セクレタリーのレビュー・感想・評価
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まぁ、人それぞれですから…。
けっこう「変態っぽい」というレビューが多いようですけれども。
まぁ、エドワード弁護士(ジェイムズ・スペイダー)のリー(マギー・ギレンホール)への要求が「ふつう」とは、さすがに思いませんが、しかし、色恋・性愛のお好みは人それぞれということで、結局、リーもそれで納得しているのなら、それはそれで「お二人の関係」としては是ではないかと、評論子は思います。
彼女の方がそういう趣味なら、評論子だって、それに慣れて、応じちゃうかも知れませんね。(笑)
自傷行為
今の時代、パソコンを使わずにタイプライターだけというのは、ミスを修正できないから結構辛いかもしれない。次第に弁護士に惹かれていき、しつけにも従順になっていくリー。やはり想像通りSMチック内容になっていった。
登場人物も少ないし、マギー・ギレンホールがどんどんSMに目覚めていく様が面白かった。それにしても、この弁護士は変態だ。
傑作
映像全体の雰囲気、服や小物使いのセンス、ポップでボタニカルな雰囲気の音楽たち、それらがしっかり合っていて心地が良いです。俳優の演技も素晴らしく、マギーギレンホールの、なんともぎこちなく不器用な、しかし大人の女性へとちゃんと成長していく姿。そしてジェイムズスペイダーの終始冷めた目、自己嫌悪に対するコミカルな行動、時々垣間見る優しい素顔、どれをとっても見応えがあります。短いセリフには常に緊張感があり、言葉が少なくても俳優の表情が物語ってくれます。
人間の深層心理をとても丁寧に描いていて、見終わった後は何故か、心穏やかな気持ちと同時に、人間って素晴らしいと思える、そんな作品でした。
公開から約20年が経ちますが、普遍的なテーマで、なんとも言えない可愛らしさやお洒落さが、とても新鮮に見えました。
わかる人には最高の映画
家庭環境から鬱屈した気持ちを外に出せずに自傷行為に向ける女性リーは自分の性癖に嫌悪感を持ちながらもどうする事も出来ない弁護士のグレイの事務所に秘書として雇われる事になる。
「秘書教育」という名の元に施される理不尽な程のミスの指摘やそれに対して行われる「お仕置き」
そんな二人の間に芽生え始める不思議な感情。
それは雇用関係を超えて芽生え始めた<submissive>と<domination>
グレイに惹かれていくリー。
エスカレートしていく行為と感情に怖さを覚えたグレイはリーを解雇してしまう。
解雇されたリーはネットの出会い系でSM行為をしてくれる相手を探すが求めていたのは行為そのものでなくグレイとの間でしか得られない関係性であった事に気づく。
その後リーのとった行動はノーマルな人から見ればただのストーカーみたいなもので気持ちの悪いものかもしれないが
その性癖のある人から見ればあんな風に愛し愛されたいと物凄く共感の出来るもの。
<submissive>と<domination>という題材では奇しくも同じグレイと名の付く『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』がありますがあちらよりずっと共感度は高いです。
田舎くさいダサダサだった自傷少女がエレガントな奴隷秘書になっていくところも必見。
映像もお洒落で一部の性癖の人達にとってとても憧れな変態シンデレラストーリーです。
二回観て下さい (^-^)
ジェームス・スペンダー観たさに鑑賞したのですが、自傷行為やSMチックと聞いて、重くダークなのかと思っていましたが、意外にも後味の良い面白味ある作品でした。
1回目は好奇心でどきどきしながら、2回目を観終わった時には登場人物たちの魅力にはまってしまいました。特に秘書リーの恋した女性の強さ潔さは爽快!!
そしてミスター・グレイのナイ―ヴなところ、リーでなくても心くすぐられます!笑える場面あり、エッチなシーンあり、人物像に魅入られて、するするとラストまで楽しめますよ! 不思議な純愛の世界観を垣間見てください。
追記
又、秘書リーに会いたくなりました(笑)
ホントはみんな、持ってるんじゃないかな
理性やら自尊心という鎧の下に隠してるだけかもよ〜
素晴らしい、変態。
観はじめてしばらくは、これはどういう映画なのか理解できずただのメンヘラ女子の暗ーい映画かと不安になって観るのやめようかと何度か思いました。
でも全部観終わって、結果的に言うと…
ピュアなラブストーリーでした!
ただ、主役の男女二人ともが変態でちょっと変わった性癖を持っているってだけ。ちょっとじゃないかも…かなり変態です。
ただ、変態でも恋はできる!変態でも幸せになれる!
そんな映画です。
誰しも、少しは変態の素質を思ってますよね…?
変態って素晴らしいんだなって思います。
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