ノーカントリーのレビュー・感想・評価
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サイコパス映画の金字塔。
まさにサイコパス好きの為の映画です。
最後まで飽きることなくスリルを楽しむことができます。
これまでに自分が勝手に持っていた映画ってこうあるべきだよね、という価値観を壊してくれる映画です。
そして全員演技上手すぎる。日本の役者には出来ない演技です。
あっさり淡々とコーヒー片手に静寂を楽しむ傑作
最後の場面にあやかって、コーヒー片手にゆっくり見る作品だなと思いました。あまりにも登場人物の起承転結があっさりとしていたり、淡々と田舎である舞台と登場人物が映し出されるシーン、そして何より全体通してあまり盛り上がりに欠けるなどから苦手な人は苦手な映画だなと思いました。個人的にこういう静かな映画が好きなので結構楽しめました。まだ学生の自分には早かったかもしれないけど、色々考えさせられました。人生を見つめ直すにはまだまだなんですけどね(笑)。コーエン兄弟ですが、コメディ色の強い映画監督のイメージがありましたが、ガラッと印象が変わりました。コーエン兄弟なんでも行けますね。最近だとノマドランドに近い感じですが、ノーカントリーの方が僕は全然面白かったです。タイトルもグッときますね。余談ですが、当時オスカーを2分してたポール・トーマス・アンダーソンのゼア・ウィル・ビー・ブラッドと言い、本作と言い、結構暗めで渋く、静かなのに暴力的な映画が多かったのもちょっと面白いです。確かにノーカントリーが作品賞、監督賞の受賞で納得かなっていう印象でした。
ほとんどすべての人に過酷な国
アメリカは、ひろい。ほんとに、何もかも大きくて、このあたりの風景は荒涼としてこの距離感スケールにめまいがする。おかしなボンベ付きの武器を手に全く自分の思考回路外のことは意に介さないシガー、なぜこのような男が雇われ仕事をしていたのかも不思議。
一人一人のキャラがよく設定されていて面白いし、何はなくとも古き良きアメリカみたいなものがある世代までは共有されててベトナム戦争ぐらいまでは繋がりがあったといえるのか。ベトナム戦争の経験を共有できる人らは、その後の人生の明暗などを人心として感じることができそこに関わりが生まれる(国境を突破できたり)しベトナム戦争以降の戦争体験は負の遺産として兵士たちの人生にのしかかる。
最後の、シガーが怪我をして少年からシャツを買い口止め料を渡し何事もなかったように立ち去るシーン、少年はシャツはタダで良いと真っ当にするも100ドル?対価としては大きな
紙幣をうけとり買収成立。年老いた老人に厳しくようしゃない国、丁寧な言葉を話さなくなった今の国で10歳そこそこの子どもも人心も善意もなく育っていき、シガーは野放しだ。年寄り、現役ではないもの、ただ単に歳を取ったものや、傷を負い犯罪や戦争や悪意の犠牲になり役に立たないものにとってばかりではなく、No country for everyoneだなと思い、そして今2020年代、もはや、no world for everyone じゃない?
