「十字架の映画」9デイズ ゼリグさんの映画レビュー(感想・評価)
十字架の映画
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冒頭のシーン、チェコの街中の映像に十字架の銅像が映る。
次のシーン、数ある美術品の中で、十字架の美術品が、最初に映る。
ケヴィンが追いかけられるシーン。階段を降りてくる人々は十字架を掲げている。
ジェイクや敵のヴァスは十字架のネックレスを付け、窓枠、CIA本部、あらゆる施設の壁の模様、ライフルの照準などいたる所に十字架が隠されている。
ジェイクがケヴィンの住まいから逃げた際に、オークスへ電話をかけた場所は「くそったれ」と「死ね」の交差点=十字架だ。
墓地には当然ながら十字架があり、金の取引は国旗が十字架であるスイスの銀行を介して行われ、ジェイクは胸で十字を切り、そのジェイクが大好きなチェスの、駒の中で一番重要な駒には十字架が組み合わさっている。
そして最後のシーンが「教会」で終わっている。
要するにそういう映画です。
ジェイクのジョークが普通に面白くて、彼以外は全員シリアスなのが良いですね。
空気のアンバランスさが楽しかったです。
アンソニー・ホプキンスは味方になるとこんなに頼りになるのかと、そして彼が「殺す」ってセリフを言うと、こんなにも怖いのかと、某博士役のおかげで本当にシャレにならないなと思いました。
十字架探しで退屈せずに見れて、なかなか面白かったです。
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