ラヴェンダーの咲く庭で

劇場公開日

15%
45%
35%
5%
0%
採点

採点する

採点するにはログインが必要です。

新規会員登録

Check-inCheck-in機能とは?

Check-in機能を使うにはログインが必要です。

新規会員登録

0/120文字

(連携設定はこちら

解説

穏やかに暮らしていた2人の老姉妹が、突然現われた異国の若者に生活をかき乱されながらも、次第に心がときめいてゆく美しい人間ドラマ。主演は、2人のデイム(大英帝国勲位受勲者)、ジュディ・デンチとマギー・スミス。謎めいた青年を「グッバイ、レーニン!」のダニエル・ブリューが演じる。ベテラン俳優のチャールズ・ダンスが本作で監督業に進出した。

2004年製作/105分/イギリス
原題:Ladies in Lavender
配給:日本ヘラルド映画

ストーリー

1936年。イギリス、コーンウォール。ヨーロッパでは歴史的な大きな出来事が起ころうとしていたが、美しい景観や柔らかな日差しに恵まれた海辺の小さなこの町は、外界と遮断されているかのように静かな時を刻んでいた。アーシュラ(ジュディ・デンチ)とジャネット(マギー・スミス)、初老にさしかかろうとする2人の姉妹も、両親が残してくれた屋敷と財産に恵まれて、町の人々と同じようにつつましく、日々を過ごしていた。ある嵐の翌日、アーシュラは屋敷の眼下の浜辺に、若い男性(ダニエル・ブリュール)が倒れているのを発見する。彼女は急いでジャネットと一緒に屋敷へ連れ帰り、ミード医師(デヴィッド・ワーナー)を呼び懸命に看病する。衰弱し足に骨折を負っていた彼はしばらくして意識を取り戻すが、こちらの言うことが理解できないらしい。ジャネットが古いドイツ語の辞書を取り出してどうにか聞き取ったところ、どうやら彼はポーランド人で、渡米途中に船が難破しこの海辺へ流れ着いたらしい。数週間が経ち、手振り身振りに加え片言ながら会話ができるようになると、アンドレアが才能溢れるヴァイオリニストであることが分かり、かつて静寂に包まれていた家の中は楽しい空気と美しいヴァイオリンの音色で満たされていく。そして、家の中に才能豊かな若い男性が存在するという事実が、ふたりの姉妹の生活に、とりわけアーシュラには予期せぬ影響を与えていく。叶うわけもないと、もう何年間も心の奥底にしまいこみ、表に出すことのなかった感情が、にわかに沸き起こってくるのを誰も止めることはできない。短い夏の間に、アンドレアは音楽の才能とその人柄で町の暮らしにも馴染んでいったが、一方で少しずつ不協和音が鳴り始めていた。それは、オルガという若い女流画家(ナターシャ・マケルホーン)の存在だった。世界的に著名なヴァイオリニストを兄に持つ彼女は、ぜひ兄へ彼の才能を知らせたいとアーシュラとジャネットに手紙をしたためる。が、若く美しいオルガへの嫉妬とアンドレアを失うかもしれないという恐れから、2人はとっさにこの手紙を隠してしまうのだった。しかし、ドイツ語という共通言語を持つオルガとアンドレアは自然と話をするようになり、手紙の一件は、アンドレアの知るところとなってしまう。姉妹に対して不信感をぶつけるアンドレア。折悪く、美しいオルガに袖にされたミード医師が彼女を独占しているアンドレアを煙たがり、外国語を話すオルガとアンドレアに対して、スパイ嫌疑を抱き始める。そんな時、別れは突然訪れた。オルガの兄、ボリス・ダニロフがロンドンに滞在すると電報が届いたのだ。この偉大なヴァイオリニストの滞在は1日だけとあり、オルガは今すぐ発たなければ間に合わないとアンドレアを説得する。彼はアーシュラたちに伝言すら残せずに旅立つことに後ろ髪を引かれながらも、夢への切符を手に列車へ乗るのだった。何も知らない姉妹は警察に捜索願いを出すが、村人からオルガとアンドレアがロンドン行きの列車に乗ったと聞かされ、埋めようのない喪失感が2人を襲う。冬が訪れる頃、ロンドンから小包が届いた。アンドレアからの手紙と、オルガが描いたアンドレアの肖像画だった。手紙の中でアンドレアは、何も言わずに旅立ったことの謝罪と、まもなくロンドンでコンサートを開く予定であることを知らせてきた。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