スクリーンで見たかったけど配信で拝見しました。音楽での抒情なし、効果音がとても神経に触る、ドキドキ感や絶望感を与えてくれた。
原題
コーエン兄弟の傑作サスペンス。ハンティング中に麻薬取引に出くわした男。死体横たわる現場で200万$ゲットするが、ヤッベェおかっぱ悪党とBOSSのおじさんに追われて、さぁ大変というお話。しれっと終わってしまい、あれっ!なんか終わってしまったぞ。と、思って何度もリピート。それでもわからんので、考察を読んでみたら、原題『No Country for Old man』に隠された意味が。やっと腑に落ちた。
こんな殺伐とした国なんて・・・やっぱり地球人は理解できない。
「私は宇宙人ジョーンズ。シェリフをしながらこの惑星を調査している」と、最近のトミー・リー・ジョーンズでは見せなかった宇宙人らしさが出ていた。もっとも、宇宙人とバレちゃいけないのでこんなセリフはないのですが、危険に晒されているモス(ジョシュ・ブローリン)の妻カーラ(ケリー・マクドナルド)に対してわけのわからない牛話をするなんてのは宇宙人そのものだ。
最近、今更集めてもコンプリートできるわけじゃないのに、ミニカーがオマケについてる缶コーヒーのB○SSを飲むようになったのですが、甘くて死にそうです。まぁ、1週間前に淹れたコーヒーよりはマシですが・・・などと考えているうちに、コーヒーやミルクを飲むシーンはあっても酒を飲むシーンがなかったので、本当はノーカントリーじゃなくてノーサントリーにしたかったのじゃないか?と疑念がよぎってしまう。終盤は「肩に弾が当たった」という台詞が象徴するように肩透かしを喰らったように感じる方も多いと想像できるし、慌ててカンヌに間に合わせたかったんじゃないかと思わせるほどの展開。でも、ノーエントリーのままじゃいけないし・・・
老人には住みにくい国だという原題の意味。時代はいつの頃なのか?と映画に集中していると、「1958年製造のコインが22年旅をして・・・」と算数の計算をさせられる。老人には暗算は厳しいんじゃよ!!と、嘆きつつも、酸素ボンベを持ったハビエル・バルデムの冷酷な殺し屋ぶりに神経がピリピリさせられる。家に押し入る時には容赦ナシ!シリンダーごと圧縮空気でぶっ飛ばすのだ。「何しりんだー?!」などと叫ぶ暇もなく被害者はどんどん増えてゆく・・・
恐怖と緊張感の連続がありながらも、コーエン作品らしく意味のない台詞にクスリと笑わせられる。また、妙なこだわり・・・新しい白のソックスが好きなモスや靴下を叩きつけるように脱ぐシガー。パイプが多いテントを買って武器にするんじゃないかと思わせて、鞄を引っ張るためだけだったり。人の服を買うところは対になっていたけど、とにかく登場人物の行動が興味深いのです。そして、洒落た音楽は一切排除して、効果音にも異常なこだわりがあったように思える(たとえば、冷蔵庫を開けて、ジーっと電気音がするとか)。
とにかく殺しがいっぱい。シガーは精神異常というよりも、人の命の重さだけがわかっていないのでしょう。それは自分に対してもそうであり、受けた傷が大きくても、ターミネーターのように自分で治療してしまうくらいなのです。一方、偶然200万ドルという大金を手にしたモスには、水を飲ませてやるという仏心によって不幸が始まった。米国が戦争の道を突き進んだために凶悪犯が増えた必然に比して、ちょっとした善の心によって凄惨な殺し合いに巻き込まれるという、なんとも皮肉な描き方!小市民な者としてはモスの気持ちが十分に伝わってきましたけど・・・やっぱり終盤が・・・
【2008年5月映画館にて】
命の無駄遣い
命の無駄遣い、それは
ギャングも戦争も一緒か?
