セクレタリーのレビュー・感想・評価
全4件を表示
まぁ、人それぞれですから…。
けっこう「変態っぽい」というレビューが多いようですけれども。
まぁ、エドワード弁護士(ジェイムズ・スペイダー)のリー(マギー・ギレンホール)への要求が「ふつう」とは、さすがに思いませんが、しかし、色恋・性愛のお好みは人それぞれということで、結局、リーもそれで納得しているのなら、それはそれで「お二人の関係」としては是ではないかと、評論子は思います。
彼女の方がそういう趣味なら、評論子だって、それに慣れて、応じちゃうかも知れませんね。(笑)
傑作
映像全体の雰囲気、服や小物使いのセンス、ポップでボタニカルな雰囲気の音楽たち、それらがしっかり合っていて心地が良いです。俳優の演技も素晴らしく、マギーギレンホールの、なんともぎこちなく不器用な、しかし大人の女性へとちゃんと成長していく姿。そしてジェイムズスペイダーの終始冷めた目、自己嫌悪に対するコミカルな行動、時々垣間見る優しい素顔、どれをとっても見応えがあります。短いセリフには常に緊張感があり、言葉が少なくても俳優の表情が物語ってくれます。
人間の深層心理をとても丁寧に描いていて、見終わった後は何故か、心穏やかな気持ちと同時に、人間って素晴らしいと思える、そんな作品でした。
公開から約20年が経ちますが、普遍的なテーマで、なんとも言えない可愛らしさやお洒落さが、とても新鮮に見えました。
素晴らしい、変態。
観はじめてしばらくは、これはどういう映画なのか理解できずただのメンヘラ女子の暗ーい映画かと不安になって観るのやめようかと何度か思いました。
でも全部観終わって、結果的に言うと…
ピュアなラブストーリーでした!
ただ、主役の男女二人ともが変態でちょっと変わった性癖を持っているってだけ。ちょっとじゃないかも…かなり変態です。
ただ、変態でも恋はできる!変態でも幸せになれる!
そんな映画です。
誰しも、少しは変態の素質を思ってますよね…?
変態って素晴らしいんだなって思います。
全4件を表示