アイ・アム・レジェンドのレビュー・感想・評価
全122件中、21~40件目を表示
終末感が身に迫る
2007年。フランシス・ローレンス監督。
原作はリチャード・マシスンの「地球最後の男」
冒頭で科学者(エマ・トンプソン)が癌の特効薬を見つけた・・・
100%効果がある・・・と、説明している。
その特効薬が突然変異して狂犬病に似た病気が流行して、
人間の殆どが死に絶える。
そんな中ニューヨークでたった1人生き残ったロバート・ネビル中佐(で、科学者=ウイル・スミス)が、愛犬のシェパードのサム(超めんこい)と特効薬を研究しつつ、ひとり孤軍奮闘している。
人間はゾンビ化して、また吸血鬼みたいな上に、群れを作つくりダーク・シーカーに変貌している。
ダーク・シーカーは夜行性なので、ネビルは昼間は宣伝放送をしたり、唯一出来るトウモロコシを収穫したり、ミュージック・ショップのCDの全曲制覇を目指したりしている。
2012年が近未来・・・との設定。
なぜかTVは写る・・・シュレックを放送してる。
炊事はガス。水も電気もある・・・電子レンジも使える!!
この暮らし、結構悪くないぞ。
食べ物は、無人の家の缶詰、ワイン、パスタ、小麦粉などで20年位食いつなげそうだ。
トウモロコシがOKなら、家庭菜園でトマトや胡瓜、ナスでも作れるよ。
バターもジャムもピーナッツ・バターも日持ちしそう。
パンやホットケーキ焼いてコーヒー淹れて、愉快にやれそうだけどね。
(それにしても電気も水道もガスもあるなんて、あり得ない設定ではある。)
でもネビル中佐は、ひたすらダーク・シーカーを生捕して、ワクチンの有効性を生体実験してるのね。
しかしそんなある日、ダーク・シーカーに愛犬サムが襲われて発病してしまう。
ここでもう、ネビルは生きる意味を失いかけるのね。
そして現れる若い母親と幼い男の子。
サンパウロから来た生存者だった。
そしてゾンビの群れが凶暴化して襲ってくる。
この闘いは壮絶だ。映画「2012」は天災で地球消滅の危機・・・だった。
この映画はウイルスの変異で人類滅亡の危機・・・である。
ウイルスは戦争よりも怖いことは、今、世界流行のコロナウイルスで証明された。
ラストは、この映画と別のバージョンがあり、そちらが評価が高いそうだ。
この映画のラストは平凡である。
ウイル・スミスのアクションを期待するとがっかりな映画でもある。
どっちかというとゾンビ系
当時と今観るのとでは印象だいぶ違うだろうな。タイトルは知ってたが初見。過去作も見ていない。
パンデミック系の映画だとコンテイジョンやアウトブレイクあたりがぱっと浮かぶけど、これはどっちかというとゾンビ系なのでワールドウォーZとかと同類かな。ゾンビ出るとゾンビ映画になる。
映像で世界観が表現されているし、その点はよい。展開は拍子抜けするほどシンプル。
ウィル・スミスのキャリア円熟
ゾンビものと思わずに見てしまったので、軽い裏切られ感を得た。
それでも一人だけ生き残った(この場合取り残されたが適当か)男が、どう行動し、生き残っていくかは、ドラマとして興味あるし、途中からは謎解きの要素も加わって見てしまえる。
ウィル・スミスのキャリアで、円熟を迎えていたころで、単独で客を呼べるマネーメイキングスターの俳優としての存在感は独特。セックスアピールでもなく、マッチョでもない。演じるごとに違う人間になれるのが、よくわかる。
2018.7.3
人類はコロナに負けない
タイトルなし(ネタバレ)
血清をアナに託して、自爆するのが劇場版なのだけれど、死なないバージョンの別エンディングもあってこっちの方がストーリー的にも深みがある。
地球上でたった一人、というのに興味
話はまあ予想通り、という感じでした。ここからはネタバレありでツッコミどころを書きます。
↓
世界中の人間がウイルスによりゾンビ化(?)し、暴走。日光が苦手になるっぽいが。
中盤、主人公が罠にしかけられ、ゾンビに襲われるのですが、罠やその後ゾンビ犬をけしかけるのが理知的な行動に思えてゾンビに見えなかったです。(作中ではゾンビとは明言していないが)
もうひとつは主人公がワクチン開発に精を出しているのですが、他の人達がいる別の地域の存在を知っても移動しようとしないことです。
ワクチン開発には他の人と協力した方が良いのでは?その場所に固執する理由が分からなかったです。
ウィルのファンのための映画
タイトルなし(ネタバレ)
軍の中尉でドクター(博士のこと?)が血清の開発。。。アメリカはそんなことがあるのか??