サイコパスが次々と非情に人を殺していく様は
悪魔の所業としか…
なにせ気持ち悪くて怖かった
BOSSのおじさんがいたからまだ画面、時々救われたけど
気の休まらない娯楽映画どしたわ、、、
平和な日本で生まれ育つと
麻薬にも銃にも退役軍人にもギャングにも馴染みがないので
やはり洋画の世界観、憧れないけどねぇ
終わってから気が付いたんだけど
あれほど恐ろしい不気味なサイコパスは
それでも恋するバルセロナのあの色男と同一人物
なのね…………ショックだわ、、、
犯罪と人間の本質についての一考察
観たの忘れて何度か目の鑑賞
背骨の苦痛を我慢しながら、犯罪心理学の本をたまたま読んでいた。
デフォルメされた犯人像だけど、殺人犯の特徴を見事に再現している。
最初は気付かないが、犯人が被害者を支配しようとする、例外なく、そんなところが手に取るようにわかる。
そして、破天荒のようで、計画的で緻密な行動。
実はわからないようで、わかる犯人像、近場で考えたら豪雨の中でサンダルで徘徊する奴ですよ。
被害者も、どちらかと言えば、訳あり、巻き添え食う人も無防備です、他山の石としなくては。
何度か目だと、セリフの妙味や間合いの素晴らしさが群を抜く。
展開も全て知るのに最後まで目が離せない。
多分犯人は、じわじわと天罰を受けながら死んでいくのだ‼️
でないと、もし、神様がいるなら、神様を赦してやらないから。
強烈な悪役
見た目も動きも武器も喋りも圧倒的な存在感であった
ただ、ストーリーは細部の演出を汲み取りきれず、自分には合わないのだと感じ作品としては高評価を付けづらい。
他レビューを見つつ本作の見方や良さも理解はしたが再度見たいとは思えない。
ザマスターとノーカントリー
自分の中でなんとなくザマスターとかぶっていたので
今回この2作を見れてよかった。
ただ、個人的にはノーカントリーの圧勝。
というかあのキャラの圧勝というか…
ハビエルパルデムに本当はまり役だ…
最後まで一気に引き込まれるカット!
麻薬取引の争い後の現場に遭遇して、大金をかっさらった男性が、冷酷無比な殺し屋に追われる話し。
主人公演じる俳優の演技が秀逸。サイコパスの主人公を演じきっている。次の展開がハラハラするスリラー性あって、最後まで一気に観た。
【”生死を懸けたコイントス” 無表情の”人間とは別の種族の”マッシュルーム頭に戦慄した作品。】
ー 今作の原作「血と暴力の国」を書いた”コーマック・マッカーシー”の作品について、作品の日本語訳を手掛けた黒原敏行氏は述べている。
”「悪」は人間の本性に根差しているというのが、マッカーシー作品の基本的な世界観だ”ー
だが、私は”異常な緊張感が延々と続く”今作を観て、”そうだろうか?”と思う。
あの無表情のマッシュルーム頭、アントン・シガー(ハビエル・バルデム)は人間とは明らかに別の種族の生き物に見えるからだ。
<Caution!>
以下、ストーリーに”断片的”に触れています。未観賞の方は、一度ここ迄でお願いします。
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・ストーリーはシンプルだ。
”アントン・シガーの”ある行い”が冒頭に映し出された後”
・アメリカテキサス州の荒野で、ルウェリン・モス(ジョシュ・ブローリン)が偶然、麻薬取引が決裂したと思われる場に遭遇し、200万ドルの入ったアタッシュケースを持ち帰るところから物語は始まる。
・モスは一度、モーテルに戻るが、瀕死のメキシコ人の”アグア・・”という言葉が気になり、夜”アグア”を持って現場に戻る。
ー 彼の”人間としての”善性が残っている事が分かる。 -
・が、そこで追手に遭遇してしまい、”生死を懸けた鬼ごっこ”が始まる・・。
