「雨に濡れる涙のように」ブレードランナー ファイナル・カット シネマディクトさんの映画レビュー(感想・評価)
雨に濡れる涙のように
2年前の続編の出来の悪さには腰が抜けたけど、オリジナル版のファイナルカットがIMAX上映とのことで、抜けた腰をはめ直して行ってきました。
セットやミニチュア、マットペインティングがきれいに修正され、美しく奥行きのあるシーンを大画面で観ることができて至福のひとときでした。今にしてみると、50年代のクラシックなハードボイルド映画のようで、暗黒の未来社会と妙にマッチしているのがこの作品の魅力です。レプリカントの最後のセリフも一編の詩のように美しく儚げで、胸にグッときます。まさに、『タフであり、優しい』上質のハードボイルドでした。
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