イン・マイ・スキン 人には言えない、私が本当にしたいこと
劇場公開日:2003年12月20日
解説
自傷行為により自らの精神を解放させていく女性の姿を描いた衝撃作。監督・脚本・主演は「ホームドラマ」などの女優、「8人の女たち」などの共同脚本家であるマリナ・ドゥ・ヴァン。これが長編監督デビューとなる。音楽はスウェーデンのピアニストであるエスビョルン・スヴェンソンと、フランスの2人組ユニットであるBASSMATI。共演は「ハリー、見知らぬ友人」のローラン・リュカ、「女はみんな生きている」のレア・ドリュッケール、監督の実弟であるエイドリアン・ドゥ・ヴァンほか。
2002年製作/92分/フランス
原題または英題:Dans Ma Peau
配給:アップリンク
劇場公開日:2003年12月20日
ストーリー
30歳になるOLのエステル(マリナ・ドゥ・ヴァン)の人生は順調だった。恋人ヴァンサン(ローラン・リュカ)との新生活を控え、仕事では副部長に昇進。そんなある日、エステルはパーティーに出席して、転んで足をケガしてしまう。しかし彼女はその傷に痛みを感じることはなく、まるで自分の皮膚ではないような不思議な感覚を覚える。それから彼女は自らの体を傷つけ、肉体との対話を始めるようになった。その抑え切れない自傷行為は、ヴァンサンや、妬み深い友人のサンドリーヌ(レア・ドリュッケール)らに隠すことのできない域にまでエスカレート。クライアントとのビジネス・ディナーでは、自分の腕を傷つける幻想に襲われ、上司から叱咤されるほどの失態をおかし、ヴァンサンとの会話も上の空。もはや他人の目をごまかすことができなくなったエステルは、ホテルの一室を借り切って、恍惚としながら自分の肉を切り刻むのだった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- マリナ・ド・バン
- 脚本
- マリナ・ド・バン
- 製作
- ローラン・リュカ
- 撮影
- ピエール・バルジェ
- 美術
- バティスト・グレイマン
- 音楽
- エスビョルン・スヴェンソン
- バスマティ
- 編集
- マイク・フロマンタン
- 衣装デザイン
- マリエル・ロバウト
- 字幕
- 高部義之