U-NEXTで関連作を観る

映画見放題作品数 NO.1(※)! まずは31日無料トライアル

GEM Partners調べ/2021年6月|Powered by U-NEXT

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

映画レビュー

5.0ピアノマン騒動もようやく収束し、実は彼はピアノが弾けないことがわかった。もちろん、ダニエル・ブリュールも本当は弾けない・・・

kossyさん
2021年8月1日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 こんなにタイミングよく映画が公開されてるとは露知らず、ピアノマンに関しても、第二の若人あきら(我修院達也)くらいにしか考えていなかったものだ。そんなこんなで、また記憶喪失の映画なんだろうなぁ~と単純に予想していたら、大間違いだった。2人の大物女優、マギー・スミスはアカデミー賞候補6回(内2度受賞)、ジュディ・デンチはアカデミー賞候補4回(内1回受賞)という輝かしい受賞歴と実力の持ち主。この2人に手厚く看護されるポーランド人青年アンドレア(ブリュール)は、次第に英語を覚え、ヴァイオリンの才能も認められていくストーリー。

 歳をとっても淡い恋心を抱くアーシュラ(デンチ)の演技には、とにかく心を揺さぶられる。そんな恋心などには全く感知できないほど純粋無垢な青年と、彼の前にドイツ語で話しかけてくるオルガ(ナターシャ・マケルホーン)が登場。彼女もまた謎めいた魅力を秘めていて素晴らしかった。こうして主軸の3人に1人の女性が中心になるのですが、オルガに恋してしまう医者やヴァイオリン(フィドル)を青年にあげてしまうアダムの存在にも感情移入させられるほど、細かな人物設定が秀逸です。町のバーや祭のときに必ず活躍するフィドル弾きアダム。ひょっとすると、自他ともに認める天才フィドル弾きだったかもしれません。「俺より上手い奴がいるのか・・・」と感じたに違いありません・・・

 あらすじを読むと大体の時代背景がわかるのですが、全く予習せずに観ると、最初は全くわからず、徐々に時代が大戦前夜だということがわかってきます(小出しに出てくる用語は、ロカルノ条約、徴兵、宣戦、スパイ等々)。さらに青年はポーランド人。ナチに迫害されたピアニストの映画『戦場のピアニスト』を思い出してしまうほどです。また、姉妹の過去や現在の家族構成についても、徐々にわかってくる仕掛が施され、物語に集中させられました。

 最も印象に残ったシーンは、姉妹で青年の髪を刈った後、アーシュラがそっと切った髪を拾う場面です。ここで終盤の展開を予想させられ、熱いものがこみあげてきました。

【2005年8月映画館にて】

コメントする (コメント数 3 件)
共感した! (共感した人 3 件)
kossy

3.0おばあちゃんのアンチエイジング

Gustavさん
2020年5月7日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

老姉妹と漂流して身元不明の青年との淡い恋心を描いたメルヘンチックなイギリス映画。上品で趣味の良いお話に、ジュディ・デンチとマギー・スミス、ふたりの名優の抑えた演技が溶け合い夢物語が綴られる。デンチの少女の様な嫉妬と距離を保ちながら見守るスミスの対比が面白いし、微笑ましい。おばあちゃんの生きることに前向きな姿勢をしみじみと味わう。役柄上仕方ないのだが、ダニエル・ブリュールの印象薄いのが惜しい。

コメントする (コメント数 0 件)
共感した! (共感した人 1 件)
Gustav

4.0海に上がった天使

ミカさん
2015年4月15日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

幸せ

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (コメント数 0 件)
共感した! (共感した人 1 件)
ミカ
すべての映画レビューを見る(全3件)
関連DVD・ブルーレイ情報をもっと見る