「この映画の意味するものとは?」ノーカントリー カサキショーさんの映画レビュー(感想・評価)
この映画の意味するものとは?
ご存知、コーエン兄弟が描く、
去年のアカデミー賞作品賞、この作品の評価に悩んでいました。
そして今でも悩んでします。
見た後の私のメモ帳にはこう記してあります。
確かに独特な世界感を繰り広げ、
122分クギ付けにした力量は圧巻であった。
ほんの偶然から、逃げる男と追う男となった二人。
そしてそれを見守る老保安官。
圧倒的な迫力を持った殺人者である追う男が、
音楽のない静寂な世界で振る舞う姿は非情さを更に際立たせる。
だが、この作品の真の狙いがどこにあるか、
ストレートに私には伝わってこない、戸惑ってしまう。
あの殺し屋の圧倒的な迫力はそれだけで絶賛ものだし、
122分が短く感じることは確かでしたが、
あの老保安官の役割は何だったのか、と。
原作を読まないと、この映画の真意はわからないのだろうか?
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