ウイルスが60億の世界人口のほとんどを死滅させた。6万人が免疫を持っていたが、1200万人だけが普通の人間で残りは闇でしか生きられず、人間を食べる者に変わってしまった。
化物のCGのクオリティ高い。動くスピードがものすごく速いのですっごく怖い。頭もいいし。
ウィルスミスが演じるドクターの最後が自暴自棄になってしまったように思えた。ナレーションで命懸けで血清を守ったとあったが、そんなふうには見えなかった。
登場人物が全て虚な感じだったのが残念です。
別エンディングの方が好きかも
公開バージョンは地上波で観てましたが、別エンディングがあるということで、U-NEXTで鑑賞。
公開バージョンの方は、知能が無いはずのダークシーカーがマネキンを使って罠を仕掛けたことや、なんでロバートを執拗に追い回すのかなど、伏線の回収が中途半端になってる感が否めませんでした。
が、別エンディングの方はそれらを見事に回収してましたねー。
つまり、知能や感情も無いと思われていたダークシーカーは、実はそうじゃなかった。
頭を使って罠を仕掛けることもできるし、恋人を愛することもできる。
化物なんかじゃなく、感情と知能を持った生き物なんだと悟ったロバートは実験をやめて、生存者の村に行くことを決意したわけですが。
試写会で別エンディングの方が観客の反応が悪かったから、公開バージョンに切り替えたらしいけど。
まー、好みの問題だろうけど、別エンディングの方が好きだなー。
だって公開バージョン見たとき、ロバート死ぬ必要ある?ってめっちゃ思ったし。
なんかうやむやにされた感が半端なかったので。
別エンディング観れてな前よりこの作品が好きなりました。
普通の映画
走る感染者
アイ・アム・レジェンドとは独善性では?
ネットサーフィンをしていると別エンディングを見つけた為 掲載しておきます
私はこっちのエンディングの方が深みが増してより好きです👄💬
ネビルが怪物だと思っていたダーク・シーカーズにも実は社会性が有り、恋人も居て、感情もある事が分かります。
ダーク・シーカーズから見れば、ネビルは仲間を連れ去り、果ては人体実験をしている恐ろしい怪物な訳です
戦いの果てにネビルはその事実に気づき、人間に戻りつつあった女性ダーク・シーカーをダーク・シーカーの状態に戻して、彼女の仲間に引き渡します。
その時にネビルはダーク・シーカーズのボスに『すまなかった』と伝えます。
ネビルの後ろには此れ迄に人間へ戻す治療(実験)の結果命を落とした幾人ものダーク・シーカーズの写真がありました、、、ネビルは生き延び、アナらと共に生存者を探す旅を続る
ネビルは人類にとっては英雄であってもダーク・シーカーズから見たら仲間を連れ去り、亡き者にする『怪物』
のような存在であり、正に死神そのものであったでしょう。
終盤になって、それ迄 地球にただ一人、人類の為に戦っているという観客がネビルに共感する「英雄性」は完全に否定され、浮かび上がるのはネビルの「独善性」ではなかっただろうか…
と言うモノです。
コレを見た時、皮肉にも蟠りが残るいい作品だなあって思いました。『人はその人にとって善人でも別の人にとっては悪人に成り得る』ましてや、人の為と思っての行動は時に逆を突いてしまうんですよね…独りよがり🐌
全122件中、21~40件目を表示