劇場公開日 2002年10月19日

「正直理不尽すぎて」9デイズ イロナクトさんの映画レビュー(感想・評価)

1.5正直理不尽すぎて

2013年8月18日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

アクションものとして理屈抜きにみるのであれば、よいと思います。

でもそれはアクション映画全てにいえることかもしれません。

近年、良質なアクションものも多い中、どうしても理不尽さを気にしてしまう点がこの作品には多かったと感じます。

まず主人公の軽さ。エリートの兄と違って落ちこぼれという設定なのでしょうが、世界を救うことになっても、いつまでも緊張感なくアメリカンジョークを言い続けている。
深刻な場面にへらへらしている主人公に感情移入は全くできませんでした。

そして、展開も、どうしてそこへ無事に行けたのか、とか、あまりにも強引な持っていきかたに、ハリウッド映画的要素を強く感じました。

演出が派手なら何でもよいわけではないですよね?

同じブラッカイマー印の映画でも「ザ・ロック」など良作は存在しますが、この作品は間違っても良作とは言い難いです。

イロナクト