NOEL ノエル

劇場公開日:

解説

クリスマス・イヴという特別な日に、それぞれの事情で孤独を抱えた人々にささやかな奇跡が訪れるさまを描いた心暖まるアンサンブル劇。何かとうまくいかない人生のなかで他人への思いやりを忘れないローズには、アカデミー賞女優スーザン・サランドン。婚約者からの嫉妬に悩むニーナには、今やハリウッドを代表する若手女優に成長したペネロペ・クルス。

2004年製作/96分/アメリカ
原題または英題:Noel
配給:ギャガ
劇場公開日:2005年12月10日

ストーリー

ニューヨークの出版社で働くキャリアウーマン、ローズ(スーザン・サランドン)。彼女は離婚してから一人で暮らす家と会社、そして母が入院する病院を結ぶ三角形からほとんど出たことのない日々を送っていた。母はもはやローズが誰かもわからず、何も口にしようとしない。そんな母に明るく話しかけながら、隣の意識のない患者の病室にも天使を飾ろうとしたローズは、初めて見かける見舞い客と挨拶を交す。勤務先の出版社では、秘書がメッセージを持って待っていた。今夜誘ってくれたのは「妻と子供と待っている」という元夫だけ。さすがに淋しくなったローズは、同じビルで働く年下のマルコ(ダニエル・サニャータ)のデートの申し込みを勢いで受けてしまう。しかし二人の関係は、始まる前に終わってしまった。最初のデートで何歩も進むことなど、慎重に生きてきたローズには無理だった。再びひとりぼっちになったローズは、あてもなく夜の街へ出かける。桟橋に佇むローズに、隣室の見舞い客が声をかける。身の上話を語る彼に、ローズは少しずつ心を開いていく…。誰もが見惚れてしまうほど美しいニーナ(ペネロペ・クルス)は、幸せの絶頂にいた。間近に結婚式を控えていたのだ。婚約者のマイク(ポール・ウォーカー)は警官で、ニーナを深く愛していた。しかし、少々愛しすぎてもいた。時折常識の範囲を超えるマイクの嫉妬心は、自分の仕事や友人を大切にしたいニーナにとって、理不尽な束縛だった。そしてよりによってイヴの日に、ニーナの我慢が限界を超える。勘違いしたマイクがニーナの男友達に暴力を振るったのだ。部屋を飛び出して実家へ帰るニーナ。そこで偶然出逢ったローズに「真実の愛を見つけたら、闘いもせずに投げ出したりしないで」と励まされ、ニーナの心は揺れる…。カフェで働くアーティ(アラン・アーキン)は、たまたま店に入ってきたマイクに旧知の仲のように振る舞う。人違いだろうと思いつつ、なんとなく気になるマイク。店が終わると、アーティは思い切ってマイクの部屋を訪ねる。アーモンド・クッキーが大好きで、夜はコーヒーにブランデーを入れるマイクを見て確信したアーティは、衝撃の“真実”を告げる。「君は、私の妻の生まれ変わりだ」と。アーティの話に真面目に耳を傾けていたマイクは激昂する。アーティともめているときにニーナが戻ってくるが、変わらないマイクに失望して再び去ってしまう。八つ当たりするマイクに突き飛ばされたアーティは、心臓の発作を起こしてその場に倒れてしまう。

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映画レビュー

3.0女医パターン

2023年12月31日
PCから投稿
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プライア

4.0クリスマス映画は時期をはずすと面白さが半減するものですが、この映画はクリスマスを一人で過ごすことが多い人ならばいつ観ても感動できる作品・・・

2021年3月22日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 「クリスマス嫌いな人、発言してくださぁ~い♪」というノリのパーティのシーンでは、ついつい手を挙げてしまいそうになりました。そうです。クリスマスが嫌いな人ほど共感できる場面が多い映画なのです。一人で観るほうが楽しめる。そんなクリスマス映画がいままであったでしょうか。今年のクリスマスには、この映画のDVDを予定のない人にプレゼントすることが流行るのかもしれません。

 アルツハイマー、介護、児童虐待等々の社会派要素もとりいれて、明らかな奇蹟を感じさせないほどのファンタジー。傷ついて、希望を失い、愛を求めている人で溢れかえっているニューヨークには幸せな人などいないかのような雰囲気で始まるのです。全く奇蹟を信じていない人たちではないので、天使の飾りをわずかな希望をもって装飾する。するといきなり奇蹟が起きました!俳優のクレジットのないロビン・ウィリアムズが登場したのです。びっくりしました。何しろ彼は奇蹟を起こす映画にばかり出演してるのですから・・・

 最近では邦画の『大停電の夜に』などというクリスマスイブ群像劇がありましたけど、さすがにアメリカは群像劇の作りが上手い。このカップルとこの人があの辺りで出会うんだろうな~などといった予想は全く立てられないほど自然の流れ。接点はほんの少しでいいんだということもわかりました。

 それにしてもスーザン・サランドンの演技は凄い。トイレに入ったときの表情の変化を見るだけで心が手に取るようにわかるのです。ペネロペ・クルスも久々のいい演技。ポール・ウォーカーだけは一人はじけてました(笑)。それにしてもブルース・ウィリスやジョン・リスゴーに似ている俳優の名前も気になるところです。最後に登場した女医さんの名前も知りたい・・・(見たことあるのに思い出せません)。

【2006年3月映画館にて】

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kossy

2.0生と死、生きることについて語りかけているのかな…

2018年9月10日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

生と死、生きることについて語りかけているのかな…

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yupppiii

4.0すべてがその為に

2015年2月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

楽しい

幸せ

どこにいたの?
今何してるの?
話せる時が来たら聞かせてね
君の人生と僕の人生はもう混じってるんだから

どこか痛いの?
泣いてるの?
たまに外の空気を吸いにおいで
面白い話しをたくさん用意しとくからさ

いつでも時間は空けとくよ
そん時ゃ俺の話も聞いとくれよ

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カルヴェロ