悪霊喰のレビュー・感想・評価
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サンピエトロ寺院の建築現場の映像もある映画
ローマの歴史的建造物が多く登場する。
序盤のニューヨークもロケ地がローマだったりする(円盤の特典映像による)。
時代は特定されていないが、旅客機の映像からすると現代のようだ。
カメラワークも落ち着いていて、ヒース・レジャーの迫真の演技も見どころ。
ヒース・レジャー演じるアレックスとマーラ (シャニン・ソサモン)の性交シーンもある。
キリスト教の形骸化した組織(教会)が「シン・イーター(罪を食べる人)」を糾弾する。
右から左に書かれたアラム語に言及したり、サンピエトロ寺院の建築現場の映像もあり、とても興味深い。
タブーに迫る問題作で、今作にまつわる様々な噂やデマが出回っている。
デマか真実かは、実際はデマを言い出した本人以外はわからないことが多く、徹底的に調べていないのなら、デマだと思いたい人がデマだと言い、真実だと思いたい人が真実だと言う。
全ての伏線が完璧に回収されているかどうかは難解過ぎてわかりかねる。
何回も観て研究する価値を感じる。
これはホラー映画だ。誰が何と言おうともホラー映画だ。と信じて鑑賞...
これはホラー映画だ。誰が何と言おうともホラー映画だ。と信じて鑑賞したのである。ドキドキ感で心臓に負担がかからないようにとドッシリと構えていたのだ。いつ出てくるんだ?怖いシーン!ワクワク、ドキドキ。
あれ?終ってしまった。怖いシーンあったの?途中、ちょっとだけ寝ちゃったからなぁ・・・どうなのよ。ちょっとファンタジーであったり、宗教内での異端者の確執といったスリリングな場面はあったけど、大多数のホラーファンは愕然としたことだろう。カメラアングルや小技のCGは綺麗だったですよ。こんなことなら、予習していけば良かったな・・・
カトリック系映画
ヒース・レジャーの泣きの演技って、
言葉にならない言葉が周囲に散らばって落ちる感じなんだなあ、とつくづく思いました。
邦題はホラー映画につけられるものみたいで、いまいち求心力がない。
ヒース・レジャーが出演しているという事を知らなければ、タイトルで弾きます。
素直に原題通り『罪食い』って題した方が、キリスト教系映画ってことが分かってよかったのでは?
内容もホラーではないですし、『身の毛のよだつ』・・・って何のことを言っているのかしら。
カトリック教会の中でも異端にあたる会に所属する、司教アレックス。
どのくらい異端かというと、悪魔祓いが会の中では普通に行われ、
訪ねてきた警官にもごく当たり前の様に告げてしまうくらい異端です。
もちろん日曜日のミサもすべてラテン語で行います。
まあ、当然といえば当然ですが、信者は少なく、さらに神父自体も少ない。
最後の二人の神父のうちの一人がアレックスです。
以上はとてもそそる設定なのですが、
なんにせよ実際に神秘を行っている場面が少ない。
もっと儀式を!もっと不気味さを!
聖遺物を使った呪詛を!
死んだ犬は甦り、目からワインが湧き、会独自の研究は複雑怪奇で
錬金術が行われ・・・る訳でもない。
必要最低限の演出はしているし、けして退屈なものではなかったけれど
もっとあっても良かったな
sin eater が何人いても足りん
悪霊は喰べません。人の罪を喰べます。というか吸い込んでる。人にはみんな多かれ少なかれ大なり小なり、罪はありますから、1人じゃ無理です。しかも、この人は罪を吸い込んで天国、この人は罪を背負って地獄って。。。
基準はなんじゃい?wikiによると大赤字映画です。
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