アモーレス・ペロス

ALLTIME BEST

劇場公開日:

解説

メキシコの鬼才アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥの長編監督デビュー作。メキシコシティーを舞台に、ひとつの交通事故を軸に交錯する3人の男女の愛の悲劇を3部構成で描く。ダウンタウンで暮らす青年オクタビオは、兄ラミロの妻スサナに恋している。ラミロは遊ぶ金欲しさに強盗を重ね、スサナにつらく当たっていた。オクタビオはスサナを救うため、闘犬で金を貯めて彼女と駆け落ちしようと考える。一方、人気モデルのバレリアは妻子のある雑誌編集長ダニエルと不倫している。ダニエルは妻との別居を決意し、2人はバレリアの愛犬とともに幸せな同棲生活を始めるが……。元大学教授の殺し屋エル・チーボは、廃墟のような家でたくさんの犬に囲まれて暮らしている。彼は殺しの標的を尾行する一方で、かつて捨てた自分の娘マルの後を追い家に忍び込む。オクタビオ役のガエル・ガルシア・ベルナルは本作が初の長編映画。カンヌ国際映画祭批評家週間グランプリや、東京国際映画祭のグランプリを受賞するなど、国際的に高い評価を得ている。

2000年製作/153分/メキシコ
原題または英題:Amores Perros
配給:東京テアトル
劇場公開日:2002年2月2日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第73回 アカデミー賞(2001年)

ノミネート

外国語映画賞  

第58回 ゴールデングローブ賞(2001年)

ノミネート

最優秀外国語映画賞  
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映画レビュー

0.5アモーレス・ペロス

2024年11月15日
PCから投稿

繋いでみたところで何も伝わってきやしない。 なめとんのか。 どの話もみんな どっかで見たようなペダ な話。 しかも きちっと 書ききれておらず中途半端に終わっている。 一つ一つのドラマをきちっと 書き切ってくれないと感動は生まれない。例えば 床下にいなくなった犬・・なんで出て来れなかったの ?脚本家の責任放棄 だわ。 見るものの興味を引き継いでおいて答えを出すアイデアはない、と。 また3つの話がもっと 絶妙に絡まっていないとすごいものを作ったという驚きもない。 これはまさに 単なる 駄作だ。それとも もしかしてこれは「メキシコ人はこんな風に 気性が荒いんだ」ということを 印象付けたい プロパガンダ映画なのかな? 高い点数がついてるのはそういう人たちの 組織票 なのかな ?

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タンバラライ

4.5犬が交わるetc...

2023年9月23日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

興奮

当時、TSUTAYAでレンタルの棚を物色しながら本作の裏ジャケを見て面白そうと借りてみた結果、この作品一発でイニャリトゥの虜になってしまった、特にガエル・ガルシア・ベルナルの存在感は『トレインスポッティング』でのユアン・マクレガー並みの衝撃を、まぁ今や二人とも差し障りの無い感じかと、イニャリトゥの次作がショーン・ペンで撮ると情報が入った時には鳥肌が立ってしまった!?

この頃は94年の『パルプフィクション』と98年の『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』でタランティーノとガイ・リッチーに飽きる事なくどハマり中、2000年代に入りイニャリトゥが投下された感覚を、入り乱れる登場人物と時間軸の中心にある犯罪モノが大好きで、これ以降に出て来た連中が所謂、タランティーノフォロワーと云うべきか??

テンポ良く進む"オクタビオとスサナ"の物語から展開が徐々にトーンダウンする雰囲気の中、妻子を捨てた男には共感や同情する部分があったり、気になるオクタビオのその後も断片的に、興味の持続力は最後まで保たれて、殺し屋の爺さんは過去を含めて身勝手過ぎるが一人勝ち、いや、本作に勝者がいるのならそれは闘犬と化したオクタビオの愛犬コフィが相応しい。

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万年 東一

4.0永久保存版🙆‍♂️

2023年3月29日
iPhoneアプリから投稿

3つのストーリーがシンクロする。この手の映画は大好物です。重厚感も有って良い。

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@Jankichi@

3.5濃密な世界

2022年10月28日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

イニャリトゥ監督の最初の長編作。最初からこんなに濃密なイニャリトゥの世界だったんですねえ。
3つの話が絡み合いながら並行する、という構造は後の「バベル」とそっくりです。よくできてました。
アモーレス・ぺロスの直訳は「犬の愛」だそうです。複数の犬が重要な役どころで出てきます。

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arlecchino