「素晴らしき終末の風景 残念な結末の風景」アイ・アム・レジェンド The Dudeさんの映画レビュー(感想・評価)
素晴らしき終末の風景 残念な結末の風景
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冒頭から荒涼たるNYを舞台に台詞もほとんど無い。音楽も全く無い。説明もない。これはハリウッド大作としては、なかなか肝の要る構成でなかろうか。そんな骨太な姿勢とCGが生み出すNYの変わり様に感嘆する。また、『コンスタンティン』でも思った通り、この監督は突発的なアクションとCGの融合が実に巧い。
…と息を呑み続けるのも他の生存者と出会うまで。そこからは、やや神経質な演出と突出したもののないアクション、非キリスト教者には共感も理解もし難い神についての問答と結末の風景…。せめて最期に向かう男の心情をもっとじっくりと描いて欲しかったところだ。
ウィル・スミスの演技は素晴らしい。また株を上げた。
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