ワイキキの結婚

解説

「愉快なリズム」で顔を合わせたビング・クロスビー、ボブ・バーンズ及びマーサ・レイが、更に、「麗人遁走曲」のシャーリー・ロスを加えて共演する映画である。原作は「シャムパン・ワルツ」を共同脚色したフラング・バトラー、ドン・ハートマン二人組が共作し、更に「愉快なリズム」を共同脚色したウォルター・デレオン、フランシス・マーティン二人組と四人協力して脚色し、「青春ホテル」「今宵は二人で」のフランク・タトルが監督に当たり、「愉快なリズム」のカール・ストラッスが撮影した。助演者は「浪費者」のジョージ・バービア、「青春ホテル」のリーフ・エリクソン、グレイディ・サットン、ニック・ルカッツその他の面々である。

1937年製作/アメリカ
原題または英題:Waikiki Wedding

ストーリー

トニイ・マーヴィンはハワイのパイナップル缶詰会社の宣伝部員であったが、相棒のシャッド・バッグルと好一対の怠け者で毎日釣にばかり出掛けていた。ジョージア・スミスはパイナップル会社の懸賞に当選してハワイへやってきたが、ハワイを大嫌いで逃げ出そうとした。ところが彼女が波止場へ行く途中、警官に追われた悪人がジョージアに頸飾を与えて行った。港へと命じた車は海辺へ行き、車から出たジョージアと秘書のマートルは原住民等に取囲まれたので、二人は驚いてトニイとシャッドのいる船へ逃れたが、原住民等は四人をある離れ島へ誘拐した。ジョージアの与えられた頸飾りには黒真珠が入っており、それを持っていると神の怒りを受けるので返さねばならぬということを聞き、彼女は驚いてそれを返したが神の怒りが止まないので、とうとう原住民等は四人を監禁してしまった。ようやく監視の眼を逃れて四人はハワイへ帰ることが出来たが、その間にトニイはジョージアをシャッドはマートルを愛するようになっていた。ところが今までのことはすべてジョージアを引き止めるためのトリックだということが分かったので怒った彼女は伯父と許婚の迎えを待って一番早い船で帰国すると言明した。そこでトニイは大いに狼狽し、様々な手段を用いて彼女を引き留めようとする。出帆間際になってあやうく下船しなけれはならなくなったジョージアは、再びそれがトニイのトリックだと分かったが、今度は彼女はトニイを許してやる気になり、こうしてトニイとジョージア、シャッドとマートルの二組が結ばれることになった。

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スタッフ・キャスト

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受賞歴

第10回 アカデミー賞(1938年)

受賞

主題歌賞

ノミネート

ダンス監督賞 リロイ・プリンツ
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