ベルリン・フィルと子どもたち

劇場公開日:

解説

世界最高のオーケストラ、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団と、250名の子どもたちによる壮大な共演プロジェクトを記録したドキュメンタリー。ベルリン・フィルの主席指揮者、そして芸術監督のサー・サイモン・ラトルが新たな活動として立ち上げた「教育プロジェクト」のもと、出身国や文化の異なる子供たちが6週間に及ぶ猛練習を経て、ベルリン・アリーナの大舞台に挑む姿を映し出す。

2004年製作/105分/ドイツ
原題:Rhythm is It!/Piffl
配給:セテラ
劇場公開日:2004年12月4日

ストーリー

2003年1月28日、ベルリン郊外のトレプタウの工業地域の川沿いのバス倉庫跡に、ベルリン・アリーナは建設された。アリーナには25ヶ国にわたる250名の生徒たちが集められ、ストラヴィンスキーの『春の祭典』を踊ることになった。彼らはほぼ6週間にわたって、イギリス人の振付家ロイストン・マルドゥームと首席指揮者に選ばれたサー・サイモン・ラトル率いるベルリン・フィルのもと、入念なリハーサルを行い、本番に臨むこととなる。これは、ベルリン・フィルが2003年のシーズンに選んだ最も野心的なプロジェクト、舞台『春の祭典』の魅力的な経過を描いている。マルドゥームと彼の助手スザンナ・ブロウトン、そしてフォルカー・アイゼナハの熱心で愛情あふれる指導と、ベルリン・フィルのリハーサル風景。3人の主役級の若者たちの視線を通じて、観客はリハーサルの出来不出来、疑心と情熱、不安と自信の間をさまようプロジェクトの道程を知ることになる。そして、彼らの驚くべき変化を垣間見る、わくわくするような瞬間を与えてくれる。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.0 RHYTHM IS IT! と叫ぶところは好きだなぁ。

2018年11月28日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 ストラビンスキーの「春の祭典」。第一次大戦後の音楽ではあるが、現代の音楽にも通用するリズム感のある曲だ。観る前までは、単に子どもたちに音楽とダンスを教えるだけのプロジェクトなのかと思っていたけど、世界各国、貧富の差、人種の差を超えて音楽で一つになる心を教えるための壮大な企画だったのです。ロイストンも言ってたけど、振りつけよりもむしろ教育というものに力を入れていました。

 ドキュメンタリー映画の構成は難しいのでしょうか、彼らの中でインタビューを受けている子ども(子どもじゃないけど・・・)はにきび面の女の子、ドイツ語がわからないナイジェリア人、触られるのが嫌いな男、と抽出理由がわからない人物ばかり。時系列そのままに進む練習シーンのおかげでラストの本番が短いのも欲求不満となりました。

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kossy

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