■印象的なシーンは数々あれど、
・荒野の店で、アントン・シガーと店主との噛み合わない会話と”異常な緊張感”の中での”コイン・トス”シーン。
・アントン・シガーの、普段は緩慢な動きだが、酸素ボンベを使った変な高圧空気銃を使用しての殺しの場面になると俊敏になる数々のシーン。
酸素ボンベをダラリとぶら下げながら”ターゲット”に近づく、アントン・シガーの無表情さの気味の悪さ・・。
・危険を感じたモスが、妻カーラ(ケリー・マクドナルド:個人的に、凄く心配になる・・。)をトレーラー・ハウスから一時避難させるシーン。そして、”リーガル・モーテル”でのクランク型の排気口にアタッシュ・ケースを隠すシーン。
・モスがアタッシュ・ケースの札束の中に潜ませてあったあるモノを見つけ・・。
ー 追ってくるアントン・シガーの影・・。ホラーか・・。
何度観ても”手に汗、びっしょりシーン”である。-
・新たな賞金回収屋、カーソン・ウェルズ(ウディ・ハレルソン)は負傷したモスの入院先を、粋なスーツを着こなし、見舞いの花束を持って訪れる。そして、アタッシュケースの在りかを自らの目で、確認して去る・・。
ー 彼も、イカレテはいるが、”人間としての”常識がある事が分かる。-
■この作品では、アメリカ、メキシコ間の”ボーダーライン”が”重要な場所”として、何度か登場する。
ー この作品の数年後、ドゥニ・ヴィルヌーブ監督の「ボーダーライン」が公開されるが、個人的に勝手に、今作の影響を大きく受けて「ボーダーライン」シリーズが制作されたと思っている・・。ー
ー メキシコ側から国境を越えようと、病院衣を纏ったモスが通過しようとするときの、国境警備員との”ベトナム戦争時所属部隊の遣り取り”も秀逸である。”この方を車でお送りしろ”・・。ー
・そして、アントン・シガーはモスが、妻カーラとカーラの母と待ち合わせをしていたモーテルでモスを殺しアタッシュケースとともに消える・・。
■今作では、重要な役割を冒頭からラストまで担っている、ベテラン保安官エド・トム・ベル(トミー・リー・ジョーンズ)の苦悩する姿も、効果的に随所で描かれる。
アントン・シガーとモスとの”生死を懸けた鬼ごっこ”を追跡する彼は、この作品の
”人間としての善性を持った”語り部であり、彼がアントン・シガーについて語る言葉も印象的である。
”幽霊みたいな奴だ・・”
<モスの妻、カーラの家に現れたアントン・シガーがカーラに要求した事。それに対して、カーラが答えた言葉・・。彼の”コインと同じ道を俺は辿って来た・・”という言葉。
アントン・シガーが始めて見せた”人間性”故か、重傷を負った彼にシャツを渡す無垢な少年の姿も印象的な”ダークテイスト極まりないが”不思議な余韻を残す心に残る作品である。>
<様々な媒体で複数回鑑賞>
すごい引き込まれるような映画だった。 この映画は詳細まで描かれてい...
すごい引き込まれるような映画だった。
この映画は詳細まで描かれていないため、鑑賞者が間を埋めるようにできている。そのため、流し見では理解できないし、2回3回みると味がでる映画である。
私はもうちょっと詳しい描写があっても良かったなと思ったが、面白い映画というのは得てして見終わった後に疑問・考察が起きやすいものかなと思う。
これがアカデミー賞であることに驚愕、ただ、金のために殺人鬼が徘徊してるだけ
ストーリーも結末も尻切れトンボで落ちも何もない。
ただ、金のために、殺人を繰り返してる無表情の男を追いかけてるだけの映画がアカデミー賞、それも作品賞に驚いた。
たぶん、アメリカがそれだけ病んでいる、それでか。
まあ、退屈はしなかった。
何かモヤモヤするけど、これがコーエン?
