていうニュース番組から始まり、
それから3年後へ移動し、街は廃れ誰もいない・・という描写。
そそりますね。
最後はちょっと・・・だったけど、観てもいいと思います。
製作する側と宣伝する側の意思の相違・・・
2008/07/15 鑑賞
物語の始まりから既に廃墟と化したニューヨーク。
その後も何故ニューヨークがこうなってしまったのか?という説明は一切ない上に、ニューヨークが今現在どういう状態なのかというのを説明するのも小出しにしていく感じなので、正直、原作や前もってどんな作品なのか?という知識が全くない人には前半は「?」ってな感じになってしまうのじゃないのかなと感じた。
まぁ、これだけ製作にも宣伝にもお金をかけている作品なので、観る人はある程度どんな映画なのかという予備知識を持って観るだろうからそのへんは問題ないんだろうけど。
で、僕がこの作品を観ていてずっと気になっていたのがやはり、「何故世界がこうなってしまったの?」ということ。
女性科学者アリス・クルピン博士が発明した新たな医療法が原因なのは分かるが、具体的な理由は一切説明されていない。
ホラーやサスペンス映画なら絶対にそこは外すことはできない部分なのに「なぜ説明しないんだろう?」と思っていた。
だけど、僕はこの作品の終盤あたりで心を掴まれるように気付かされた。
これは「伝説を作ったある一人の男の話」なのだと。
そう考えれば、何故世界があぁなってしまったかなんて説明する必要は全くない。
いろんなところでラストがダメだとか書かれているが、そのラストすら別に必要性は薄い。
これは「ある一人の男の戦いを綴った映画」なのだから、主人公の感情や心境が視聴者に感情移入し伝われば、それで大成功だと思う。
その点では一人で孤独な戦いを続けることにより緊張感をより高めることが上手く出来ていたので、バッチリだったんじゃないかな。
少なくとも、愛犬サムのシーンや家族のシーンで思いっきり感動してしまった僕は完全に感情移入していました。
この作品はスリラー要素やサスペンス要素、アクション要素が一見強い映画のように見えるが決してそんな期待でこの映画を観てはいけないと思います。
この映画は最高のスリラーでも最高のサスペンスでも最高のアクション映画でもなく、
いち『ヒューマンドラマ』なんです。
2008/07/15
うーん
中盤まではおもしろい。
なぜ人間がいない世界になったのか。
けど結局、理由は普通。
そして最後も微妙。
一緒に隠れてから迫り来るゾンビたちを爆発させればよかったのに、自分を犠牲にするのが意味不明。
爆発させたとしても、その後続々とゾンビが来てるのに、隠れて助かった人たちはどうやって逃げたのか?
しかも近くに安全な場所があったらしい。
その安全地帯は何で生存者に知らせるためにラジオ放送しないのか?
微妙でした。
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