おまけつき新婚生活
劇場公開日:2005年7月9日
解説
老婦人が間借りしている二世帯住宅(デュプレックス)を買ったことから、彼女の振る舞いに翻弄される新婚夫婦を描くコメディ。出演は「ズーランダー」のベン・スティラーと「チャーリーズ・エンジェル」のドリュー・バリモア。監督は俳優としても活躍する「ローズ家の戦争」のダニー・デヴィート。
2003年製作/89分/アメリカ
原題または英題:Duplex
配給:ギャガ
劇場公開日:2005年7月9日
ストーリー
アレックス・ローズ(ベン・スティラー)とナンシー・ケンドリックス(ドリュー・バリモア)は、ニューヨークに住む新婚カップル。ナンシーは出版者の編集者であり、アレックスは処女作が好評で、現在2作目を執筆中の新進気鋭の作家だ。幸せいっぱいの2人に欠けているものが2つ。それは、マイホームと可愛い赤ちゃんだった。そこで、新しい家でせっせと子作りに励むことを望んだ2人は、予算以内で、なるべく条件を満たす家を探すことにした。そんな折り、ブルックリンに理想の物件があると言ってきたのが不動産屋のケネス。その年代物のメゾネットはまさに完璧だった。重厚にして美しい内装が施され、ていねいにメンテナンスもされている。しかも、167平米の広さで、暖炉が三つもある。ただ、気になるのは、二世帯住宅であり、2階には年老いたコネリー夫人が住みついていることだけ。彼女は、大昔に、政府による家賃統制対象となった2階に住む間借り人で、追いだすことは出来ないのだという。しかし、夫人の様子を見に行った2人は、見るからに病弱な姿を見て“この世を去るのも近い?”と推測。思いきって、家を買う決心をした。引っ越しを無事に終了した2人は、早速、コネリー夫人にご挨拶。しかし、部屋に招き入れてくれた夫人は、手土産のワインを見るや「飲酒は罪悪」と皮肉をちくり。しかも、賞味期限切れのオニオン・フライを薦めたり、亡き夫の名を付けたオウムを放し飼いにしていたりで、嫌な予感。とはいえ、悪気はなさそうなので、どうにもできない2人だった。そして、記念すべき新居での初めての夜。ベッドで甘~いムードに酔いしれていたアレックスとナンシーを現実に引き戻したのは、2階から聞こえてくるテレビの大音響。我慢できずに苦情を言っても、コネリー夫人には通じない。結局、朝まで大音響は鳴りやまず。しかし、そんな災難は序の口だった。ナンシーを会社に送りだしたアレックスが、締め切りを3週間後に控え、いよいよ第2作目の作品を執筆しようとコンピュータに向かうと、夫人のお出まし。やれ水道管がガンガン音をたてるとか、ゴミを捨てて欲しいとか、買い物に付き合ってくれとか…。かくしてアレックスは夫人の雑用係と化して毎日駆けずり回ることになり、仕事はいっこうに手が付かない。ばかりか、夫人はナンシーの職場にまで電話をかけて、雑用処理を要求する始末。おまけに、キャンディ入りのチョコレートをノドに詰まらせて失神した夫人をアレックスがマウス・トゥ・マウスで助けたにも関わらず、“虐待”を言い募って警察に駆け込んでしまった。あろうことか、担当の警官クープはすっかり夫人に同情し「今後も、虐待をしたら承知しない。見張ってるぞ!」と警告を発してきた。それに勢いづいたか、夫人の“お願い”はエスカレートするばかり。幸せいっぱいの新婚生活ばかりかキャリアまで台なしにされそうなナンシーとアレックは、怒り爆発。ついに2人が決意したのは…!