雰囲気は非常に好みです。アメリカ南部の町や光描写が抜群だと思う。キャストはハビエル・バルデムが不気味過ぎるし、ブローリンのイメージが違いすぎて驚いた。
ただ、後半にかけてのクライマックスが置き去りにされたようなモヤモヤした感じもコーエンなのか?世の中の不条理や運に左右される人生とか…たぶん色々な意味が隠されてるんだろうな。もう少し表に出しても良かったかなと個人的には思うな。
言えるのは、またしても邦題に問題ありかもと…原題は『No Country for Old Men』なんですよね。そうなれば、中盤からエンディング近くに掛けての保安官の描写が繋がるのに。
血と暴力の報い
原作はコーマック・マッカーシーの「血と暴力の国」。マッカーシーは、目を覆いたくなるほどの残虐性を強調することで、人間の本質は悪であると定義しながら、そうした世界の中でも失われない僅かな良心であったり、親子や家族への愛を描く。なんて言う類の解説を、よく目にします。世界の罪を告発しながら、それでも生きて行く意味を伝えようとしているのだと。
最初に読んだマッカーシーが「ブラッディ・メリディアン」。インディアンと、賞金や領土目当ての白人の間で繰り広げられる果てしない殺戮合戦。人の命の軽い事。なんの罪もない女子供が、双方の手によって集落ごと狩られて行きます。登場人物の悪行を見続けるのはあまりにも辛く、絶望感しか無く、感情を排した描写の連続に耐えるには、読者も感情を捨てるしか無くなります。
それが誰であれ、躊躇なく殺すシガーは、人類の罪を象徴している存在。妻との新生活を夢見るベトナム帰還兵モスは、アメリカ合衆国そのもの。ベルはストリーテラーとなる傍観者。
甘い夢が許されるものか。報いは受けるよ。人類の本質は悪だから。必ず、悪行は我が身に帰って来る。って言ってる様に思えてなりませんでした。
生きて行く意味なんて、感じられませんでしたし、希望を見出す事も出来ませんでした。多分、今、俺の心はささくれまくってるみたいです。
10年かかって
ようやくこの映画の面白さが理解できました。
初めてみた当時はごついオカッパがヒゲを追いかけ回す。
まあその通りなんですが、BGMもない、いつのまにか死んでる、トミーリージョーンズの存在意味がない。
地味に展開するし初見では⭐︎2.5くらいでしたね。
ふとまたみたくなり鑑賞したらこの映画、なんて面白いんだ!!と。
かつて、マイナス面でとらえてた部分は全てプラスに作用していたようで、オカッパ殺し屋、これはギミックからキャラから徹底している。コインの裏表なんてぶっささる設定。
酸素ボンベとか、血がつくのを嫌うとか個性一つ一つがたまらないです。
ジョシュ・ブローリンとの追いかけっこ、あっさりと終焉を迎える。
トミーリージョーンズの無力さと、無念。
地味にウディハレルソンでてたけど、シガーの引き立て役になってしまったり。
シガーは残酷だが人間味があるのが良かった。
無敵のシガーがあっさり事故ってしまうところ、あれは誰かに狙われたのかと邪推したよ、、
死神
怖ぇーよ、マジで。色々御託並べて引っ張って、その緊張感はただものではない。こいつの前では皆が欲まみれの俗物に堕とされ処刑される。悪役?なのかすらわからない史上に残るキャラクター、シガーをハビエル・バルデムが怪演する。
ベトナム戦争後のアメリカで、戦場での行動様式が国内に持ち込まれたような話で、ジョシュ・ブローリンとハビエル・バルデムのチェーシングはスリル満点。市街地での銃撃戦、死角を作ってわざと車を斜めにとめるくだりなどディテールが楽しい。
しかし、その追尾劇の結末がつく間際で視点が老保安官に飛んで、あっさりとなる。数字にこだわるハレルソンは雰囲気十分であったが、こちらもあっさり。原題の、評論ばかりしていて、現場に足を運ぼうとしない老保安官の話に転ずる。実に奇妙な流れである。しかし、後に引く。死神も最後は不条理に巻き込まれる。世界の一部となることの意味を考えさせられてしまう。
今頃地上波で見てしまった
金を持ち帰った帰還兵と人間味を感じない殺し屋の追跡劇…そしてそれを捜査する保安官を淡々と見せる。
殺し屋のインパクトが強烈でそればかりが印象に残るが、国境沿いの環境とか如何にもで納得がいく。
公開当時はあまり日本では理解されなかったとは思う。
登場人物の心の推移もこちらの想像任せになるが、殺し屋はラストまで殺し屋のまま。
娘の所でも靴の裏を気にしていたから、娘も殺したのだろう。
帰還兵は金と家族を得ようと画策するがままならず、保安官は老境の自分を諦める。
特殊な連中だから参考にはならないが、あまりにも奇異な殺し屋に目を奪われ、日本では無さそうなものの考え方に、環境の違いは恐いと思う。
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